引用・夏目漱石「私の個人主義」

わたしは、高校生のときから、日本の近代文学が大好きです。

夏目漱石・芥川龍之介・三島由紀夫、吉村昭、藤沢周平。「文庫」を古本屋で大人買いして、ジーンズのポケットいれて、公園や喫茶店で、乱読していました。短編小説も好きで、星新一、阿刀田高など。

日本の明治という時代は、それまでの封建社会、いわゆる江戸時代から西洋社会という衝撃で、急激に変革した時代です。自説ですが、この明治時代あったからこそ、昭和があり先の大戦があったのです。大河ドラマではあまり人気がない時代ですが、さまざまな研究視点があったからこそ約20年ほど研究していました。とりわけ近代文学には時代があらわれています。年号や人名、事件内容など記憶するよりも、因果関係などどのように考えるか「思考実験」したい時代なのです。

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「私の個人主義(夏目漱石・日)漱石の学習院で行った講演で、彼の代表的な文明論とされる。私の個人主義とはどういう主義か。それは義務を持つことである。自分が何の為に生きるかを模索し、一種の使命に生きる事である。国家も大事である。だがそれ以上に個を生かす事が、何より肝要である。」

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