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『This is us』にハマってる

『 This is us ~36歳、これから~』というアメリカのTVドラマにハマっている。タイトル通り、36歳の三つ子それぞれの人生、葛藤、いろんなものが描かれているドラマ。現在シーズン4までPrimevideoで配信されていて、シーズン1は2016年だからかなり遅いハマりようだ。流行に疎いのよ。

私は今35歳なんだけど、1月生まれだから学年でいうと36歳の年。ドラマの中の彼らと同級生。30代で色々思い悩むのは世界共通なのかもしれない。ところどころで「わかるわー」って気持ちになる。

週末は実家に帰っていた。最近パン作りにハマっていて、今日は母にフランスパンの作り方を教えてもらった。母は料理もパンもお菓子作りもセミプロ級。身近に師匠がいてラッキー。教室とか通ったら意外とお金かかるもんね。

『母』と書いたが、私のnoteやツイッターに登場する母とは、実は恋人の母なのだ。実の母とは絶縁している。だから、彼女(恋人の母)が私にとっての母で、彼女の家が実家。どんな事情もまるっと吞み込んでくれる器の大きな母なのだ。

恋人の姉は料理はしない。恋人は料理はするがパンやお菓子は作らない。料理もパンもお菓子も作るのは私だけ。だから、パンやお菓子の技術は私が継承しておきたいと思う。実の娘でもなければ本物の女でもないんだけどね。なんかいいじゃない?そういうのって。

母と作ったフランスパンと、恋人と作ったアクアパッツァが今日のディナーだった。食べ終わってから、恋人と一緒に『This is us』を観る。今日は2話観れた。

主人公は三つ子なんだけど、末っ子のランダルは捨て子。大人になってから実の父親を探し出すが父は末期がんだった。そして、今日の回で亡くなった。ランダルが遺品整理をしながら涙を流すシーンで終了。

私の父も、実の母も、もうすぐ70歳になる。父は数年前、高血圧で倒れた。すぐ救急車を呼んだから何事もなかったけど、あと10年もしないうちに亡くなることだってあるだろう。

私はランダルみたいに、実の親と和解できるんだろうか。自分を産んだ母親の遺品を、涙を流しながら整理することが出来るんだろうか。

出来れば、そんな人間でありたい。

『This is us』の『us』には、視聴者も含まれてるのかなって思った。

そうそう、今日久々に『歌舞伎町から来た男』から「遊びませんか?」とLINEが来た。23歳、名前はリョウちゃん。「彼と出会ったのいつだっけ?」と思って記事を見返したら去年の9月だった。バーで知り合って、一度映画を観に行った。8ヵ月もたって急に遊びの誘い。ちょっとビビった。

リョウちゃんは東京芸大に通っていたのだが、お付き合いしていた彼女を病気で亡くし、失意のうちに退学して歌舞伎町のラブホとか色んなとこでバイトして、去年地元である下関に帰ってきた男。びっくりするほど話がつまらない残念なイケメンである。

亡くした彼女の事はもう、気持ちの整理がついたんだろうか?私の方から聞くようなことじゃないから知る由もないのだけど。8ヵ月前よりも、すこし元気になっていてくれたらいいな。

2時間前くらいに下関のマンションに帰ってきた。さっきお風呂から上がって、今こうして日記を書いている。

お風呂の中で少し考えていた。リョウちゃんが36歳になったとき、私はどんな存在として記憶に残っているんだろうって。

私の理想としては、忘れ去られる存在でありたい。

彼とそんなに頻繁にあうつもりはない。20代前半という貴重な時間を、こんな年増のオカマと過ごすもんじゃない。亡くなった彼女の事は大切に想いながらも、次の恋に向かったほうがいい。

彼が新しい道に進めるまでの、寂しくなったり迷ったりしたときのつなぎ役になれたら嬉しい。そして、行くべき道や次の恋を見つけたら、すっぱり忘れてほしい。

そんな感じが理想。なんかかっこよくない?


※『 歌舞伎町から来た男』リョウちゃんとの出会いはこちら↓



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