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新型コロナという壮大な「撤退戦」を、奇跡のキスカ島退却作戦から学ぶ 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.665

新型コロナという壮大な「撤退戦」を、奇跡のキスカ島退却作戦から学ぶ 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.665

特集 新型コロナという壮大な「撤退戦」を、奇跡のキスカ島退却作戦から学ぶ
〜〜撤退戦に勝利の美酒はなく、誰も褒めてくれない問題

 パンデミックが恐ろしいのは、つねに事態が「進行中」であるということです。

 多くの災害は、事態は進行しつづけません。たとえば地震や水害は一過的です。東日本大震災は巨大な災害でしたが、本震から津波襲来までの時間はわずか30分〜1時間でした。もちろんそのあとも余震が続き

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イグルー発展型、△シェルターとの組み合わせ術

イグルー発展型、△シェルターとの組み合わせ術

4月に行った「尾瀬スキーハイキング」にてイヌイット式のイグルーを作りました。この時は時間がなく、半分まで積み上げたイグルーの中にツエルトを張っています。そして滞在中の猛吹雪で最低気温がマイナス26度まで下がります。上部は塞いでいない状態でしたが、未完成のイグルーでも雪壁が冷気と風を遮り、外気温とツエルト内部の温度差は10度以上ありました。そこでハーフドーム型のイグルーとシェルターの組み合わせは有効

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厳冬期の結露対策・実践編 ツェルトダブルウォール化と寝袋システム

厳冬期の結露対策・実践編 ツェルトダブルウォール化と寝袋システム

Day 2021.01.25-26 平標山

ようやく仕事も落ち着き時間が出来たのでテストに行ってきました。事前にある程度のシミュレーションはできていましたが、試作したギアが厳冬期の低温下(マイナス10度〜20度以下)でどのように機能するかは正直未知数です。

前回までの記事

温暖期のテストを経て追加で施した改造は1点。通気性に課題があった為、ツェルト1の庇(ひさし)のカットで換気性能を向上。迷

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自己肯定感の整理

自己肯定感の整理

ご質問が多いのでこちらで整理してみます。

学術的には自己肯定感の定義は統一されているのでしょうから、研究などで使われる場合にはその定義に従うとして、私が自己肯定感の根源や土台と言っているものの定義をお話しします。

生物は生まれ育つ環境に適応します。正確に言えば持ち合わせた特徴が環境に適応的だった場合生存確率が上がるということです。人間は動物の中で唯一と言っていいほど圧倒的に長い年月、未成熟なか

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