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(23歳・女)の今日、2020年5月30日
かまぼこです。
▼きょうのしあわせ
・街の人との会話(パン屋さんがギモーヴをくれた)
・恋人の寝息を聞きながらうとうとすること
・人生、ほとんどのことを忘れてしまうから、忘れたくないことは残していこうと思ったこと
▼きょうのわたし
「ことばは文化」
(ことば連載の背景は、こちらを見てみてください。わたしはことばがすきです、という内容です。)
ことばは文化です。その地域、その人々が、脈々と受け継いで、作ってきた集大成です。わたしにはわたしのことばがあります。そしてわたしは、わたしにない文化に触れることがだいすきです。
たとえば、フランス語の教科書を垣間見ると、フランスの文化をすこしかじることができます。
Un croissant et une baguette, s'il vous plaît.
クロワッサンを1つと、バゲットを1つください。
男性名詞と女性名詞を学ぶのに出てくる例文です。もう、フランスっぽくないですか。
5 kilos de pomme, s'il vous plaît.
りんごを5キロください。
こちらも、量を表す表現を学ぶときの例文です。日本でキロ単位でりんごを買うケースってあんまりないんじゃあないかしら。
coup de foudre 一目惚れ
直訳すると、「雷の一撃」。恋の衝撃は、まるで雷のようなのです。
C'est la vie.
人生なんてそんなもんさ。(みたいな感じ)
直訳すると、「これが人生」。仕方ない、みたいなときに、多用します。底の知れない明るさは、日本語では難しいです。
一方、日本語のおもしろいところ。
もったいない
フランス語ではgaspillantというのが近いですが、ちょっとしっくりこない。(gaspillageが「廃棄物」という意味)日本語を勉強しているスイスの友人とは、「Mais c'est もったいない!」みたいに話します。
がんばる、がんばらない
フランス語では、faire de mon mieux(do my best)といいますが、これもしっくりこない。だって、がんばる、って、いろ~んな意味を含んでいるから。しかも、がんばらない、って何!?
ことばは、1つ1つがカラフルです。自分のことばを考えることも、自分のことばじゃないことばを新しく知るのも、どちらもすてきに思います。
次は「ことばと政治」を書きます。
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