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神聖な祈りの詩「シュローカ」

先日ピラティスを教えているひとと雑談していて、筋肉の話になりました。

ピラ「ここに、くっきんぐん、があって…」
わたし「Cooking…??」

ピラ「ここに、しんきんぐん、があって…」
わたし「Thinking…??!!」

ものすごくトンチンカンなことになってしまった。ちょっと漢字で書いて〜とお願いをしました。

答え:屈筋群と伸筋群  

股関節のことでした。こんなややこしいことってあるのね〜とふたりで笑いました。このふたつの名前はとうぶん忘れないだろうなぁ。

言葉のお話です。本題に入りますね。

アーユルヴェーダはどこから始まったの?という質問をよく受けます。

アーユルヴェーダの起源は神様にあるといわれています。そこから他の神々や仙人、その弟子となる聖者が記したものが古典書となって、現代に伝わるアーユルヴェーダの源となっています。

アーユルヴェーダはサンスクリット語の詩「シュローカ」(インドの伝統的な詩の形式)として古典書に記されています。

この「シュローカ」にアーユルヴェーダのエッセンスがすべて詰まっています。これを紐解いていくことで初めて、アーユルヴェーダを理解し学ぶことができるといわれています。

ドクターのアシスタントになりたての頃、大切なシュローカを覚えるまでは何も教えてもらえませんでした。

クリニックでず〜っとひとりブツブツ唱えて、サンスクリット語の正しい発音がわからなくて、仲良しの女医さんに歌ってもらって録音したものを毎夜ベッドの中で聞いて覚えました。

それくらい、インドでアーユルヴェーダを実践する人にとって大切なこと。神様からの教えがすべてつまっている神聖で美しい詩句なのです。

その名残もあって、わたしはいまでも普通にサンスクリット語の詩を急に歌いはじめます。もうそれがずうっと当たり前だったのだもの。

余談ですが、わたしは子供の頃から「雨ニモマケズ」や「寿限無」を暗唱しているような子だったので、きっと適正な道に進んだのだなぁ。



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