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良いポートレート写真ってなんだろう?

お世話になっております。
写真事務所プリズムライン・専従者のmoeです。

今回はポートレート撮影についてのお話です。

よくポートレート関連の本や雑誌などを見ると「相手との関係性が写ったもの」が良いみたいな言葉をみることが多い気がします。

写真で関係性まで写すってどういうことでしょう…

それが写真的に良いとされているなら、良いポートレートってどうしたら撮れるのか。

それは私もはっきりと答えは分かりませんが、
日々写真を撮っていて、自分なりに”良いポートレート”ってなんだろうと思ったことを綴らせてください…

私は初めて自分だけのカメラを持って写真を撮り始めたとき、まず撮ったのが、周りにいた家族や友達の写真でした。

撮らせてもらった相手に写真を見せたときに、「恥ずかしいけど嬉しい」とか「こんな顔して笑うんだ〜」とか、ちょっと照れ臭そうに喜んでくれたことを今でも思い出します。

私にはそれがポートレートを撮っていて一番楽しい瞬間です。

撮影している瞬間ももちろん楽しいけれど、相手に出来上がった写真を見せたときに共有する空気感は特別なものです…

そうして出来上がった写真は、ただ撮っただけとは違っていて、

その時「こんな事を話しながら撮影したな」みたいなこともしっかり覚えています。

撮影をするときに、技術的なことである程度気にしていることはあります。

それは、露出であるとか、人物の背景に何が写っているかとか、カメラとの距離感であったりとか。

最低限のことは気にかけつつ、あとは好きなだけシャッターを押すだけです。

連写してもいいし、ゆっくり一枚いちまい時間をかけて撮っても良し。
撮影方法は自由です。

撮影したときに感じていた思いや、大切にしていたことは、写真に写ると思います。

それが関係性が写るってことなんじゃないかな…なんて感じています。

それをあとは第三者がどう見るかどうか…

やっぱり写真はそれを作品とする時に、誰かに見てもらってどう思われるかも大事だと思います。

撮った人と撮られた人は思い出が共有できているのは当たり前だけど、そこにいなかった人がどこまで写真の空気感に入り込めるか。

それはとっても難しいことだなと思います。

でもそれがその場にいなかった人に伝わった時に私は良い写真なのかなと思うようにしています。

撮る人・撮られる人・それを見る人。

考えれば考えれるほど深い…!
そして面白いです。

ポートレートは思い出写真です。
今しか撮ることができない思い出を、空気感さえも写真のなかに取り込めるようなものを撮影できたらな、といつも思います。

“関係性が写るポートレート”は永遠の課題かもしれないです。

私ももっともっと精進しなければ…

それでは今回はこのあたりで。
次回も引き続きよろしくお願いいたします!

写真事務所プリズムライン

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