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「気」って、大切?

  21世紀に入り、今世紀は今まで未知とされてきた目に見えない力、例えば、「気」等が表舞台に出てくる世紀だと言われています。 以前は、何か胡散臭い物のように思われていた「気」について、近年は最先端の科学者がその存在を認め、研究対象としています。

 難しい話は抜きにしても、私は自分の実感として「気」の力の大きさにビックリしています。 一緒に仕事をしている会計士の先輩は、気功術を身につけ、目の前でスプーンを曲げました。スプーン曲げは、以前、ユリゲラーだとか、何とか少年だとかがテレビに登場し、マジックまがいのことを頻繁にやっていたために、たいへん悪いイメージがついてしまっていますが、中には本物もいて、「気」が実際に物理的な力を発揮することがわかります。ただし、スプーンが曲がるのを自分の目の前で見ない限りは、「気」の力を心底信じることは出来ないように思います。

 そして私が思うのは、この先輩なんかは、「気」を操作することによって体の内からエネルギーを生み出すことが出来るわけです。「気」のエネルギーは半ば無尽蔵に生まれてくるわけです。これって、万能ではないでしょうか?

 人間誰しも、元気になるために、楽しくなるために、喜ぶために、すなわちいろいろなかたちでエネルギーを生み出すために、ビジネスでお金を儲けようとしたり、人から好かれたいと思ったり、豪華な家を建てたり、高級車を乗り回したりするわけです。いろいろなかたちで、エネルギーを内から湧き出させようとしているわけですが、「気」によって自在にエネルギーを生み出すことが出来るとすれば、極端な話、何物も必要としないわけです。いつでも元気に、気分よく、楽しく、満足して暮らせるわけです。

 ベストセラー「国家の品格」にも書いてありますが、日本人はたいへん繊細で「気」には敏感です。人と人との間の、目に見えないものを非常に敏感に感じ取り、相手を気遣ったり、気を配ったり出来る人種です。21世紀は、目に見えない力が表舞台に出てくる時代です、日本人の持つ感性を見直し、大切にしていきたいものです。

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Chihiro HAYASHI
分かりやすく経営に対する思いを伝えたい