ラビリンスワールド【連続小説】(その15)
仕方がないのでさっき出口の近くで知り合ったユウカに聞いてみることにした。再び先ほどのカフェ付近で探していると、女性数人とカフェで話している集団の中にユウカがいるのを見つけた。
「聞きたいことがあるんだが・・・」と俺はユウカに尋ねた
「なんだ」
「工房で作った80%の出来の武器をバザーに取引所の80%の値段で出品したんだがなかなか売れないんだよ。なんで売れないかわかるか」
「教えてやってもいいが、少し高等な話になるから、1,000ゴールドだな」
「そんなお金持ってないよ」
「