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前半戦MVP発表!アウェイ2連戦で見えた新潟の定点

6.4(SAT)明治安田生命J2リーグ 第20節
徳島ヴォルティスvsアルビレックス新潟(鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)
1-1 引き分け

6.11(SAT)明治安田生命J2リーグ 第21節
大分トリニータvsアルビレックス新潟(昭和電工ドーム大分)
1-2 アウェイチーム勝利(アウェイ3戦負けなし)

今回は前半戦最後だったということで上記の2試合と前半戦総括をします!
一応個人的MVPを攻撃面、守備面、チームの活力となった人、チームの温度を保った人、総合的に、の5項目でそれぞれ1人ずつあげようと思います!

苦戦したアウェイ2連戦

攻守に渡り貢献し続けた至恩×カウンター

アルベルトが3年前に新潟の地に降り立って以降、アルビは毎年進化し続けている。その中でチームを牽引し続けた選手がいる。それが毎年進化し続けているゴメスと至恩だ。2人は縦関係で素晴らしい連携を見せるだけでなく献身的な走りでチームに貢献している。
特に大分戦では相手の快速アタッカーの井上健太に対してゴメスがいい対応を続けてくれた。だが後半にはカットインと縦突破を上手く使われていた。
ただこれは改善点でもあり同時に至恩を中心としたショートカウンターの強みを示してくれいた。至恩のドリブルがアルビの最大の強みとなっていてカウンターを警戒した相手はゴメスに対して消極的な仕掛けしかできなくなていたのだ。証拠として今シーズンは左サイドからの失点が少ない。
ドリブラーがサイドにいてくれることはその選手的にも戦術的にも理にかなっていて、フットボールでは最も単純で驚異的なオプションとなっている。

今後の脅威となる相手の強度

この2試合を通してアルビサポのほとんどがフラストレーションの溜めてしまったと思われる。被ファールマスターの高木(笑)を始め至恩やダブル太郎(詠太郎&涼太郎)が小回りの利くドリブルをするので相手はファールで止めるのが精一杯。
私としては今以上にもっとファール取ってほしいし、もっとカードが出てもおかしくないと思っている。ただエンターテイメント性もあり試合の流れがとても需要だ。それが毎分試合が止まっているようじゃ選手も観客もつまらない。だから仕方ない事なのだ。
これらを考えると絶好調の至恩や三戸ちゃん、アグレッシブな2列目を始めとした相手の逆を取りながらのポゼッションは今後相手のファールが増え、怪我人が出たり、報復行為のようなプレーで累積での出場停止も考えられる。後半戦は監督の力さん中心に上手くサッカーをする必要がありそうだ。

前半戦を振り返って

可能性を示してくれたチームのポテンシャル

今年はアルベルトが積み上げてきたものをどれだけ表現していけるかが重要であった。今までは決定力不足が課題でシュートを打つことさえ困難だった。その原因として遅攻と速攻の使い分けができていなかった事があげられる。ポゼッションサッカーでの攻撃のタイミングは”相手を崩した時”、そして”相手が崩れている時”である。
今までのアルビは後者の見定めが出来ていなかった。だが実は簡単な事で相手の攻撃時には前線にスペースがあり、こちらが押し込まれた状態でポゼッションを行っている時も相手のゴール前には広大なスペースが生まれる。
そこで選手のポテンシャルが発揮される。
カウンター時にはボールと選手がどれだけ早く動くかがカギになる。今年は新加入のダブル太郎を始めとしたテンポの速いワンタッチプレーが多く見られるが、これが今のチームの真骨頂となっている。第16節のアウェイ町田戦から怪我人やウイルス感染者の続出によって必然的にメンバーをターンオーバーさせる必要があった。そこで星や小見、陣平が自然と試合に入り込めたのもワンタッチプレーが得意だったからだ。
ここまでチームの戦術と選手全員の個性がマッチしているチームは世界を見ても決して多くはない。
選手それぞれが最大限に力を発揮し、それを上手くマネジメントできる監督がいる。アルベルトから受け継いだ今のフットボールが完成形に近づいていたのだ。

発表!「超個人的MVP」

前半戦のここまでの快進撃を振り返ってめちゃくちゃ個人的なMVPを発表しようと思います!!
項目は5つ。・攻撃面・守備面・チームを支えていた人・最も活力をあたえた人・総合的です。

・攻撃面 No.14 三戸舜介 
今季ここまで3ゴール2アシストと絶好調、両足を起用に扱うことができ両SHやトップ下でも活躍。5月のJ2月間MVPやパリ五輪世代の日本代表への選出などプロ選手としての価値を示してくれた。
特に至恩とのコンビネーションは一級品だった。

・守備面 No.8 高宇洋
ピッチを駆け回りピンチが訪れたかと思えばそこは高の守備範囲。なんて事が大量にあった。20代前半が多いチームで24歳の高はリーダーシップを発揮する場面も多くベテラン顔負けの信頼感があった。

・チームを支えた人 No.31 堀米悠斗 
やっぱり頼れるキャプテン。声を出し全力でボールを追いどんな時でも戦うことをチーム全体に伝染させてくれる。チームを牽引するキャプテンシーの高さに正直惚れた。サポーターにも気配りをしていたのも印象的だった。

・最も活力を与えた人
No.21 阿部航斗 No.7   谷口海斗 監督 松橋力蔵
選びきれなかったのでそれぞれ一言で。
航斗は多分誰よりもチームのために戦っていた。ベンチでの振る舞いは誰もが心を撃ち抜かれたことだろう。
海斗に関しては、前線からのプレスでピッチ内で活性化の元となった。
力さんはマネジメント能力が高く、選手の起用法はもちろん、選手のコンディションに合わせて最適解となる采配を続け、選手のモチベーションを保ち続けた。

・総合的MVP No.25 藤原奏哉
攻守ともに結果に繋がる活躍をしてくれた。運動量はチーム1、落ち着いたプレーで攻撃のアクセントになっていた。ホーム長崎戦でのヘディング同点弾には本当に助けられた。

後半戦注目ポイント

・至恩の更なる覚醒
・力さんの大胆な采配
・2万人超えの要塞ビックスワン

ここまで読んでいただきありがとうございました!

あくまで前半戦が終わっただけです。ここから何が起こるかわかりませんのでサポーターも油断は禁物です!

この記事の方針ですが後半戦からは今までやってきたスポーツの魅力についてではなく、それぞれの試合で当日どんなことが行われていたのか、ホームゲームの現地観戦の楽しさを共有できたらと思います。

J2リーグ2022後半戦もアルビとこの記事をよろしくお願い致します!

それでは!

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