なぜという質問に気を付けましょう
こんにちは。ランニングアドバイザーの角地です。
週末はランニングと関係のないNLPのお話です。
人は言葉によってコミュニケーションを取っています。
しかし、言葉によるコミュニケーションは完全ではありません。
個人のフィルターを通すことによって、省略、歪曲、一般化などの変化が起こり、ミスコミュニケーションが起こります。
その省略、歪曲、一般化された情報を質問によって回復し解決に向かわせることをNLPではメタモデルと呼んでいます。
メタモデルでは効果的な質問をすることで、省略された内容を見つけ出し、歪曲を正しい認識に戻し、一般化された事を客観的に見つめ直すことができます。
しかし、メタモデルの効果的な質問の中に「なぜ」という質問はありません。
この「なぜ」という質問は、相談者を責めているように受け取られたり、言い訳を引き出したりする場合があるからです。
例えば、人前で話すことに緊張するという相談に対して、「なぜ緊張するのですか?」という質問をするとそれだけで攻めているようにとられる場合があります。
また、返答も「自分の性格がネガティブだから」など言い訳のような非生産的なものになりやすいです。
それよりも「緊張するとどのようになりますか」や「どんな時に緊張しやすいですか」など良い変化につながりそうな質問をしていく方が効果的です。
誰かから相談を受けた時に「なぜ」を使わないように意識してみてください。
次週はメタモデルについてお伝えします。
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