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対シーバス戦 4回目 倉部川河口

季節: 7月
時間帯: 夕マズメ
天気: 晴れ
気温: 寒い ★★☆ 暑い
風: 弱い ★☆☆ 強い
濁り: 澄んでる ★★★ 濁ってる

キャスティング回数: 20回くらい
アタリ回数: 1回
釣果: 1匹
釣果0の連続回数: 0回(リセット!)
シーバスが釣れる確率: 1/4 → 25%

釣り方:

  • 防波堤の先端からバイブレーション

  • サイレントアサシンで橋の下の、こちら側の岸際をドリフト

特記したい出来事:

  • 初めてシーバスが釣れた


たぶん、倉部川って聞いて
あそこかーって分かる石川県人は、ほぼいないと思います

しおさいロードの南側出口にすぐある川

釣り場を紹介してるサイトとか
釣具屋さんに掲示してあるボードとかでも
まったく無視されてる釣り場

けど、通ると道路から
橋とその向こうの防波堤に、釣り人のシルエットが見える

ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!理論でいえば

橋脚ドリフトこそ、飛距離のない私の生きる道なので
知らない河口を見つけるたびに、橋の美味しさを要チェックや!した結果

美味しさの上位に来たここを
4回目の舞台として選びました


この釣り場は、メイン道路から入って海までの到着までが難しく
車で来る人は、初見だと詰む危険があります

  • 道を間違えてUターンできずに詰む

  • 1台しか通れない幅で、すれ違いで川に落ちて詰む

  • 駐車スペースの端っこの崖が夜で見えずに、川に落ちて詰む

つまり、ここに初挑戦するのが夜だと
死ぬリスクがあります

そーゆーリスクを無くすのも兼ねて
「金沢周辺シーバスランガンマップ」というタイトルで
釣り場の写真集ページを作ってる最中ですが

この倉部川は、金沢港や犀川より優先順位が後なので
まだまだできません

右端の茂みと茂みの間が、未舗装の道路(幅1台ぶん)

この左手前側がしおさいロードで
奥側が釣り場

最奥の山のような部分に
数台だけ停められる砂地があり

行ってみないと空いてるか分からないけど
空いてなくてUターンができなくても詰みます

左の敷地は、この前まで下水処理場?だったみたい

亀パターン

このあたりは淡水なのか、亀がたくさんいます

茂みには切れ間もあり、釣れそうなポイントに見えますが
もっと良いポイントが奥にあるためか、誰も釣ってません

駐車スペースより先には
自転車道路(ランニング道路?)があり、橋が掛かってます

その橋から、来た方向を見るとこう

左側から来た。左端の崖の上が駐車スペース

2つの川が、河口直前で合流してて
かなり美味しいポイントに見えます

……が、このすぐ背中側に
もっと良いポイントがあるためか、誰も釣ってません

河口から橋を見た

この河口に、釣り人は集中してます

海側を見るとこう

この辺りに多い、西岸と東岸で防波堤が左右非対称なタイプ

みんな西側が好きみたい

こういう非対称な防波堤では、いつも大きな防波堤側に人が多い気がする

たぶん、沖に飛ばすことが前提の釣りでは
より海に張り出してる防波堤のほうが、最初から距離を稼げるから?

でも、それができるのは
防波堤の先端を確保できた、先着2名くらいだから
後から来る人には、また別の理由がある気がする

この釣り場の場合、たぶん理由は
防波堤のすぐ横の砂浜の地形

左側の防波堤には、砂浜との間に消波ブロックがない

それはポイントを失うデメリットでもあるけど
大物が釣れた時に、砂浜まで引っ張れば
タモなしで取り込めるメリットでもある

ここに来る人は、大物しか狙ってなさそう

前の釣り人が忘れていったワーム

石川県加賀地方の河口は
防波堤から沖に投げたとしても、沖は砂浜になってる

つまり、結局サーフの釣りであって
投げ始めの距離を稼ぐための防波堤という存在

なので、ヒラメ狙いとかの
赤いルアーなのだろう

なぜか落ちてた二枚貝

これも、誰かが潮干狩りして忘れていった……?

釣るためのエサとして使っていたが
釣れて帰ったので、後の釣り人用に置いていった……?

釣り人の文化は良くわからない……


釣り場の下見が終わったので
ロッドを取りに行くと

駐車スペースでカブトムシがひっくり返ってた

海の近くでカブトムシを見たの初めて……

生きてたので助けた

そうだ……走れ、フラウ・ボウ……

すぐ轢かれそうだったので
茂みにポイした

ちなみに、この日は海の日

海の日バフと、カブトムシの恩返しバフがダブルで掛かった
異常に釣れるステータスになったことは明らか

釣り始めると、たしかに釣れる!(藻が……)

犀川も手取川も、流れてくるゴミが多い河口だけど
この倉部川は、その何倍も草のゴミが多い……!

穀倉地帯からの用水が合流してるから……?

川の水面は草で埋まってるし
海に出てった後も、扇状に砂浜に草がフワフワしてて

ルアーのレンジに関係なく
1投1投で、必ず草を引っ掛けてくるレベル

デンドロビウム風の子泣きじじい

謎なのは、海で釣れたその草に
虫がくっついてた……

また虫を助けてしまった

虫の恩返しバフのスタック数が2になりました

その効果があったのか
ついに、ルアーで初めて魚が釣れました

これまで3回の釣行では
1回のアタリすらなかったのに、アタリがあってしかも釣れた!

フグが

フグでも嬉しい

これまで試行錯誤してきたルアーアクションは
めちゃめちゃ見当違いでもなかったってことです

オレは間違ってはいなかった……
って、海南戦のゴリの気持ちがわかりました

フックしてる場所が口じゃないのは
深く考えないことにします

フグのおなかを触るの好きー

リリースするとまた釣れるためか
干からびたフグを良く見ますが

私の場合は、おなかのブツブツをなでて
キューキュー反省させて逃します

こんぶ?

その効果があったのか
もうフグは釣れず、海藻の入れ食いに戻りました

防波堤の河口側でなく、砂浜側に投げれば
海藻はなかったのですが

それだと河口に来た意味がないので
意地で河口側にこだわりました

せっかく珍しく防波堤の先端を確保できたのに……

以前、ひぐらしの聖地巡礼で白川郷に行った時
日没が異常に早くて
山の高さのぶんだけ夜が早く来るって学習したのですが

石川県は逆に
夕日の長さで、釣りではめちゃめちゃ得してる

夕焼け色になってからでも、30分間くらいは
ラインの見える明るさが残る……!

スイカパターン

今日のベイトがスイカだったなら諦めもつく

防波堤を諦めて、橋のところまで戻った

すぐほかの釣り人が防波堤を確保した

こーゆー時、すぐ釣れると
ヘタって証明されるみたいで、見ないようにしてる

そういえば、私が防波堤にいる間
橋の上から年配者が3人くらい、糸を垂らしてた

いや、それでもし釣れたらどうやって取り込むん……?
って謎だった

その人達ももう帰ったので、橋には私1人

夕マズメとは、太陽が沈む前後のことで
マジックアワーとかぶってる

影がなくなるのが面白かったので
ショート動画を撮った

スマホを3分くらい持ちっぱなし

当然、釣りとは並行できない

30分くらいしかない
夕マズメのボーナスタイムを、3分以上放棄……!

もはや、今日の釣りを諦めたかのような愚行……!

初めてのシーバス

釣れたのは、この動画を撮って
スマホをしまって、1回投げた時だった

動画の30秒後くらいの、1投目……

動画の1分後には、もう引っこ抜き終わってた

そんな展開、撮ってる時には予想できなかった

釣れる時は、あっさり釣れる

マジックアワーは、釣りのマジックアワーでもあるのか……

これが私の、初めてのシーバス……
って感動してた


手に記憶が残ってるうちに、スマホにメモした

まず、釣れたのは橋の真下

さっき3人以上が真上から試して、誰も釣れなかったのに
シーバスはたぶん、すでにそこにいた

見えなくても、アタリがなくても十中八九いると思え
というのは本当だった

ルアーは、レッドヘッドのサイレントアサシン(サスペンド)

この橋は、上流側が崖なので
下流側からサイドスローして、橋の下を超えて上流側に落とした

川のこっち岸、数センチのところをスローリトリーブ

アクションは、たぶんつけなかったと思う

バゴンとかゴンって感じでなく、ぐぐっバシャバシャだった

シーバスのセオリーである「すぐに合わせない」を守った

10回くらい釣った海藻や、2回くらい釣った地球とは、違うアタリだった

ただ重くなるだけって感じ

それを感じたら、巻かずに待つと、自動的にフッキングされ
さらに横向きに合わせて、刺さりを確定させた感じ


帰る前の最後の1投のつもりだった

最後!って集中してたので
コースは狙った通りをトレースできてた

この直前の防波堤で、写真に登場してる
アカキンのバイブレーションをロストして凹んでた

予備のスナップがなかったので、サイレントアサシンは直結してた

いつもパロマーノットなのだけど、この時はハサミが遠かったので
(糸を余らせにくい)ダブルクリンチノットだった

つまり、ベストな状態じゃなかったし
イレギュラーだらけだった


そもそも、この日はいつも使ってるロッドとリールじゃなかった

これなら飛距離が出るのでは?
ってもらった、長いロッド、スピニングリール、
最初から巻かれてたフロロカーボン

いつもベイトリールでPEとフロロリーダーで
釣り場で平均3回はライントラブルがあり、時間をロスしてた

この時も、仮にいつものタックルだったら
ライントラブルの真っ最中で、釣れてなかったかもしれない

岸ギリギリを狙えたのも
PEじゃないからこすっても切れないだろう、って意識してた

初めて釣れたのは嬉しいけど
いつもの釣り方じゃあない

いつもの釣り方なら、相変わらず釣れる確率がゼロのまま
無駄なことをしてる可能性は残る


距離は必要なかった

飛距離がコンプレックスだったのに
2mのところで釣れた

これは嬉しいこと

直前の複数人が釣れなかったものを釣った

これも嬉しいこと

これからは
釣り場に入ったら、まず静かに近くを釣ることにしよう

ほかの人がいた場所でも
先入観を持たずに釣ってみよう


シーバスってどんなふうに釣れるのか
これまで具体的なイメージができなかったけど
今は少なくとも、橋脚ドリフトについてはイメージできる

釣るじゃなく、掘る感覚だった

スラムダンクの「置いてくる」みたいに
すぐそこにあるものを掘ってくる

UFOキャッチャーとも近かった

そこにいると決めつけて、特定の1点を通すと決めて
左右と奥行きを調節して、今ここで掴む!
って緊張しながら通す感じが似てた

当てずっぽうに広い場所に投げるのでなく
ピンポイントに狙って釣る魚だったんだ……


橋脚ドリフトはUFOキャッチャーで
防波堤から沖方向や、河口で真ん中に投げ続けるのはパチンコっぽい

台を確保するように
防波堤の先端を確保して

確保できなかったら、2番目の位置で妥協して
大人が列を作って、ギャンブル的に投げ続けて

多くの人が釣果ゼロのまま帰る

1回目の内灘放水路や、3回目の手取川河口では
そういう運任せの不毛さがイヤだったけど

橋脚ドリフトだけするって決めれば
ハゼと近い感覚で釣れる魚だったの……!?

もうこれだけするわって感じ

前回の、手取川でタヌキを釣った釣りが最悪だったので
貯めに貯めた運を使った感じで、ギャップがスゴイ


遠投は必要ないけど、筋力は今より必要そう

初めてのシーバスは、たった38cmだったのだけど
それでも私の筋力では、引っこ抜くのが重かった

引きは鯉ほどじゃなかったし
寄せきるまでの時間も、FF15の釣りと比較にならないほど短かった

ただ、寄せきった後の
ダランとした状態でも、単純に重い!

引っこ抜く時、フックが抜けたらメガネが割れそう

ロッドもけっこう曲がるし
折ったことないので、どれくらいで折れるか分からないのが怖い

砂まみれになったことは、それら余裕の無さの象徴
(どうせ食べるからイイけど)

1匹釣った時点で帰る必要がないように、シメる知識と
運ぶ道具も必要ってわかった

フィッシュグリップもないので
ヒレで痛ッってなりながら、タオルで運んだ


タモを買って左手で使うとしても、右腕はもっと鍛えよう

ほかにも、何が大事か
実感したことがいくつかある

「結果を出すには、1打席でも多く立て」ってノウハウは
釣りの場合、「釣れる確率がゼロでない時間を1秒でも増やせ」ってことで

ライントラブルを、とにかくゼロにするのが大事

今回のような
こするギリギリを、躊躇なく試す釣り方を
ベイトリールとPEラインでも、すぐ試せるホットスタンバイ状態をキープ

これまで何時間も、何十キャストもして
唯一釣れたのが夕マズメの一瞬だったわけで

昼間にダラダラ釣らず
早朝と夕方に、サクッと橋に寄って、数分間だけ釣る

それで釣れなくても、夜釣りに突入せず
ラインが見えなくなるのが締め切りだと考えて、ダラダラ粘らない

日没前30分間と日没後30分間のランガンのみ

確率の高い橋かつ、すぐ移動できる近距離の橋

橋脚1つあたり3回ずつ投げて、アタリがなければ次に行く
の繰り返し

飽きるまではそれでイイと思った

あと数cmでフッコなセイゴ。つまりセッコ(ジョジョ)

次はフッコが目標

いちおう、このサイズでもシーバスとは呼ぶらしい

今までたくさん釣ってきた10~20cmのセイゴとは
違う魚だって感覚はあったし、これが初めてのシーバスで納得してる

なので、このnoteで実験してた
「ルアー釣りの初心者がシーバスを釣るまでに、何日掛かるか?」
の答えは

23日。釣行の回数でいうと4回目

となりました。


食べるための釣りなので
食べるほうもメインなボリュームなのだけど

どうやって食べたかの、料理の記事は


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