見出し画像

何を使って留学する? ~学校 or 留学エージェント~

今回のトピックは何を使って留学するか

 具体的には、学校などの教育機関・留学を斡旋しているエージェントなどになります。ここは、多くの人が悩む部分ではないかと思います。特に初めての留学では、右も左もわからないまま、決めなければならないので、より大変かと思います。

 私は高校時代に教育機関を利用して留学、そして大学時代に留学会社を利用して留学を経験しました。その経験をもとに、それぞれのメリット・デメリットを説明していきます。


学校を利用しての留学

概要

 私は高校1年生の時に、留学コースを選択し、留学がコース修了において必須でありました。本コースには約30人の生徒が在籍し、それぞれが学校で指定されている留学プログラムを選びます。


メリット

①留学コース専用の授業があり、英語力を伸ばすことができた。

留学コースは普通コースよりも英語の時間が多く、加えてネイティブの先生による授業も多くありました。留学の事前準備としては、高校のカリキュラムとして英語を多く学べたのは効率的だったかなと思います。


②留学費用が安く済む

交換留学や認定留学の場合、日本の学校の学費を支払うことで、留学先の学校の学費は免除になりました。つまり、重複して学費をダブルで払う必要はないということです。


③友達が既にいる

留学コースには、同じく留学をする生徒もおり、私は7人の友達と留学をしました。初めての留学であったため、かなり不安もありましたが、友達がいることはかなり気持ち的にも楽でした。出発も帰国時も、一人ではなかったため、精神的にも楽でした。


④休学しなくてもそのまま単位を移動し、留年することなく卒業できる

私はニュージーランドに3か月留学しました。その間、日本の学校では授業を受けることはできませんが、留学先の学校での単位が反映されるため、単位が足りず留年するなどはありませんでした。1年オーストラリアに行った友達も、同じように単位を反映させ、3年で卒業していました。休学せず、そのまま3年で卒業できるのは金銭的にも時間的にもメリットではないでしょうか。

デメリット

①自由に選ぶことができない

基本的には、その教育機関が協定を結んでいる学校にしか留学できません。また、留学する国・期間・住む場所なども、学校の指定するものになります。例えば、アメリカに半年留学したいと思っていたとしても、学校には3か月のプログラムしかないといったことがあります。選択肢はかなり限定的であるかと思います。


②学生ビザのため、働くことが難しい

これは高校ではあまり考えられませんが、大学では留学しながらアルバイトもして経験を積みたい・留学費用の足しにしたいと考える人もいるでしょう(特に長期の人)。しかし、国によってはビザの関係などにより働くことが制限されています。もちろん、インターンを含めたプログラムであれば別ですが、ワーキングホリデーのような、働くことを含めたプログラムはほとんどありません。学校だけでなく、現地で働いてみたいという人には中々合わないかもしれませんね。


留学エージェントを利用しての留学

概要

私は大学3回生の秋に留学を決めました。就職活動もありましたが、留学を行くまでに必ず終わらせると決心していました。留学会社は3社ほど比較検討していましたが、最終的に某留学エージェントに決めました。(ちなみにこの時期では大学のプログラムを受けることができなかったため、留学会社を利用しました)


メリット

①ほとんど自由に留学プログラムを決めることができる

ここが留学会社の最大の魅力です。大学の協定などの制限もないため、ほぼ自由に留学先や期間・プログラム内容などを決めることができます。短期から長期まで、多くの国に留学することが可能です。また、語学学校・現地大学・ワーホリ・インターンなど、プログラムも多種多様あります。選択肢は無限大です。しかし、一点気を付けなければいけないことは、大学によっては留学に際して必要な英語スコアがあるため、そこは一つの障壁となります。


デメリット

①費用が高くなる

交換留学ではないため、日本の学校の学費+留学先の学校の学費の2つになるため、費用は高くなりやすいです。また、私は休学せずに留学をしたため、ダブルで学費を支払いました。しかし、私は外部の奨学金に応募し獲得することができたため、日本の大学の学費はほぼ無料になりました。


②友達がゼロ

個人で留学会社で留学を申し込む場合、同じ時期に留学する人と出会うことはほとんどありません。基本的に、一人で出発し、一人で帰国します。私は、完全に一人で、友達がゼロの状態で現地の大学に入学したため、精神的にはかなりつらいものがありました。


③自由がゆえに、留学プログラムを決めるのに膨大な時間と労力がいる

メリットの部分で、自由という点をあげましたが、選択肢が多すぎて決められないことも考えられます。特に初めての留学では、何が良くて何がわからないまま、留学の申し込みになり、実際留学して、いい経験ができなかったという人も聞きます。もちろん、留学会社のスタッフさんが色々情報をくれますが、自由すぎることは必ずしもいいことだけではありません。


④休学しないと留学できないことも

留学会社を通しての留学は、単位の反映は基本的には難しいので、長期留学される方は休学する人もいます。休学費用が掛かる(学校による)・1年留年することも稀ではありません。


まとめ
~結局、どっちがいいの?~

 どちらがいいかは、決めることはできません。なぜなら、それぞれ留学する人によって何を重視しているかが違ってくるからです。

 例えば、「留学はしたいけど4年で大学は卒業したい」という人と、「アメリカで学校に行きながら働いてみたい」という人では求めるニーズが全く違ってきます。また、これまで書いたメリット・デメリットはあくまで、筆者の見解であります。これがすべての学校や留学会社に当てはまるとは言えません。


 今回は、「何を使って留学するか」についてでした。学校と留学会社によって、留学の内容やオプションがどのように違ってくるのか知ったうえで、皆様がうまく留学と向き合いけ意思決定できることを応援しております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?