【Netflix】「タイラー・レイク2」 前作と同等のアクション快作(ネタバレなし)
<概要>
16日に公開されたNetflixオリジナル。大ヒット作「タイラー・レイク 命の奪還」の続編。
死のふちから生還した特殊工作員タイラー・レイクが挑む新たなミッション。それは、冷酷非道なギャングの妻と子供たちを監獄から救い出すこと。(Netflix公式サイトより)
出演:クリス・ヘムズワース、ゴルシフテ・ファラハニ、トルニケ・ゴグリキアーニ
https://www.netflix.com/jp/title/81098494
<評価>
クリス・ヘムズワース主演のアクションヒット作、第2弾。
「Extraction」という原題どおり、敵の渦中から人質を「奪還」するのが基本のストーリー。
舞台はジョージアとオーストリア。元妻の依頼で、ジョージアのギャングに囚われた元妻の親族を救い出す。
刑務所での乱闘、高層ビルでの死闘など、アクション映画でよく見る設定だが、こちらの想像を超えてくる過激なアクションは第1作と同じ。見応えがある。
第1作と違うのは、主人公タイラー・レイクの性格づけだ。
前作では、自殺願望を抱えた、カネで動く傭兵で、いい奴なのか何なのか、得体のしれないところに面白さがあった。
今作では、我々はもう「いい奴」だと知ってるので、何をしでかすかわからないような、そういうスリルがない。
やたらと強い類型的なヒーローになり、そこは少し退屈になった。タイラー・レイクの「ランボー化」というか。それは、続編の仕方ない部分ではあるだろう。
作り手はその代わり、今作では傭兵の司令塔役ニック(ゴルシフテ・ファラハニ)らを前面に出して、「チーム」の友情を描こうとする。タイラー・レイクの「ミッション・インポシブル化」というか。
ファミリーVSファミリー。「96時間」にも似ている。
さまざまな過去作を連想させ、個性には乏しいとしても、アクション映画への期待を十二分に満たしてくれる職人技を感じさせるシリーズ。
第3弾も期待したい。
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