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有休消化
とうとうインターナショナルスクールでの仕事が終わった。今は春休みに入ったのだが、残り1日だった有給は結局使うことができず。教育・保育の現場はなかなか有給を使うタイミングが難しい。日頃から人手不足が当たり前なので、一人有給で抜けるだけでも現場は締め付けられる。
次は公立小学校で勤務することに決まっているが、今のところ有給を全て消化できるという期待は全く持ち合わせていない。公立小学校という職場の現実がどんなものかわからないが、調べるほど誰しもが「大変だ」という悲痛な声をあげている。まあその現実を知りたいということもあって次の道を決めたのだが、はたしてどうだろうか。
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小学校教員ともなれば、有給を使うことは難しいだろう。学期中に有給を取るとしたら、代わりに全教科を教えてくれる先生or子どもたちをみてくれる先生を探さなくてはならない。ただでさえどの先生も自分たちの学年で忙しいのにもかかわらず、有給の先生の代わりに授業に入るなんて申し訳なさが勝る。当然、そのことを良しと思わない先生も多いだろう。
教育委員会はそのことを見越してか、僕に送ってきた「新人の先生へ」みたいな資料の中で、有給を子どもたちの夏休み中などのタイミングで取ることを推奨している。僕はまだ職員としての学校の動きについてよくわかっていないのだが、子どもたちがいないタイミングで何やら有給を取れるらしい。なかなか限定的だが、まあ取れないよりはマシか。
公立小学校の有給のいいところを挙げるとすれば、有給を1時間単位で取れることだ。現在所属のインターナショナルスクールでは半日単位でしか使えないので、それはありがたいことである。少しずつ削るようにして有給を使うのも一つの手だろうか。働く前から何を休むことを考えているのだと言われかねないが、有給は僕ら労働者のれっきとした権利である。賢く使わなければ、権利を行使せずに終わってしまう。
それはさすがに、勿体無いではないか。
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現場の雰囲気によって有給の使いやすさもあるだろう。
上の者や周りが有給を渋るような声をあげれば取りずらいし、逆に他人が使いなさいというなら使いやすい。授業を校長や教頭とかが代わってくれたりしたら面白いと思うのだが、それは僕の想像に過ぎない。
まあだから、一番いいのは期待しないことなのである。期待したら落ち込んでしまうし、有給をもちろん使おうとは思うが、全部使えないと考えることが無難だ。有給を使える環境だったらラッキーだなくらいの話で、あとは風まかせくらいがちょうどいい。
ということで、新生活にあえて何も期待していない、この3月末である。始まってみないとわからないことで考えるほど不安が襲ってくるが、とりあえず今やりたいことをやって休みを謳歌するしかない。
いずれにせよ、僕が誰かを仕事で雇う側だったら、積極的に有給を使ってもらえるような環境にしたいものだ。そんな環境が大企業などでは当たり前だが、中小企業並びに教育・保育業界ではまだまだ追いついていない部分である。
どうしたら改善していけるだろうか。
2023.03.25
書きかけの手帖
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