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「病棟はやりがいないから好きを仕事にできる美容クリニックに行きたい。」って人にぼくが言いたいこと。

こんにちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックに入職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

美容クリニックに転職したい人の中には、こんな感じの志望動機を持っている人が結構います。

『病棟の仕事はやりがいを感じないから、好きなことで働ける美容クリニックに転職したい」

この志望動機について、少し思うことがあるので言及してみたいと思います。

志望動機を批判する趣旨ではなく・・

今回テーマに挙げた「好きを仕事にしたい」というパターンの志望動機。

これについて、ぼくとしては必ずしも全否定するつもりはないし、むしろ「自分の理想に近づきたい」という考え方は応援したいスタンスです。

でも、テーマのような志望動機の求職者さんの中には一定数、想像が足りていないというか、仕事における「好き」を誤認しているかもな・・?というケースも事実としています。

なので、そんな方向けにそれだと失敗するリスクがあるよ。という話をしておきたいのです。

好きなことが業務になるわけじゃない

「好きを仕事にしたい」という人の中でも、その「好き」の対象が、美容治療を受けることとか美意識の追求とか、まあ要するに「自身の美容に関する取り組みのアレコレ」ですって人が、特に今回テーマに該当するリスクのある人です。

美容クリニックの仕事って、あくまでも自分が運営主体となって患者に提供するサービスであって、自分自身がやる仕事は接客とか施術ですよね?

つまり、好きなことを仕事にできるわけじゃないんですよね。

その辺のイメージがたりてない人が結構多くて「働いてみたらなんか違ったわ」の王道パターンです、これ。

そもそも仕事って、楽しいものではない

「好きを仕事にしたい」を面接でそのままいった求職者がいます。そして、その面接を担当された採用担当の方から、

「求職者さん、嫌なことはやりたくないってことですかね?」

こんなフィードバックがありました。これを言われたときは、流石に苦笑いするしかなかったですね、、笑

(そもそもこの志望動機を面接でそのまま言ってしまうところも間違いなんですけど、それの解説は今回は割愛)

要するに、求人企業(クリニック)からすると、被雇用者(求職者さん)には「要求した業務を一定の水準で処理するポテンシャル」を求めてるんです。

「好きな仕事をしたい」って言葉は、事例の採用担当者さんが言うように「嫌な業務はしたくないと考えてる」と解釈されるのが一般的です。なぜなら、仕事(業務)は楽しくないことが大半だからです。

実は「好きなことを仕事に」って考え方は、被雇用者ではなくて副業とか個人事業とかやるときの発想でなんですよね。そもそも。

価値観を正しく言葉にすることから

例えば、未経験から美容クリニックに転職したい人が「好きを仕事にしたい」とか言っても「やったことないのになぜ好きとわかるんですか?」って話ですよね?冷静に考えれば。

なのに、その段階で「好きを仕事にしたい」表現しちゃう人は「自分の価値観をまだ正しく言語化しきれてないのかもな」とぼくは解釈してます。

「自分の意思を言葉にしてる」んじゃなくて、「便利そうな言葉に自分の気持ちを置き換えちゃってる」っていう状態。

価値観とは、言葉にして初めて具体的になります。逆に、正確な言葉で表現できていないと、他人はもちろんですけど自分自身もミスリードしてしまう危険性があるんです。

なので先ずは、その辺に転がってる便利そうな言葉ではなく、自分自身の気持ちを正確に表現する作業を、是非じっくり時間をかけて丁寧に行なってみて欲しいなと、そんなふうに思うのです。

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