かける

Cüllというバンドをベースと作曲やってます。

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記事一覧

Snell's Window

改めましてCüllの2nd EP『Snell's Window』を聴いて頂きありがとうございます。 バンドを解散してもうすぐ3年になりますが、解散直前に作っていた曲もあるのでこうやって…

かける
1年前

黎明の梟

「無情だ」 世界が終わる日まで不平等、 嘆いた夜は籠の中 明日を閉ざす帳降りて 明けない夜は知らずに幕を切る 囚われた夜に梟はまた微睡む 誰もが見たことない黎明を…

かける
1年前

白雨と器

ひび割れた命の器に 白雨は絶えず降り注ぐ 僕は満たされないまま その中身が無いことを知った 雨曝しの器は いつまでも満たされず 亀裂を埋められないなら 全て片付けて終…

かける
1年前

夕影 歌詞

白黒の日々重ねた僕の目は 時計の針を追って上の空 繰り返した日の記憶さえ朧気で 紅く染まる時を待つだけで憂いていた 消えてしまう僕たちは 嘘つく影法師 このまま溶…

かける
2年前
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Snell’s window 歌詞

小さな世界が見えていた 今日も変わらずに 生きてる意味を無くした 僕の探し物は何処だ 小さな世界が見えていた 僕だけの箱庭が 生きてる意味を探した 窓に触れたあの日か…

かける
2年前

白鯨の空 Lyrics

平等に与えられた空さえ 狭さを感じて描けないまま 白い鯨を描いて僕は 絵画の中で空を仰ぐの 小さな縁の中 君と渇ききった世界に 心を奪われたまま 虚しさに飲まれ崩れ…

かける
3年前

水槽/Cüll Lyrics

水槽 水槽の中で人間を嗤う 金魚のように冷たい眼差し 硝子の外で歪む世界 冷淡な視線は屈折する 淘汰されるがまま 広い世界を狭く生きて 気づけば潜り込んだ 「君は何処…

かける
3年前
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時の環/Cüll Lyrics

時環 昨日見てた景色と 今目に映るもの 重ねては今日も 立ち尽くす まるで同じ映画を 何度も何度も 繰り返し見ている 返す日は忘れた 僕が見てた全ては ありふれた日常…

かける
3年前

透明/Cüll Lyrics

透明 見えない物の形に 気づいた時には 知らず知らず傷つけて 記憶に溶けてた 気づかずに君は放った 鋭利な言葉を 深く刺さり 2度とは抜けないよ 透明な針で刺して 鼓…

かける
3年前

回想/Cüll Lyrics

揺らいでいた さよならを追いかけ そっと色褪せてく 記憶の中にいるのだろう ゆらゆらと彷徨って 僕だけ今もまだ 覚めない夢をいつまでも見ていた 祈るように 夜が明け…

かける
3年前
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あの花の調べ/Cüll Lyrics

咲いてたあの花の名前は 君しか知らないみたいだ 雨季前の陽気に包まれ 焦がれたあの花は揺れてた 覚めない夢の中で 君を見たのも 揺蕩う花の中では 全て幻さ あの花の…

かける
3年前

言葉の行方/Cüll Lyrics

偽りの姿で 隠していた自分 漂う嘘の 行方を知らず 今更言えないあの言葉 心の中には閉じ込め 繰り返し何度も叫んだ 言葉の海に 溺れてしまった 呼吸すら苦しみに 変わっ…

かける
3年前
1

Snell's Window

改めましてCüllの2nd EP『Snell's Window』を聴いて頂きありがとうございます。

バンドを解散してもうすぐ3年になりますが、解散直前に作っていた曲もあるのでこうやってまたみんなに聴いてもらえる日が来て嬉しく思っています。

“白鯨の空”と”夕影”(当時は染まる色というタイトル)はライブでもやったことがある曲でした。

気になるのはボーカルのみさとさんだと思いますが、雨傘とペトリ

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黎明の梟

「無情だ」
世界が終わる日まで不平等、
嘆いた夜は籠の中

明日を閉ざす帳降りて
明けない夜は知らずに幕を切る

囚われた夜に梟はまた微睡む

誰もが見たことない黎明を求め
籠の中で羽ばたく
自由を奪われたこの籠の中
逸る眼差しで明日を見つめてる

「卑怯だ」
隣の籠が青く見えて
羽休めさえ等閑だった

夜が全て
自由を飲み込む
微睡の中で
夢見た
朝日の眩しさ

誰もが見たことない黎明を求め

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白雨と器

ひび割れた命の器に
白雨は絶えず降り注ぐ
僕は満たされないまま
その中身が無いことを知った

雨曝しの器は
いつまでも満たされず
亀裂を埋められないなら
全て片付けて終わりにしよう

小さな器はまだ
生まれた意味さえ知らずに
答えは雨の中遠く霞んでいた

その冷たさも
その匂いも
ひび割れていた事も
僕は知らなかった

器から溢れる雫を
掌で掬えば
その水面には
小さな器が映る

未熟な器はまだ

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夕影 歌詞

白黒の日々重ねた僕の目は
時計の針を追って上の空

繰り返した日の記憶さえ朧気で
紅く染まる時を待つだけで憂いていた

消えてしまう僕たちは
嘘つく影法師

このまま溶けていく
僕は夢の中で
消えても君に泥む
色濃く伸びる夕影

掠れていた日も色の無い僕の絵も
同じ色で染めて黄昏を憂いていた

消えてしまう僕たちの影
答えなんて曖昧なまま

まだ見ぬ夢の中
このまま溶けていく
僕は明日を待って

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Snell’s window 歌詞

小さな世界が見えていた
今日も変わらずに
生きてる意味を無くした
僕の探し物は何処だ

小さな世界が見えていた
僕だけの箱庭が
生きてる意味を探した
窓に触れたあの日から

光が差した
照らさないでよ
暗闇がまだ
心地よいから

※水底まで溢れた光は  ※みなぞこ
眩しくて塞いだ
窓辺で君は言ってた

「小さな世界を見てるなら
君は今水の中」
歪んで見落としていた
「僕は何を見ていたのか」

窓の

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白鯨の空 Lyrics

平等に与えられた空さえ
狭さを感じて描けないまま
白い鯨を描いて僕は
絵画の中で空を仰ぐの

小さな縁の中
君と渇ききった世界に
心を奪われたまま

虚しさに飲まれ崩れてく
ありのまま僕の
青さを描いて 
泡沫の空へ
消えてく白鯨

蒼穹の果てまで
白い鯨を追いかけ
夢見る僕はそのままで

君が見た景色を僕はまだ
白昼夢の中見ているだけ
美しい余白に溢れ出す
君が行った世界に
心を奪われたまま

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水槽/Cüll Lyrics

水槽

水槽の中で人間を嗤う
金魚のように冷たい眼差し
硝子の外で歪む世界
冷淡な視線は屈折する

淘汰されるがまま
広い世界を狭く生きて
気づけば潜り込んだ
「君は何処で生きて行くの?」
僕はまだ水槽の中

水槽の中で溜まる三垢
生き地獄は観賞もされず
成れの果ての姿を晒して
最後の晩餐は記憶を喰う

足跡は残せず
果てた僕の水槽
「壊してここから出してよ」

広い世界を狭く生きて
気づけば潜り

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時の環/Cüll Lyrics

時環

昨日見てた景色と
今目に映るもの
重ねては今日も
立ち尽くす

まるで同じ映画を
何度も何度も
繰り返し見ている
返す日は忘れた

僕が見てた全ては
ありふれた日常に
あり得ない希望を
描いた映画で
気づけば終わった
あの日々を探して
切り取ったシーンで
再生を繰り返す

戻らない時間と
あの日の君はもう
記憶の中で
掠れて風化する
過ぎてく時間が
忘れさせてくれた
君と僕がここ

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透明/Cüll Lyrics

透明

見えない物の形に
気づいた時には
知らず知らず傷つけて
記憶に溶けてた

気づかずに君は放った
鋭利な言葉を

深く刺さり
2度とは抜けないよ

透明な針で刺して
鼓動も加速する
開けたしまった心の穴
罪を償うその日まで

ほつれた糸を
まだ直せずそのままで
約束の日まで信じてた君の
偽りのない言葉

白日の夢も現実も全て
この糸が切れるまで

見つからないよ
あの色の糸は
見えない物

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回想/Cüll Lyrics

揺らいでいた
さよならを追いかけ
そっと色褪せてく
記憶の中にいるのだろう

ゆらゆらと彷徨って
僕だけ今もまだ
覚めない夢をいつまでも見ていた

祈るように
夜が明け消えていく
手を伸ばしていた
君のいない未来なんてさ
目を逸らしていた

徒然を嘆いては
僕だけ今もまだ
最後の希望を捨てられずにいた

届くように
夜が明け消えていく
手を伸ばしていた
君がくれた今がすべて
嘘だとしても

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あの花の調べ/Cüll Lyrics

咲いてたあの花の名前は
君しか知らないみたいだ

雨季前の陽気に包まれ
焦がれたあの花は揺れてた

覚めない夢の中で
君を見たのも
揺蕩う花の中では
全て幻さ

あの花の姿は
記憶にだけ刻まれて
咲いてたんだ
あの花を纏った
君がいた春を探して

数えた花びらの数だけ
いつしか隙間があいてた

道無き道に蒔いた種は実らず
陽の目を浴びる前に
落ちたあの花

枯れても散り去っても
変わらずに根を張る

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言葉の行方/Cüll Lyrics

偽りの姿で
隠していた自分
漂う嘘の
行方を知らず

今更言えないあの言葉
心の中には閉じ込め
繰り返し何度も叫んだ

言葉の海に
溺れてしまった
呼吸すら苦しみに
変わって言葉も出ない

明るみから逃げして
灯台の下まで
それは君みたいに背いた
寂れたこの海で

この声が届かない
此処なら全てを
吐き出す事もできるかな
明日を待ってても
君はもういない
言葉の行方は
遠く向こう側

行く宛のない

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