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Snell's Window
改めましてCüllの2nd EP『Snell's Window』を聴いて頂きありがとうございます。
バンドを解散してもうすぐ3年になりますが、解散直前に作っていた曲もあるのでこうやってまたみんなに聴いてもらえる日が来て嬉しく思っています。
“白鯨の空”と”夕影”(当時は染まる色というタイトル)はライブでもやったことがある曲でした。
気になるのはボーカルのみさとさんだと思いますが、雨傘とペトリ
Snell’s window 歌詞
小さな世界が見えていた
今日も変わらずに
生きてる意味を無くした
僕の探し物は何処だ
小さな世界が見えていた
僕だけの箱庭が
生きてる意味を探した
窓に触れたあの日から
光が差した
照らさないでよ
暗闇がまだ
心地よいから
※水底まで溢れた光は ※みなぞこ
眩しくて塞いだ
窓辺で君は言ってた
「小さな世界を見てるなら
君は今水の中」
歪んで見落としていた
「僕は何を見ていたのか」
窓の
白鯨の空 Lyrics
平等に与えられた空さえ
狭さを感じて描けないまま
白い鯨を描いて僕は
絵画の中で空を仰ぐの
小さな縁の中
君と渇ききった世界に
心を奪われたまま
虚しさに飲まれ崩れてく
ありのまま僕の
青さを描いて
泡沫の空へ
消えてく白鯨
蒼穹の果てまで
白い鯨を追いかけ
夢見る僕はそのままで
君が見た景色を僕はまだ
白昼夢の中見ているだけ
美しい余白に溢れ出す
君が行った世界に
心を奪われたまま
水槽/Cüll Lyrics
水槽
水槽の中で人間を嗤う
金魚のように冷たい眼差し
硝子の外で歪む世界
冷淡な視線は屈折する
淘汰されるがまま
広い世界を狭く生きて
気づけば潜り込んだ
「君は何処で生きて行くの?」
僕はまだ水槽の中
水槽の中で溜まる三垢
生き地獄は観賞もされず
成れの果ての姿を晒して
最後の晩餐は記憶を喰う
足跡は残せず
果てた僕の水槽
「壊してここから出してよ」
広い世界を狭く生きて
気づけば潜り
時の環/Cüll Lyrics
時環
昨日見てた景色と
今目に映るもの
重ねては今日も
立ち尽くす
まるで同じ映画を
何度も何度も
繰り返し見ている
返す日は忘れた
僕が見てた全ては
ありふれた日常に
あり得ない希望を
描いた映画で
気づけば終わった
あの日々を探して
切り取ったシーンで
再生を繰り返す
戻らない時間と
あの日の君はもう
記憶の中で
掠れて風化する
過ぎてく時間が
忘れさせてくれた
君と僕がここ
透明/Cüll Lyrics
透明
見えない物の形に
気づいた時には
知らず知らず傷つけて
記憶に溶けてた
気づかずに君は放った
鋭利な言葉を
深く刺さり
2度とは抜けないよ
透明な針で刺して
鼓動も加速する
開けたしまった心の穴
罪を償うその日まで
ほつれた糸を
まだ直せずそのままで
約束の日まで信じてた君の
偽りのない言葉
白日の夢も現実も全て
この糸が切れるまで
見つからないよ
あの色の糸は
見えない物
あ
回想/Cüll Lyrics
揺らいでいた
さよならを追いかけ
そっと色褪せてく
記憶の中にいるのだろう
ゆらゆらと彷徨って
僕だけ今もまだ
覚めない夢をいつまでも見ていた
祈るように
夜が明け消えていく
手を伸ばしていた
君のいない未来なんてさ
目を逸らしていた
徒然を嘆いては
僕だけ今もまだ
最後の希望を捨てられずにいた
届くように
夜が明け消えていく
手を伸ばしていた
君がくれた今がすべて
嘘だとしても
あの花の調べ/Cüll Lyrics
咲いてたあの花の名前は
君しか知らないみたいだ
雨季前の陽気に包まれ
焦がれたあの花は揺れてた
覚めない夢の中で
君を見たのも
揺蕩う花の中では
全て幻さ
あの花の姿は
記憶にだけ刻まれて
咲いてたんだ
あの花を纏った
君がいた春を探して
数えた花びらの数だけ
いつしか隙間があいてた
道無き道に蒔いた種は実らず
陽の目を浴びる前に
落ちたあの花
枯れても散り去っても
変わらずに根を張る
言葉の行方/Cüll Lyrics
偽りの姿で
隠していた自分
漂う嘘の
行方を知らず
今更言えないあの言葉
心の中には閉じ込め
繰り返し何度も叫んだ
言葉の海に
溺れてしまった
呼吸すら苦しみに
変わって言葉も出ない
明るみから逃げして
灯台の下まで
それは君みたいに背いた
寂れたこの海で
この声が届かない
此処なら全てを
吐き出す事もできるかな
明日を待ってても
君はもういない
言葉の行方は
遠く向こう側
行く宛のない