「田を作るのと詩を作るのは別々の仕事でなく、実に自然なつながりの中にともにある」
暑い夏が過ぎ去り実りの秋が近づいていると感じるとき、与えられている恵みに感謝をしたくなるのは日本人の感性なのでしょうか。「詩と田」で羽仁もと子は、「田を作るのと詩を作るのは別々の仕事でなく、実に自然なつながりの中にともにある」と書いています。皆さんの日々の暮らしに「田」はあります。そこから生み出される「詩」にも目を向けてみませんか?
羽仁もと子とは、どんな人? 1873年、青森県八戸生まれ。1897年、報知新聞社に校正係として入社。その後、日本初の女性記者として、洞察力と