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かあさんも十人十色。


一人っ子ということもあり、三人核家族ということもあり、家庭内での人間関係の多様性が乏しくなることにあらがいたいこともあります。

おじいちゃん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟、妹、など、いろんな関わりで育ったほうが多様性が広がるのだろうなと憧れます。いろんな役を演じれないかなと思ってみたりします。

なんてつぶやいてみたものの・・・そもそもに、そんなにかあさんらしく出来ていないです。まずは、かあさんとしてしっかりしないといけないのですが、最近においては、むすこの方からかあさんではない形でも、いかに共存するかを摸索してくれているのかもしれないと感じ取る日々です。

年を重ねるごとに、どちらかというとかあさんとむすこではなく、とうさんという柱の元に、姉弟的に暮らしてきた部分もある日々です。更にこの頃は、成長の逆転が見え始め、兄妹的になりつつあります。序列の進化です。

そんな感じなので、知らぬ間に、子どもが急成長していることがあります。きっと見えないところで、色々な方々が息子の心を育んでくださっている結果だと感謝しきりなのですが、その発言はどこからくるんだと、驚かされることがあります。

ーー母の日に、今日は母の日だから喧嘩をしない一日にしよう。ありがとうはいつもだから、仲良くいよう。

とうさんから、親子とは思えない、完全に姉弟喧嘩としかいえないと言われるほどのしょーもないことを、ちょいちょい起こしていた日々に迎えた母の日に、息子からの提案。

この発言が、姉弟から、兄妹に変わった記憶に残る節目です。

この日は、いつもならあーいえばこういうで言い争いに発展しそうなことが起きない。むすこも、分かり出しているんですこの時には、これを言ったら喧嘩になるなの一言が。でも、腹立つから我慢していなかっただけで。

だが、この日は違った。その一言を寸止めする。しまいには、それを言ったら駄目でしょと諭される。

腹立つけれど、ぐっと抑えて飲み込む。そして、更に、相手が落ち着くように諭すなんて。なんと高度な技量はどこで身につけたのだろう。大人の社会だって難しいんだよ。

どんどん心を大きく成長しつつあるむすこに、教わる日々。むすこを支えてくださるみなさまに感謝するばかりです。

そうそう、「ありがとうはいつもだから」このフレーズとてもいいなと思いました。いつもありがとう。穏やかな平和な母の日でした。

かあさんも、十人十色でいいじゃないかと受け止めてくれてありがとう。

とうさんにも、父の日に、日々の御礼を込めて。





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