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CDジャケットの美学

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#考察

アルバムアートは、共有と私有の渦の中でさらなる変革を遂げる。

アルバムアートは、共有と私有の渦の中でさらなる変革を遂げる。

こんな記事を読んだ。

レコード時代から連綿と続くアルバムアートワークの歴史の奥深さに、思わずため息が出た。

アンディウォーホルがデザインした、ヴェルヴェットアンダーグラウンド&ニコのバナナのジャケットイラストとか、クリエイター集団ヒプノシスが手掛けたピンクフロイドのアルバムカバーの数々とか、現代の音楽シーンに出てきても何ら遜色ないほどの魅力と革新性を保っていると思う。

このバナナ、めくれるん

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CDジャケットの美学#1-toe/The Book About My Idle Plot on a Vague Anxiety

CDジャケットの美学#1-toe/The Book About My Idle Plot on a Vague Anxiety

ジャケ買い、なんて言葉がある。

サブスクが当たり前になって、CDを「所有する」ということがもはや昔のことになりつつある現在、この言葉がどれだけ生活に根付いたものなのかはわからないけれど、やっぱり良いジャケットに惹かれて音楽を聴き始めるということがあるのは変わらないと思う。

CDジャケットはアーティストの曲と世界とをつなげるチャンネルであり、そのアーティストの感性を視覚的に表現している作品そのも

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