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子供が不登校になるかもしれないとドキドキしている保護者の方へお伝えするホームスクールの心構え


夏休みが半分過ぎました。
また学校が始まります。


今日は「うちの子供、不登校になるかもしれない」と
不安をお持ちの保護者の方にむけて、記事を書きました。

とはいえ、誰かの不安を解決できるほど強力なものではありません。
我が家の子供とあなたの子供は同じ性格・同じ特性ではないので
アプローチの仕方も違うはずです。

これを読んで
子供が不登校になったらどうしたらいいのか?と考えるときの安心材料になったらいいなと願うのと同時に
あなたが抱えている「不登校への不安」をちょっと深堀りしてみてほしいなと思います。


夏休み明けは不登校になりやすいタイミングでもあります。


25年前に当事者だった私が「休み癖つくから!!とりあえず行きなさい」とよく言われた季節でもあります。


子供が不登校になったときの親の不安はすごく大きいものですが、
実は学校について子育てについて、真正面から向き合って時間をかけてゆっくりと考えるチャンスでもあります。
短くても数週間、長いと数年かけて向き合う大きな課題です。


子供から「学校に行きたくない」と聞くと
漠然と「え?!まじ?!私どうしたらいいの?」ってなります。
行きたくない原因がある場合も、全くなにも思い当たらいない場合もあります。

子供が学校に行ってくれたら、
大人になるまでは学校が何とかしてくれるはずだと
なんとなーく無意識に信じていたから

これからどうしたらいいのかわからなくなります。


目の前が急に真っ暗になって
本当にしんどいです。

   

まず落ち着いて、
どうしたらいいのかを考えるために
誰かに聞いてもらうか、
ノートに書きだしてみるのがいいかもしれません。
すぐに解決することはありませんが、
体から外に出すとスッキリして前を向きやすくなります。

もうひとつ不登校に関して、
佐賀県教育センターの「心のエネルギー曲線」も(必ずこれに当てはまるわけではないかもしれませんが)とても良い情報です。
先生用ですが、保護者も知っていた方が良いかもしれません。

不登校支援 心のエネルギー曲線 (saga-ed.jp)


子供が学校に行かなくなると何が不安に感じるのかを書き出したメモを眺めてみると、(私の場合は)何個かの不安と、どこかで刷り込まれている無意識がグチャグチャに絡まっていました。


★勉強が遅れる
後から取り戻すことも出来ない??
逆に勉強が出来て、良い会社に就職すれば一生安泰?
★いろいろな経験が出来ない
失敗してはいけないという無意識が働いてたかもしれません。かつて不登校だった私はテレビを見まくって、テレビってジッと見てるだけなんだなと気が付きました。不登校も「同級生とは違う時間を過ごせる経験」です。
★保護者が仕事ができない
託児してくれる人、協力してくれる人を探しましょう。
★将来お金が稼げない
これも納税できる大人に育てなきゃという無意識が働いてしまっていますが、お金が稼げなくてもまぁまぁ広い土地と野菜を育てる知識があれば生きていけます。最低限の現金は生活保護をもらったら、ストレスフルな社会に揉まれずに穏やかな生涯が送れるかもしれません。
高度経済成長期の「何でもそろっている都会で頑張って働いて生活することが人間の幸せ」とは限らないです。


多様化だし、いろんな人生があるはず。




不登校という言葉からうっかりイメージしてしまう「部屋から出てこなくて一生ひきこもり」という想像もしたくない事態になるのは、
大人が子供を強く支配しようとして
無理に何かをさせていたり、子どもを虐待をしていた場合のみ

私が調べた範囲では、不登校になったとしても保護者が子供と話し合える状態であれば、心の充電が終わったら動き出す人が多いように感じます。

「そっか、行きたくないんだね」と、行きたくないと言う子供に寄り添うことを推奨されているのは、最悪の事態を避けるためでもあるんだなという気がします。


不登校になった子供がいる保護者に出来ること


◎衣食住の整った環境を用意する

◎子供が安心して、誰かと話したり失敗したりすることが出来る場所を探す(完全に不登校ならばオンラインでも良いのでいろんな価値観に触れることが出来るサードプレイスがあるといいかも。おはこや、シリウスパーク、TRY部など、検索すればいろんなオンラインフリースクールがでてきます)


◎勉強のことが気になるのなら
机に向かう習慣をつけることを意識したら良いと思います。

子供の年齢や習熟度にもよりますが、
家庭は基本的にリラックスする場所なので
親がいきなり勉強を教えるのはとても難しいです。

最初は
パズルや迷路、お絵かき算数、絵本の音読、(もっとハードル下げるならトランプとか料理)なんでもいいので
平日に30分程度、頭を使う時間を一緒に過ごしてあげてください。

何かを教えるというよりも、まずは一緒に楽しむ。

ちょっとずつ、学習っぽいものを混ぜて(イーボード、漢字アプリ、計算アプリ、スタサプ、学習漫画、YouTube、ひとりで出来そうなドリルなど)インプットとアウトプットをしていく。

様子を見て学習の時間を延ばす。子供がひとりで学習する時間を少しずつ作る。

ここまでくれば親は全体的に偏りすぎていないか管理して、その時の状態に合わせた教材を用意するだけです。
学校の先生がプリントをくれたりするので、学習に関しての相談をしてみるのもいいかもしれません。

子供が一人でデジタル教材などを利用して学ぶ。(自走モードになる)


ホームスクールで大事なことは
勉強ではなく勉強の仕方を習得すること

じゃないかと思ってます。


③の状態になっていたら
復学したときに勉強が遅れていたとしても取り戻せるだろうし、
そのまま復学しなくても知りたいことがあったときに自分で学べるようになっているはずです。

④は、毎日きちんと学校行ってても身についてないこともあります。
ホームスクールは個別学習しながらトライアンドエラーを繰り返して出来るので、集団授業よりも自走モードに育てやすいんじゃないかと感じます。


勉強は全く何もしなくても大丈夫という意見もありますが、全く何もしないと何もできなくなります。

子供に少しの余裕がありそうだなと感じたときだけでもいいから、
いつか社会復帰するときのために「家で学習する習慣付け」は意識していたほうが良いと考えています。
勉強の内容じゃなくて、習慣ね。

あと家庭での学習の習慣づけは、幼児のトイトレに似てるなって感じます。
やり方はそれぞれ、すんなり出来る子もいれば時間がかかる子もいます。
親がひとり焦っても、どうしようもできません。
学校の真似をしても親は先生ではないので難しいです。
スムーズに学習させるために
家庭ではいかに遊びと学習の境目をなくしていくか、「学べば出来ることが増えていく」と子供に感じさせられるかが重要だと感じています。


我が家の小3長女は入学した時から
週1~2のペースでホームスクールしていて
②のときもあるし③のときもある状態です。

もちろん目を離すと逃げて好きなことを始めますので、
スマイルゼミに監視してもらっています。笑。
声をかけても、すんなり勉強するわけでもありません。


あと何年かけたら、自分で勉強するようになるんやろか?


不安になるけどね。
今できることをちょっとずつ。


色々と過去記事を貼り付けておきます。
もしお時間ありましたら、どうぞ^^


最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキ、コメントは私のやる気になります!!それだけでとっても嬉しいです♪♪もしサポートしていただけるのなら、娘達の野外活動に使いたいと思います!!