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かじの「つれづれnote」

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五十路間近の中年♂カウンセラーです。つれづれなるままに100日間noteを書き綴ってみます。
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2023年11月の記事一覧

父の往生を言い訳にサボりグセが再発中... 本日よりリスタートの構え

カウンセラーとAI(1)  49/100

カウンセラーとAI(1) 49/100

あと1ヶ月ほどで2023年が終わる。

今年、最大のインパクトは「ChatGPTのリリース」だろう。

プログラミングやコンピューターに関する一切の知識がなくとも使える。ヒトを相手にするのと変わらない言葉のやりとりで、ネット上にある膨大な情報の海から参照できそうな情報をピックアップし、要約し、わかりやすく瞬時に伝えてくれる。

ヒト相手ならワガママとか怠惰とか文句を言われ「ちっとはテメェで考えろ」

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死と天国 48/100

死と天国 48/100

父が逝って、一週間が経つ。

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僕は四九歳なのだけれど、幸運なことにこの歳になるまで、家族や親友などごく身近でリアルに大切な人を亡くすという経験をしたことがなかった。

親しく付き合いのあった人、お世話になった人を亡くした経験はもちろんある。

病院勤務が長かったこともあり、人の死に接する機会は一般の方より多いと言えるかもしれない。

だけど「ごく身近でリアルに大切」

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通夜 47/100

通夜 47/100

父の通夜。

以前から父が希望していたとおり、ごく身近な者だけが集って、こぢんまりと執り行った。

初めのことばかりの忙しない一日だった。

ご臨終の儀式
清拭と死化粧
葬儀の打合せ
参加者への連絡
納棺の儀式
通夜
参加者への挨拶

そんなあれこれの中、個人的に叶えたい望みが一つだけあった。

久しぶりに集まった甥っ子や姪っ子たち(大学4年生から小3まで計5人)の記憶に「メチャ寂しいけどメチャ楽

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オヤジ6 45/100

オヤジ6 45/100

生まれてはじめて

身近な人が刻々と死に逝く様を

ジッと間近で見ている

おやすみなっせ

オヤジ5 44/100

オヤジ5 44/100

父に会いにいくことにした。

仕事を終えて、一旦自宅に戻る。

明日以降のスケジュールを調整するため、
三件ほど電話をかける。

妻と子どもたちに状況を説明する。

急いで準備を整え、駅へと向かう。

20:20 広島駅発
新幹線みずほ613号・鹿児島中央行

今日中に、父の入院する病院に着けるはずだ。
母が昨日から病棟に泊まり込んでいる。

明日は母の誕生日だ。

小さなケーキを買っていこうと

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オヤジ4 43/100

オヤジ4 43/100

母と毎日、電話で話している。

父の身体の各所から、あるべき働きが着々と失わつつあるらしい。とても、とても苦しそうだと。

「生命」には、外部からの有害な圧力や侵入者を駆逐し、自らを更新しつづけることで崩壊に抗う働きが備わっている。生命の生命たる左証とも言えるその働きが徐々に失われていくことを、老いと呼ぶ。

老いは「生命」を、人の手でメンテナンスしてやらないと自律的に機能できない、旧式の使い古し

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ミスチルを観た 42/100

ミスチルを観た 42/100

『Mr.Children tour 2023/24 miss you』の広島公演初日のチケットがゲットできた。

今回は、ドームでもアリーナでもなくホールツアーということで、チケット入手はほぼ無理ゲーであろうとあきらめていたところ、なぜかゲットできた。

今年の運はおそらくこれで使い果たしたが、バディに指名した息子氏(チケットは一人二枚までしか入手不可)が、このうえなく喜んでいたので、まぁ良しとす

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オヤジ3 41/100

オヤジ3 41/100

note書くのを二日休んだ。まぁ大したことではない。書く気にならないときに無理しても仕方ない

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父の具合が、なおいっそう悪いらしい。

父の具合が悪くなってから、母とほぼ毎日LINEや電話でやりとりするようになった。

平和なときはやりとりがなく、不幸に直面するとやりとりが密になる。

なんだかなぁ、と思う。

父は、一昨日、なにかと騒々しい大部屋から個室に移った。なるだ

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エターナル問答 40/100

エターナル問答 40/100

今朝の話。

バスを降り、本日の仕事場に向かって歩いていると、「ブブッ、ブブブブッ、ブブッ、ブブブブッ」とスマホが騒ぎ始めた。

イヤな感じだ。

基本、電話は好きじゃない。こちらの都合などお構いなしに侵入してくる感じが好きになれない。できればLINEで済ませてほしい。その点はホリエモンに大賛成だ。

母からだった。

「父を退院させて自宅で看てあげた方がいいんじゃないか、しんどそうだし、帰りたい

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・・・ 39/100

ほんとになんもうかばない
というかなんもかんがえたくない
ねる。ずっとねてたい...

自由 38/100

自由 38/100

三日間の帰省を終えて、自宅に帰る。

入院中の父は、いつ急変するかわからない。一人実家で暮らす母にも、いつ何が起こるかわからない。どちらのことも心配だ。できれば実家でしばらく過ごしたいと思うが、仕事の都合上、帰らざるを得ない。

不自由だな、と思う。
いろいろ縛られてるなと、と改めて感じる。

どこにいても仕事できるカタチを、もっと積極的につくっておけばよかったと後悔する。

僕はカウンセラーだ。

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母 37/100

母 37/100

母について、思うところを書いておく。

二日前から実家に帰っている。「入院中の父の容体が悪化した」と、母から連絡をもらったからだ。

母は今、いつ命尽きるとも知れぬ父の介護を日々つづけている。タイムリミットは確実に近づいている。明日かもしれないし、来月かもしれない。

父は三十年以上に渡って肺の病を患い、入退院を繰り返してきた。看護師である母は、そんな父をあらゆる手を尽くして献身的にケアし、サポー

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