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苦手なひと・なんか嫌なひとが目の前からいなくなる魔法


この人なんか苦手・嫌い
その入り口ってやっぱり
第一印象が影響していると思うんです。


第一印象って凄く大切。
何てったって人は
初めて出会って“3秒”でその人の印象を決めてしまうと言われているんだから。

でもよ、
相手に対してその“3秒”で
何かを決めつけてしまうのは勿体無いんじゃないかなと思うんです。

有名な“メラビアンの法則”

人の行動が他人にどのような影響を与えるか判断する実験をもとに導き出されています。

コミュニケーションにおいて
言語情報が7%
聴覚情報が38%
視覚情報が55%
の割合で影響する。

この法則は、自分自身が相手に
どんな印象を与えるかを意識して大切にするために使うものだと、私は思います。



少女漫画でよくありません?
第一印象超最悪な意地悪男子。
“なんなのよアイツ、本当に最悪!”
なんて言っておきながら
“え、こんなに優しいところあるんじゃん”
という展開になって
“やだ…私…好きかも”
みたいな。
(視覚が55%だとしたら、イケメンだったという説もありますが笑)

逆パターンも然り。
めっっちゃくちゃ爽やか・朗らか
口角が上がり笑顔も素敵。
明るくトークも面白い!
そんな男性(または女性)が…
蓋を開けてみると無責任、不平不満ばかり。
裏表が激しすぎ‼︎
みたいな。


必ずしも第一印象が全てを握っているとは限らないと思うんです。


家事代行サービスでお仕事をしていると
色々な方と出会います。
色々なお家の雰囲気と出会います。


私がいつも大切にしていることは
出会うひと、そしてそのお家に感じる
“おや?”という“ネガティブ”な第一印象で
決してその相手ことを“決めつけない”ということ。


第一印象って強烈なインパクトだから
ついつい
“自分の基準で感じたネガティブなメガネ”を
自分自身にかけてしまいます。

そのメガネで相手を見てしまうと
“自分にとって良くないこと探し”を自動で始めてしまうんです。


何とも厄介なメガネ。


挨拶がそっけなかった
イライラしていそう
威圧的な感じ
無関心
見た目の好み


などなど。
そのメガネをかけずに
フラットに相手を見ることを意識すると…

“自分自身”も“自分と関わる相手”も豊かになれる可能性があるんです。



家事代行サービスのお仕事で例えるならば。

初めてお伺いするお客様。
事前のやりとりは、どちらかといえば
“そっけない”
“ぶっきらぼう”
温度感で言えば
“冷たい”感じ。
これが良いとか悪いとかではなく、そう感じた、ということ。

お伺いする前からこのような印象を受けると
“大丈夫かな”
“怖そうな人かな”
“ちゃんとできるかな”
なんて、無駄にハラハラ心配。


いざ、そのお客様の元へ。
事前のやりとりはだけでは感じ取れなかった情報が飛び込んできます。

“想像していた雰囲気と全然違った”
もあれば
“想像していた通りの雰囲気だった”
もあると思います。


や、やっぱりなんか怖そう
ちょっとしたミスも許されないぞ(当たり前)
はぁ、なんか緊張するーー!!!
と、思いながら作業をすると
非言語でそのネガティブな“何か”がお客様に伝わります。

その“ビビり”とも言える感情が
自分のパフォーマンスの幅を狭め
お客様との距離を更に遠ざけてしまうんです。

ビビりながらわんちゃんに近づくと
めっちゃくちゃ吠えられたりしませんか笑
ビビりながら赤ちゃんを抱っこすると
すぐに泣き出しちゃったり。
やはり、その空気感みたいなものは
なぜか相手に伝わってしまう気がします。



こんな勿体無い状況を回避するために
お客様も自分自身も豊かになるために


私が意識していた(現在は無意識)ことは…


お客様から感じたネガティブな第一印象を
一旦棚の上に上げる。
ついついかけてしまいそうになる
その“ネガティブメガネ”も、一緒に棚の上へ。



そして、ここでポイントなのは
“良いところを探そう”と無理しないこと。
“無理”も相手に伝わります。
“わざとらしさ”
“ご機嫌取り”
など、意図していることとは真逆に伝わってしまうことが多いんです。


私はそんな方が目の前に現れた時
“どうしたら同じ空間で過ごすこの時間を
少しでも心地よく過ごして頂けるだろう”

考えていきます。


時に空気のように気配を消したり。
時に賑やかなコミュニケーションをとったり。
時に存在感だけを漂わせたり。


お客様が何をお求めなのかを探る感覚です。
その“空気感”を受信できれば
お客様がこちらに感じる“異物感”を回避することができるんです。⇦言い方!笑


最初に感じた
そっけなさ、威圧感、冷たい感じ。
こちら側の気遣いや対応で
スッと溶けていく実感。


作業が終わり、自分の荷物の元へ戻ると
床に置かせていただいていた帽子の下に
ハンカチが。


その優しく細やかな心遣いに
胸がキュンとなりました。
“ほら、やっぱり♡(素敵な方だ)”


例え目の前のひとが
冷たくて、意地悪で、そっけなくて
ぶっきらぼうだったとしても。


こちら側の“理解したい”“受け入れたい”
まではいかずとも
“決めつけずにフラットに向き合う”
“敵ではない”
という無言の意思表示で


相手の対応が変わる
相手の良いところを引き出せる


そんな素敵な可能性があるということ。


自分自身がその技術を身につければ
目の前から“なんか苦手なひと”が減っていく。
最初からスパッと消えるわけじゃない。

気がついたら…あれ?いなくなってる。
みたいに気がつくんです。


自分の第一印象にも心を配りつつ
目の前のひとの第一印象で決めつけない。

日々の生活の中で
優しいホッコリな体験をあじわえますように♡

そう、ツッコまれそうですが
魔法ではないんです笑

日々の訓練、そして習得する技術だと思っています。

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