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はじめてのホテルとパリコレ

ふと。思い出したので、私が初めて海外で泊まったホテルを回想してみようと思ったら…改装してたんです?!遠い記憶の中にハッキリある映像を検索しても、微妙に違うデザインだから、辿っていったらわかってきましたので整理してみます。

今回紹介したいのは、PARISのホテル。当時の私はとにかくパリが好きでした。その頃は私だけではなくて、「お洒落はパリから!」みたいな時代で、ファッションもインテリアも雑貨も、フランスっぽいものがお洒落主流だったと言える程です。そして、私は本気でパリに行こう!と密かに決心していたところ…

だいぶスペシャルなご縁があってパリコレ(パリ・コレクション:仏: semaine de la mode à Paris, 英: Paris Fashion Week)、に行くことになったのでした。いくつものパリコレ観たのですが、衝撃的にカッコよかった!!もう数十年の前の記憶なのですが、現在でもハッキリとその時の映像が自分の中にはメモリーされている。その時の会場の空気感、潜在意識の中で私の中にずっとずっと生きています。

どのショーも後半にウエディングドレス的な力作があり、デザイナーがランウェイに登場し出演モデルたちが花道で笑顔と拍手で、フィナーレを迎える。その瞬間のデザイナーの表情の多くは、達成感ある晴れ晴れしさと誇らしさと、本当に素敵な笑顔なんです。もちろんモデルたちもみんなも、「ショー」というライブをみんなで作り上げる。生きたクリエーションの圧倒的な熱量。

本当に、「デザイナーの魂が生み出されるその瞬間!!」そこに立ち会うことができるのがコレクション会場なのかもしれません。

ファッションにおいて、ロンドン・ミラノ・パリ・ニューヨークと世界的なコレクションの中で、パリコレができるデザイナーも相当に限られている訳だから、その瞬間までの道のりも決して簡単ではないことでしょう。正にそのリアルな会場の熱気を体験することができただけでも、私の人生観へも…大きく影響していると思います。コレクションのイメージ的には、映画「プラダを着た悪魔」で垣間見れる感じです。

(そしてデザイナーとしてそれらを第一線で生み出し続け、妥協を許さないアルマーニ氏のことも、私の記憶には新しい。あの人間的に大きくてあたたかくて熟成されたオーラ。あらためて深く思うのです。そのアルマーニ氏と頬寄せ合ったツーショットの瞬間が私の人生の中にあることも、私にとって大切な意味があると。)

あれ…ホテルのことを書こうと思ったら、前置きが長くなっていましました。そんな風に、はじめてのパリ!のみならず、私にとっての「はじめての海外旅行」は熱気と感動に溢れるパリコレの日々。その若き私の弾ける感性?!を優しく受け止めてくれたホテル。それが私のファーストホテルへと続きます。


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