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「カイゾウ日記㊽」地域の繋がりと行政の行動力。

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

㊽って何??と思われた方に先に説明させて頂きます。私は2021年8月から平日はMedyというプラットホームで記事を書いています。

そこで毎週1回書き続けた「カイゾウ日記」は47回。
今回は48回目になるので㊽になっています(笑)

今週は実験的にこれまでMedyで書いていた平日の内容をnoteで書いています。

宜しければお付き合いください。

今日は「地域の繋がりと行政のヤル気、両方のバランスが大切だよね」をテーマに書いてみたいと思います。

私が働く地域では、ケアマネジャー(以下:ケアマネ)や訪問介護、通所介護、訪問看護等々の各サービス事業体ごとにネットワークを作っていて横の繋がりが非常に強いです。

なので事業所を超えて様々な会議や研修会などを実施しています。

今日は私がケアマネのネットワークに参加していて感じていることを書いていきます。


問題を浮き彫りにすることは出来るけど…



ケアマネは日々業務の中で「もっとこんな支援が出来たら良いのに」「もっとこんなサービスが地域にあればいいのに」等もどかしさを感じながらマネジメントしていることが多いです。

ケアマネ研修では社会資源の創造にもケアマネが関わるようにと言われますが、ハッキリ言って「問題」を浮き彫りにする事は出来ても、それを解決する資源を創るのはケアマネでは難しいと私は思っています。

あくまで地域の資源を創り上げていくのは行政であり地域住民です。

問題を間近でリアルに目にしながら日々仕事をしているケアマネは問題抽出という点においては素晴らしい視点で提案できる人がいるかもしれません。

例えば地域の高齢者が移動手段がないことで外出の機会が減っているのであれば、何が原因で外出の機会が減っているか情報提供・問題提起することはケアマネが出来ます。

その内容を元に実際に交通手段となる「モノ」を作り上げるのは行政であり、それを実際に提供するのは地域の会社や地域住民だと私は思います。


ケアマネネットワークの会議回数と行政の動き



私の地域ではほぼ毎月少なくとも1回は研修会や地域の課題抽出の為の会議などが行われています。

その会議で上がった議題を行政に上げて、実際にそれが形作られる流れになっていますが、結果として私が現在の地域に勤めてから何も変化はありません。

その期間1年です。

1年の間に私自身が参加した会議は数回ありますし、ネットワークを通してやその他の会議体は数十回に上ると思います。

そして毎回提案される「問題」はどれも似たようなモノばかり…。

結果としてそれらを持ち帰って行政は何をしているのか?

会議の回数ばかりが多くなり、ケアマネやその他サービス事業体の時間は多く取られている。個人的にはそう感じています。

どれだけ周囲に協力体制があれど、それを活かしきれていないのは行政。

旗を振って動き出すのはケアマネではなく行政の役割だと私は思います。



地域の繋がりと行政の行動力の双方が重要



行政がどれだけ大きく旗を振っても、それに協力する機関がなければ意味がありません。

逆に私のいる地域のように、協力体制が整っていても、旗を振る機関の動きが遅ければそれも意味がありません。

その双方が揃ってこそ地域の資源は充実していきますし、今後日々進んでいく高齢社会に対して充足した支援体制が整うと思います。

行政はどこも大差ないのでしょうか??

私はこれまで複数の市町村で勤めてきましたが、一つの物事を作り上げるまで様々な手続きを踏まなければならないのが行政…。

ましてや役所は担当がコロコロ変わるので、良い人が介護関係の部署にいたと思ったら年度が変わると全く知識のない人が介護関係の窓口になるなんてこともしばしば…。

私は行政の仕組みはよく分かりませんが、担当が変わるのは良いとして引継ぎを適切に行う仕組みはないものなのでしょうか…?

2025年問題はすでに目の前。地域包括ケアシステムの構築を国が言い始めてから既に15年が経過しています。

介護保険の柔軟性は年々なくなっていく中、地域資源がものを言う時代に突入しているのは間違いないと思います。

とはいえボランティアだけでは手も回りませんし、いい加減「福祉=ボランティア」という意識を無くして、良い支援を提供する組織や会社にはそれ相応の報酬が支払われることに国民全員が賛同する意識も必要なのかとも思います。

「安くて良いサービス」なんてこれからは何も生み出しません。

価値あるものにはそれ相応の対価が必要ということを日本人全員が意識する必要があるのだと私は思います。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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