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Never it's too late②

みなさん、こんばんは。今、メキシコのグアダラハラは夜12時半です。

前回の続きで、最近始めたラジオ番組(ポッドキャスト)のことについて話しています。


始めるにあたって、いろいろと考えなければならないことがあった。

まず、一つ目。

もうかなりの供給過多が来ていて、競争相手がたくさんいるということ。

前回の投稿でも話したのだが、僕の元同僚がポッドキャストをやろうと言ってくれた時は、まだ全然未開拓の分野だった。だから、始めるだけで注目されるというメリットがあった。

しかし、今はもうあれから約3年経った。先日、Spotifyで"日本語ポッドキャスト"とか"Japanese Podcast"と検索したら、50件以上のヒットがあった。

中には日本人の方がやられているものもあれば、ノンネイティブの方のチャンネルというのもある。

これはかなり状況が厳しそうだ。

ただ単に、何かのテーマについて話したり、語彙コントロールや文法使用に気をつけて、作品を作るだけでは絶対に埋もれてしまうと思った。

なぜなら、そういうことをメインにやってる人がもうすでにいるからだ。視聴者側の目線に立てば、絶対に先に始めたもう名が知られている人のチャンネルを聞くだろう。

だから、始める前に、少し立ち止まって考えた。

どうやったら差別化ができるだろうかと。

そのために、まず自分の立ち位置を明確にした。

僕の仕事は、日本語を教えること。日本語教師。メキシコのグアダラハラにある日本語学校で働いている。

これが今の僕のポジション。

端的に言うなら、

メキシコのグアダラハラで働いている日本語教師」

ということになる。

これだと、「日本語教師」の前に、「メキシコのグアダラハラで働いている」がついているので、ただ、「日本語教師」という名乗るより限られるので、差別化ができる。

こんな風にして、「○○日本語教師」の「○○」のところに、ポッドキャストを通して、何がしたいのかと考えてみた。

僕がポッドキャストを通して実現したいのは、

日本語が話せるいろいろな国の人と出会うこと

これがまず念頭に思い浮かんだ。


そう思ったきっかけは、コロナだった

コロナになったことで、インターネットを通して、メキシコ以外の日本語学習者と出会う機会が増えた。他のラテンアメリカの国の日本語学習者や日本に近い中国、香港、ベトナム、フィリピンなどの他のアジアの日本語学習者とも出会うことができた。

みんなそれぞれ、いろんな思いの中、それでも日本語が好きだという理由で、オンラインになっても、日本に留学できなくても、日本語の勉強を続けていた。

その姿勢が何か自分の胸に突き刺さったんだと思う。

そして、自分がポッドキャストをやってみたいと思ったときに、これを自分のチャンネルでできたら最高なんじゃないかと思った。

つまり、いろんな国の日本語が話せる方をゲストに呼んで、その方に僕がインタビューしていく形で進めていく。

とりあえず、何を話してもらおうかと考えたのだが、やはり、その方の国のことについて語ってもらうのが一番いいと思った。

うちの学校の学生を見ていても、思う。

基本的に自分の国や町のことを日本語で語っているときの彼らの顔は輝いている。

自分自身に興味を持ってもらえてるのと同じように、きっと嬉しいはずである。

そう思った。

さっきの差別化の話に戻るのだが、

日本語教師」という名詞の前に

「ポッドキャストを通して日本語が話せるいろいろな国の人と出会っている日本語教師」

こういう修飾語をつけた。

これを考えたあとで、今現在、僕と同じようなことをしてる日本語ポッドキャストのチャンネルがあるかどうかを調べたが、


なかった……


なら、やるしかない。

そんな気持ちをいただいて、1発目に撮ったのが、下のエピソードだ。

紹介が遅れてしまったのだが、僕が作ったこのチャンネルは

KAITALK(かいトーク)

という名前にした。

今までにゲストとして来ていただいた方の国は、

  1. 中国

  2. 台湾

  3. インド

  4. スウェーデン

もう録音は終わっているが、まだアップしてないものもいくつかある。

これからどんどん増えていく。

それが楽しみで仕方ない。

続きは、次回。



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