# 生きる目的の見つけ方

正解のない世の中を生きていくために必要なことですよね.正解のない問いに正解を見出したい.言い換えれば,自分が”納得”できる目標を探すために必要なことって何だろうな,ということについて考えています.

最近の学生の問題でよく取り上げられている”大企業一極集中型就活”のように,”とりあえずみんながしているから”とか,”評判がいいから”という理由だけで特に何も考えずに流れに沿って動いている人が多すぎると.これは日本の将来を揺れ動かす大きな問題になると僕は思っています.結局今の日本で学生に求められていることは,”ちゃんと言うことを聞く”ことであり,でも言うことを聞いているだけでは状況は変わらない.自分で考えて自分で行動する必要がある.そのためには学生のうちに自分の生きる目的(確固たるものでなくても何か方向性を示すような何か)に出会う必要がある.

そして僕らはそれを自分で考えることをあまりに放棄しすぎてしまっている気がする,と僕は思います.自分の将来なのに自分で考えずに,とりあえず会社に入る.

勿論いい会社に入ればそれなりに立派な人材になるだろうし,仕事をする中で自分の方向性は固まってくるとは思う.ただそのプロセスをもっと自分の力で踏まないことにはいつまでたってもこの国は変わらないんじゃないかな,と思います.

僕はたまたま人生をかけてやりたいと思えることに出会えたけど,でもそれも何で出会えたのかは分からない.別に何か特別な学生生活を送っていたとも思えない.

ただ一つ言えることは,”アンテナを常に張って行動する”ことは何か目的を見つける手助けになり得る,ということです.アンテナを張るということは自分の興味を言語化すること.何に興味があるのか,どんな分野に関心があるのか,自分で言語化できていれば関連事項が目の前を通過したときに扱いがきっと変わってくるはずなんです.同じ情報を目の前にしたときに,アンテナがあるのとないのでは明らかにその処理が異なる.

だから,自分が関心のあることを言語化し,アンテナにヒットした事柄はさらに深く追求する.そんな繰り返しの中で方向性が固まってくるのかな,と朧気ながら思いました.つかみどころのない話だけど,今日はこの辺りで.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?