見出し画像

#15 ドイツに住んでわかったこと

今日は留学のまとめをする、と決めたのでこの記事を出します。読者の皆さんには、”あくまでこんな一面もある”という気持ちで気軽に読んでくれると嬉しいです。

僕はこの記事を超真面目に書いてますし、より多くの人に伝えたい、と思って書いていることは事実です。ただ、一概に”ドイツとは”、なんてことは言える立場でないことはわきまえています。

ただ、こういった形で一読者として受け取る情報が、皆さんにとって有意義なものであることには十分気を配って情報を配信するつもりです。僕が感じた”ドイツ人とは”、というリアルな感情を共有することはそこまで悪いことではないと思います。

その場所にいなきゃわからないことって絶対ある。

僕はそう信じているので。

だからこの記事がより多くの人に読まれて、”あ、こんな世界もあるんだな”、と非日常を感じていただけると僕の欲求は果たされる、そんなところです。

1. 行ってみないとわからないことは当然ある

ステレオタイプが役に立たない、という話を以前しました。

結局、自分で何かを判断する以外に生きていく術はない。心底そう思いました。

勿論、この情報が溢れる時代において、情報を得る手段には困りません。手軽に自分が得たい情報にいつでもリーチできるのですから。

でも、その情報は本当に正しいのか、そのことは常に考え続けなくてはいけない。

ステレオタイプから逸れたドイツ人と出会うことによって、僕の考えは大きく変わりました。

結局自分が生きてきた道のりしか判断を与えてくれる人はいない。だからこそ、幅広い視野は絶対的に必要であることを知りました。そして、その視野の広さは、以外と地理的な要素を多分に含んでいることも勉強しました。

2. 自分本位で生きていい

いい高校に入らなきゃいけない。いい大学に入らなきゃいけない。いい会社に入らなきゃいけない。

この留学は、今まで自分の進路選択を支配していたものが他人本位であったものに多分に気づかされた時間でした。

これまでの進路選択に関して議論を交わす中で、”お前は何でそうしたの?”という問いに答えられない日々が続いて悩んだ。そして、僕の中で”~しなきゃいけない”、という想いが進路選択を支配していたことに気づいた。

じゃあ自分が本当にやりたいことは何だったのか、何故これまでそのような判断を下してきたのか、そこに向かいあう時間がようやくできたような気がする。

だからもし、同じような境遇で悩んでいる人がいたら、なるべく力になってあげたいな、と心から思う。

あなたのやりたいことは何?

そんなシンプルな問いを投げかけてあげたいな、と強く思う。

3. 自分の国を大切にする気持ち

日本語を扱えることだって誇りに思っていいことだし、こうして日本語でコミュニケーションをとれることを誇っていい。

だって世界には日本人とコミュニケーションをとりたくてもとれない人がいたんだから。

ドイツに暮らして、日本はなんて便利な国なんだろう、と心底感心した。こんなに便利な国は他にあるのかな、なんてことも考えた。その利便性の正義に関する議論は置いておいて、とにかく僕は日本に対する愛着心が増した。

問題は山積みだし先行きも不安だけど、少なくともそんな現状をほったらかしてどこかに移住するほど自分の日本への愛着は薄れていなかった。多分それは、日本がどうとかではなく、個人的なあるコミュニティに対する執着とかそんなところから来るものだとは思う。

とにかく僕は日本に愛着を持っているし、海外に移住しよう、という気持ちよりは、日本をどうにかしたい、という気持ちが沢山ある。

だからこそ、これからどうするかは僕が一番真剣になって考えなくてはいけないと思う。

そして日本の問題に関して言うならば、僕と同じ世代の人一緒になって考えたい問題である。

ここで言いたいことはとにかく、日本良い国だよ、と言える部分はまだある、ということである。僕自身日本に失望して留学に出た身だったし、だからこそこの考えの変化は自分の中ではとにかく大きな出来事だった。

だからもしこの現状に悲観している人がいるならば、声をかけてあげたい。まだ、救いようはあると思うよ、って。

勿論そのために行動しなきゃいけないんだけどね。

まとめ:外からみた日本

とにかく僕が思ったことを大きく分けて3つに分類していったけど、何がいいたいって、様々な視野から物事を見つめることは大切である、ということを一番学んだと思うこと。

これは誰に教えるとかそういう問題じゃなくて、自分がこれから生きていく上で必要な考えだな、と学んだ。

自分が生きている世界はいつだって狭い視野で、視野は広いに越したことはない。そしてその視野に地理的環境は大きく影響するんだと(大事なことだから二回言った)。

だからこれからは誰かのために、とかではなくて、自分が自分らしく生きられるように、ますます世界を広げていこうと思えた。

短い期間だったけど、そんな留学だった。超充実してた。

そして留学は再開させる。そのときにより有意義なことを発信できるように、日々研鑽を積んでいきたいと思った。

誰のためでもなく、自分のために。そして願わくば、自分の近くに寄ってきてくれたあなたのために。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?