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「目立つ」けど「変」ではない。

パッケージデザインにおいて、「目立つけど、変ではない。」ということが重要であると感じました。

なぜなら、「目立つ」ことで、初めてユーザーの目に留まり、そして、違和感を感じさせない「変」ではない、パッケージ、商品こそが手に取ってもらえると感じたからです。


「目立つ」ことの重要性。

現代の日本人が「1日に触れる情報量」が平安時代の一生分、江戸時代だと一年分と同じと言われる、情報に溢れた現代社会。「消費者に商品を買ってもらう」には、まず、最初に、溢れた商品やサービス、情報の中から「目に留まる」必要があると感じました。そのためには「目立つ」パッケージ、デザインであることが必要不可欠であると感じました。

なぜなら、実際に商品を販売している店舗やサイトでは、消費者が買いやすいよう、ジャンルや種類(例:飲料、調味料など)を分け、同じモノ(例:炭酸飲料、塩、油など)をまとめて陳列、表記していると感じたからです。つまり、ほぼ同じ中身の商品が横や隣に置かれているので、商品の特徴を適切に伝えるだけでなく、パッと目に留まる、「目立つ」パッケージ、デザインであることが必要不可欠であると感じました。

<参照記事>
澤円氏が語った、現代の日本人が「1日に触れる情報量」が平安時代の一生分、江戸時代だと一年分と同じについて紹介されている記事。


「変ではない」ことの重要性。

あらゆる商品やサービスの中から、消費者の目に留まり「目立つ」ことだけでなく、当たり前ですが、違和感不信感を与えないことも重要であると感じました。そのためには「変ではない」パッケージ、デザインを意識することがが必要不可欠であると感じました。

なぜなら「目立つこと」で多くの商品が並ぶ中から、実際に、目に留まったとしても、商品の魅力や情報を正しく伝えたパッケージ、デザインでなくては買っては貰えないと感じたからです。そして、そのためには「変ではない」パッケージ、デザインであることが必要不可欠であると感じました。


「目立つ」けど「変」ではない。

パッケージデザインの実例。

牛乳としての「視認性」を残しながら、
差別化したパッケージ事例。

陳列棚を想像した時、若干のデザインの違いがある中、殆どが牛乳自体の「白色」を生かすためパッケージだが...周知の通り、牛乳自体は「どれも白色」であり、必ずしも「中身の色」を伝える、パッケージである必要はないと事例を通して感じました。また「識字率が高く」文字が読める消費者が多い国や地域では、文字から情報を得ることができるため、他の商品、パッケージと「差別化」するため「目立つ」デザインに変えることが有効な戦略になっていると感じました。そして、ただ「無意味」に見た目やパッケージを変えるのではなく、種類ごとに違う、牛の「特徴的な見た目」を生かし、パッケージに反映することで「視認性」を高めるだけでなく「統一的なデザイン戦略」を通して「ブランド」として認識される、パッケージ事例の一つだと感じました。

水に紙パックを使うことで、
環境面だけでなく、デザイン面においても先進的なパッケージ事例。

水(ミネラルウォーター)に従来から使われている「ペットボトル」ではなく「紙パック」を使うことで、環境面を配慮したパッケージなっていると感じました。また、見た目の「デザイン面」から見ても他と違う、優れたパッケージ、デザインを実現しており、また、水は、どれも「無色透明」が当たり前なので、中身が見える「ペットボトル」ではなく「紙パック」の方が都合良いと感じました。


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