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外資系メーカーへの転職


外資系メーカーへの転職

最近、外資系メーカーへの内定を得て、入社予定ですので備忘録として残しておきたいと思います。

転職の動機

端的にいうと、将来への不安です。現在、1000人以下の企業に勤めていますが、とある企業のグループ会社であり、本社本部への報告業務や、組織体制の変更による希望しないルーチン業務のウエイト増加など、様々な要因から自身の経験がこのままだと積めないと思い、転職を決意しました。

 内資メーカーにおいて、総合職として働いていますが、もともとは技術系採用でした。品質保証の仕事をしています。そういった中で、技術に関係のない部署への異動可能性が出てきました。戦力外通告なのか?でも同期より先に昇格したし、上長からの評価は低くない。しかも親会社の命によるものもあるとのこと。そのような人事体制の会社に入ったのは自分なのですが、このままだと今後描いているキャリアへ後戻りができなくなる不安が生まれました。

また、現職での品質に対しての考え方です。仕方ないですが、研究開発は早く製品を出さないといけないので、検証が不十分な製品を出して市場では不良が頻発、製造は移管された製品を作るが不良には責任を持たず、開発に押し付ける。その他関連部署は法規制をあまり理解しておらず勝手に進めて追加の諸々手続きを発生させる。お金ガーーというのもわかるのですが、検証不十分な製品を出すことにどれだけのリスクがあるのか・・・それを納得してもらうためにロジックを立てたりと・・・それに対処するのが仕事だとは認識しているのですが、お粗末な体制に飽き飽きしてしまいました。それをポジティブにとらえて経験として積むことも考えましたが、他の会社のシステムはどうなっているのだろうかという興味もあり、より大きく頑健なシステムを構築してそうなメーカーに行きたいと考えました。

転職活動の方針

転職活動では、以下の点を軸としました。

  1. 医薬品、医療機器の法規制に関連した仕事がしたい

  2. 勤務地をある程度絞りたい

  3. 年収は維持

医療系の品質保証業務を行っており、その周辺の仕事(安全管理や薬事)についても今後経験を積みたいと考えていました。そのため、社内での異動もかなえられるような企業に行きたいと考えていました。
勤務地については、関東圏に絞ることで、家族への負担をかけないことも意識しました。
年収については、最近昇格をしたこともあり、上がっている状態で転職をすることができました。

受験企業

選考を受けたのは書類含めて10社ほど。ありがたいことに、マイナー企業勤務の私でも、半分くらいは書類通過をすることができました。ただ選考が進む中でやりたい製品などが狭まっていき、いくつか一次面接の選考を辞退しました。品質保証の経験は意外に希少性が高いのかもしれません。

面接での評価

面接においては、自身の業務について、課題解決の方法やコミュニケーションの取り方を踏まえてお話しました。また、意外だったのは自身が勉強してきた統計学やデータサイエンスのことについて聞かれたこと。
自身の中では資格なんて・・・とは思って書いていたのですが、学習の継続性やモチベーション、業務への適用など、結構食いつかれたので捨てたものではなかったな、と思いました。前職ではなかなか評価はされませんでしたが、やはり社内での統計やデータサイエンスへの理解や浸透度が大きくかかわっているのかと思われました。
また、キャリアについては、将来的にほかの関連部署でも仕事がしたいことを正直に伝え、ミスマッチのなきよう努めました。
総じて着飾ることはせず、ありのままの自分のレベルを伝えることを意識しました。そのほうが双方良いと思っていました。

内定

最終的に、外資系の大手メーカーに内定をいただきました。小さい会社で幅広く仕事をしていたことも評価され、捨てたものではないなーと。業界で3本の指に入るような企業なので、今後生き残れるかは若干不安ですが、邁進していきたいと思います。
外資だと基本的に販売会社的な立ち位置にあるので、営業さんが多いようです。ですので平均年収もそれに引っ張られており、めちゃくちゃ高給ではないようです。でもまあそこまでのスキルもないので、身分に相応な年収で内定を受諾しました。
また、落ちたところは、描きたいキャリアを提供できない や、 英会話がもう少しできたら・・・などの理由でした。英会話についてはほんとに業務に支障が出てしまう感じだったので、仕方ないと思いました。
ただ、外資に行くので英会話は身につけないとと思い、オンライン英会話を始めました。

今後の方針

まずは会社になれること・・・とは思っていますが、統計学を使う場面も出てくると思うので、まずはそれを磨いていこうと思っています。
また、医療系の法規制についても実務に落とし込んだ経験があまりなく、それをもっと補強したいと考えているので、薬機法と関連省令通知のインプットと、社内でのアウトプット状況について様子を見ていきたいと思います。手順も全然違うと思うので・・・

今回の転職ではいろいろ考えさせられました。前職での自身の立ち位置、総合職という業務のブラックボックス性、キャリアオーナーシップの重要性、職務経歴書の書き方とアピール、転職エージェントとのかかわり方、今後のキャリアや学習の方向性など・・・・
次は副業も可能だということで、そういった目線からもスキルを付けていければと思っています。




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