見出し画像

睡眠薬の種類と分類について

最近寝つきが悪くて眠りたいのに眠れないという人が手っ取り早く眠りたいと考えて、睡眠薬に手を出そうか悩んでいるというケースも多いと思います。

睡眠薬には様々な種類があり、不眠の原因によって分類がされています。

また睡眠薬には人によっては副作用があるので慎重に考えて安易に手を出さないことをおすすめします。

そこで今回は睡眠薬の知識を深めてもらおうと思い、種類や副作用の危険性についてご紹介していきます。



睡眠薬の種類と分類について


「睡眠薬って、たくさん種類がありそうでよくわからない。」と感じている方はいませんか?

睡眠薬と言っても病院で処方される薬から、ドラッグストアで購入出来る市販薬やサプリメントなど、さまざまな種類があります。

それぞれ効果やメリットが異なるので、くわしく解説していきます。

病院で処方される睡眠薬でも、自然な眠気を強める依存性の少ない薬があります。



睡眠薬の種類、分類について


睡眠薬は大きく分けて、


・病院で処方される「睡眠薬」
・薬局で買える「睡眠改善薬」
・食品として分類される「睡眠サプリメント」


の3つに分けられます。

まず、病院で処方される睡眠薬のなかでも、副作用の少ないタイプの種類をくわしく解説していきます。


【ロゼレム】
睡眠ホルモンであるメラトニンに作用することで、自然な眠気を強める薬です。

メラトニンは体内時計のリズムをつくるホルモンで、ロゼレムを服用することで体内時計のリズムを整えることができます。

不眠症入眠障害・中途覚醒に効く場合が多いですよ。

自然な眠気を強めるので、効果を実感しにくいというデメリットもあります。


【ベルソムラ】
一般的にスボレキサントと呼ばれる薬で、自然な眠気を強める効果があります。

脳を覚醒させるオレキシンをブロックするので、途中で目覚める中途覚醒を防ぐのに効果的です。

オレキシンは本来、日中に増加し夜間に減少して生活リズムをつくっていますが、何らかの原因で夜間に減少しない場合には、ベルソムラが効きますよ。

不眠が原因でこれらの睡眠薬を手に入れたいときは、心療内科か精神科の病院を受診するのがおすすめです。

不眠は、うつ病などの精神障害の原因となることが多いので、その予防にもなります。



睡眠薬の特長について


つぎに、上記でご紹介したロゼレムとベルソムラの特長を解説します。


・自然な眠気を強くするので、副作用が少ない。
・依存性が低く、離脱症状が出ない


このように、病院で処方される睡眠薬のなかでは副作用が少ないところが特長です。

睡眠薬に依存してしまうのが心配という方には、ロゼレムとベルソムラがおすすめですよ。



睡眠薬の効果ついて


ロゼレムは入眠障害と中途覚醒に、ベルソムラは中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害に効きます。

このように、薬の種類によって、どの時間帯に効くのかが異なりますよ。

寝つきが悪い方は入眠障害に効く薬を、途中で目覚めてしまう方には中途覚醒に効く薬を、朝早過ぎる時間に起きてしまう方には早朝覚醒に効果がある薬を処方してもらう必要があります。

また、これらの自然な眠気を強める薬が効かない場合は、脳の機能を低下させることで眠ることができるようになるタイプの薬が必要になります。

脳の機能を低下させる睡眠薬は、効き目が強い代わりに離脱症状がでる可能性が高いですよ。



睡眠薬の副作用について


どのタイプの睡眠薬でも、最も多い副作用は眠気が残ってしまうことです。

日中の眠気は日常生活に支障をきたすので、注意が必要です。

もし眠気が残る場合は、医師に相談して量を減らしたり、服用する時間を早めたりするなどの対処が必要になります。


また、強引に眠気を強める睡眠薬の副作用で1番心配なのが、依存性があることです。

そのため、強い睡眠薬の服用を辞めるときには、離脱症状が出る場合があります。

離脱症状には、動悸・強い不安感・イライラなどの症状があるので、なかなか服用を辞められないという方もいますよ。

眠れるようになったからと自己判断で薬を急に辞めるのではなく、病院で医師に相談しながら減らしていくことが大切です。



睡眠薬と睡眠サプリの違いは?


睡眠サプリは食品に分類されていますが、錠剤やカプセルなので薬と同じように服用することができます。

睡眠薬と比べると劇的な効果は期待できませんが、睡眠薬の副作用が心配な方におすすめです。

また、ドラッグストアで購入できるので、手軽に試すことができますよ。

睡眠サプリは、GABA、グリシン、ハーブなど、眠りやすくする効果がある成分を含んでいます。

GABAはストレス解消に効くので、ストレスが原因で寝付けないという方におすすめです。

グリシンは深部体温を低下させることで、入眠しやすくなる効果があります。

ハーブティーでも知られているハーブの中には、睡眠に効果的なものもあり、クワンソウやラフマ葉などが有名です。



まとめ


今回は、睡眠薬の種類や特長についてくわしく解説しました。

睡眠薬を使うときは、効果が合う薬を使うことや、依存性が低い薬を選ぶことが大切です。

睡眠薬を試す前に、生活習慣の改善やサプリを試してみるのもおすすめですよ。

睡眠薬の服用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?