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睡眠を検査する方法はあるのか?

睡眠時間が足りていても、日中の眠気やだるさに悩まされていませんか?

その症状は睡眠障害や睡眠時無呼吸症候群のせいかもしれません。

睡眠を検査することで、病気の有無がわかりますよ。

今回は、睡眠検査の種類や方法についてくわしく解説します。

睡眠にお悩みのある方は、ぜひ参考にしてください。



睡眠を検査できる方法とは

睡眠検査は、自宅でおこなう検査と病院でおこなう検査に分けられます。

どちらの検査も、まずは睡眠外来を受診します。

心療内科などではくわしい睡眠検査をおこなっていないこともあるので、睡眠検査を受けたいときは病院のホームページなどで確認してから受診するのがおすすめです。

簡単な睡眠検査なら、病院から機械を貸し出されて自宅でおこなうことができます。

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方や、くわしい検査が必要な場合には、1泊の入院で検査することもあります。



睡眠障害の色々な検査方法


在宅簡易検査(簡易ポリグラフ)

呼吸、呼吸努力、いびき、酸素飽和度、脈拍数、体位、体動の7項目を検査します。

ポリソムノグラフィー(PSG)検査

上記の検査項目に加えて、脳波、眼球運動、オトガイの筋電の10項目を検査します。

PSG検査は、通常1泊の入院で検査します。

睡眠をモニターするので、夕方から夜に入院して翌朝には退院できるところが多いようです。

朝早い時間に退院できるので、翌日に仕事が休めない場合でも入院検査しやすいですよ。

この検査は、頭や鼻などにセンサーを装着するので、入眠しにくいところが難点です。

病院では眠れないことを伝えると睡眠導入剤を処方してもらえるので、いつもと違う環境で眠れるか不安な方でも安心です。

また、最近は在宅でPSG 検査ができる病院が増えてきました。

今までは入院することでしか検査できなかった項目も在宅で検査することが可能になり、より手軽に検査をおこなうことができます。

また、在宅でのPSG検査だと費用が抑えられる点もメリットです。

睡眠検査の流れとしては、まずは簡易検査をおこない、その結果によってPSG検査をおこなうことが多いです。



睡眠を検査するための費用は?


費用は病院にもよりますが、自費診療か保険適用かで大きく変わります。

ここでは、保険適用で3割負担の場合に掛かる費用をご紹介します。

簡易ポリグラム検査は、機械の貸し出し費用で約3000円なので、最も気軽に受けられる検査です。

入院でPSG検査する場合の費用は、約2.5~5万円です。

入院時に個室を希望する場合には、さらに費用が掛かる場合があります。
在宅PSG検査は、約1.5万円です。

入院する場合と比べて費用が抑えられる点がメリットです。



どんな症状がでたら睡眠検査をした方が良い?


どんな睡眠のトラブルでも、日常生活に支障をきたすようになったらすぐに病院を受診することが大切です。

以下のような症状がある場合は睡眠検査をすることをおすすめします。

・日中の強い眠気やだるさ
・朝起きたときに疲れが取れていない
・不眠で眠れなかったり早すぎる時間に目覚めたりして、二度寝できない
・家族などにいびきを指摘される
・睡眠中に手足が痙攣する
・寝てはいけない場面で眠りに落ちてしまう


睡眠検査で分かること


睡眠検査をすると、結果のグラフがレポートのようにまとまっているので、睡眠の状態を客観的に見られるようになります。

睡眠の深さや呼吸の状態など、睡眠の様子がくわしくわかるので、以下のような睡眠の病気があるかどうかの診断に使えます。

睡眠障害
睡眠障害は入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害の4つに分けられます。

どれも睡眠時間が短くなってしまうので、日中の眠気やだるさにつながるので注意が必要です。

睡眠検査をすることで、自分がどの時間帯に覚醒してしまっているのかわかるようになります。


睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上呼吸が止まることが1時間に5回以上ある病気です。

いびきと無呼吸を繰り返すので、身体の疲れが取れにくくなります。

睡眠時無呼吸症候群の場合には、CPAPという治療法が有効です。

CPAPという機械から空気が送られ続けることで、呼吸が止まるのを防ぐことができます。CPAPは病院から貸し出されるので、月に1度の診察と合わせて約5000円掛かります。


ナルコレプシー
夜の睡眠時間が多くても、日中に耐えられない眠気で眠ってしまう過眠症です。

前触れなく突然寝入ってしまうので、日常生活に支障をきたします。

また、薬を服用して症状が出なくなるまでは、車の運転ができなくなります。


むずむず脚症候群
むずむず脚症候群は、夕方から夜にかけて脚に不快な感覚があって寝つけなくなります。

不快感から足を無意識に動かしてしまうので、寝不足や不眠になることが多いです。



まとめ

睡眠検査には、さまざまな種類がありましたね。

日中の眠気や不眠にお悩みの方は、1度睡眠検査をしてみることをおすすめします。

睡眠のどの部分に問題があるのかわかるので、対策を立てやすくなりますよ。


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