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第51話「確証バイアス」~「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」を読んで(11)~訪問介護~


◼️始めに◼️

 皆様、お世話になっております。

 今回の記事から「共感する技術」の章に入ります。共感については
「いつも有り難うございます_2024.3.19」
で触れた通り、核心には触れませんが、少し頭を整理したので、用語等、考えられる部分で進めて参ります。
 読書感想文の続き(11)で、「自分の中の先入観と向き合おう」です。

 宜しくお願い申し上げます。

◼️基本情報◼️

書名/対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖

著者/大谷 佳子氏
発行人/佐々木幹夫氏
発行所/株式会社翔泳社様

全158P

◼️小見出し◼️

「対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術 便利帖」より

「先入観は、誤った判断につながる 自分の中の先入観と向き合おう

◼️気になるキーワード◼️

・先入観
・確証バイアス

◼️感想◼️

先入観と合致しない情報は、軽視したり、排除したりしてしまうのです。この傾向を、心理学では確証バイアスと言います

P110-L20~21

第44話「ヤマアラシのジレンマ」

での事例で、コメントで

きれいごと様
(きれいごと様、いつも有り難うございます)

にご指摘頂きましたが、私の返しはまさしく確証バイアスになってしまっています。

以下はその折りの事例です。


◼️事例◼️

お客様「お鍋を煮立てて欲しいの」

(簡単な調理もプランに入っているので)

私「承知しました。」

お客様「いつもスミマセン」


 私の頭の中では、背景にある「いつものお鍋」が先入観として浮かんでいて、全く何もお尋ねしていません。
 私にとっては、わかっているから作りやすいというメリットがありますが、お客様にとってのメリットはありません。
 例え、いつものお鍋であっても、 
「たまには違うお皿になさいますか?」
「野菜の切り方を変えてみるのは如何ですか?いつもと違う印象になるかもしれませんよ」
等、ちょっとしたご提案をすると、お客様の選択肢が広がり、ご本心にも近づける様に感じます。
 あくまでお客様がWinを感じられる様、努めて参ります。

◼️最後に◼️

 今回は以上です。
ご指摘等、コメントをお待ちしております。

 画像は4yournote913様からお借りしました。有り難うございます。

 皆様、どうもありがとうございました。
また、宜しくお願い申し上げます。

訪問介護士のひかり