役目
しゃがんだ もう疲れたから
照りつける日差しは容赦ない
瞑っていた目を開ける
乾いた地べたに滴る汗
必死に吸収する地べた
横たわる枯れそうな花
汗程度 何の足しにもなるまい
それでも吸収し続ける地べた
私に何か語り掛けてくる
草木のため それが我が役目
それを聴いて気付いたよ
もう一度立ち上がる意味を
必死に吸収すればこそ草木は生きられる
草木あればこそ人は生きられる
人いればこそ私は生きられる
ならば
私であればこそ…
もう一度立ち上がろう
私の役目を果たすため
諦めるのは
まだここじゃない
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