ニュージーランド南島|おすすめ観光地5選!定番に加えて訪れたい「フランツジョセフ氷河」とは?
前回に引き続きニュージーランドをご紹介。
北島と南島にわかれるニュージーランドですが、
今回は「南島」に特化してご紹介します!
【紹介スポット】
・ニュージーランド南島エリア
・テカポ/マウントクック/クイーンズタウン/ミルフォードサウンド/フランツジョセフ
◆ニュージーランド南島編
「ニュージーランド」と言われて思いつく場所の多くは、実は南島。
テカポ湖、マウントクックなど、聞き覚えのあるスポットもあると思います。
南島の特徴は、その大自然の壮大さ!
・緑豊かで、
・シーズンにはニュージーランドだけの花々や植物が見られ、
・世界に誇る「氷河地形」が残る
日本ではまず体感できない景色の連続です。
・①テカポ湖 世界初!世界遺産に星空登録!?
まず1つ目は、テカポ湖。
その美しきブルーの氷河湖が、旅行パンフレットの表紙を飾ることもしばしば。
人口は300人程度。
テカポ湖畔に面した町は、ぐるっと回っても30分くらい。
小さな素朴な町です。
そんな町の中心にあり、誰もが目を奪われるのが「テカポ湖」。
この湖の特徴は「氷河湖」であること。
どこまでも続く、真っ青なブルー。
ここでの疑問「なぜ氷河湖は青いのか?」
簡単に解説してみます。
氷河が川を通って湖に集まるまでには、岩や石などを少しずつ削り取り、小さな小さな岩石成分が水の中に含まれていきます。
そして、それらの水が集まった湖に太陽の光が注ぐと、岩石成分に「青の光」だけが反射されて私たちの目に届く…
なんだか難しい話を、難しいまま書いてしまいましたが、
・氷河湖は普通の湖とちがう性質を持っていて、
・なんだか感動するほど青いんだろうなあ
くらい感じていただければ幸いです笑
この青さは、見る角度が大きいほど、真っ青に見えます!
(いい表現ではないですが「真っ青な入浴剤を湖いっぱいに入れてみた」みたいな?笑)
つまりは、湖畔のすぐそばから見るよりも、「山の上」から見た方が、氷河湖の感動が倍増する!
そこでおすすめなのが、テカポ湖のすぐそばにある「マウントジョン」の丘に行くこと。
車で上るか、歩いて上ります。
この丘の上から眺めるテカポ湖、これがイチオシです!
さて、テカポ湖のもう一つの魅力が、「星空」です。
空気が澄んでいて、光の少ないテカポ湖は、絶好のスポット。
実はいま、世界で初めて「星空を世界遺産に」すべく頑張っています。
(ただ、この活動が始まってすでに数年経っています…)
夜に、湖畔を散歩しながら、夜空を見上げるのも◎
さらなる感動を味わうために、オプショナルツアーに参加するのも、なおよし。
オプショナルツアーでは、車で郊外に出かけ、望遠鏡の設置された展望台にて、満天の星を楽しみます。
街中で予約できる日本人ガイドのツアーもありますが、とても人気なので予約はぜひ出発前に!
・②マウントクック 最高峰の絶景空間
続いて、マウントクック国立公園。
この国立公園は、世界遺産に認定されています。
▼右の雲ギリギリ隠れてないのがニュージーランド最高峰のマウントクック山
マウントクックの魅力は、
・「マウントクック山」を含むサザンアルプス山脈
・そして、間近に迫る氷河の迫力!
マウントクック国立公園には、スーパーマーケットやレストランはありません。
ホテルでさえ、たった1つ「ハーミテージホテル」だけという徹底ぶり。
ひたすらに大自然と向き合う環境がそろっています。
ここでのおすすめは、やっぱりハイキング!
ハーミテージホテルを拠点に、山岳ガイド同行のオプショナルツアーがあります。
▼ケアポイント展望台 セフトン氷河の迫力
ニュージーランドでは、国をあげて大自然を守る活動が行われています。
無数にあるハイキングトレイルも、国で管理し、山岳ガイド規定も実にしっかりとしています。
マウントクックでは、個人的にハイキングトレイルを歩いてもOK!
でも、よければガイド同行ハイキングに参加してみてください…!日本人のガイドも多いです。
そしてなにより、とっても詳しい。
「この花なんですか?」
「氷河ってなんで青いんですか?」
旅が深くなれば、それだけ心に残る旅になるはずです!
おすすめトレイルはこちら
・フッカーバレー 大定番!マウントクック山に迫るコース!
・ケアポイント マウントセフトン山の氷河が間近に!
・③クイーンズタウン 女王が愛した湖畔リゾート
“女王が住むのにふさわしい街” クイーンズタウン。
ニュージーランド3番目の大きさを誇る「ワカティプ湖」が印象的。大自然というよりは、おしゃれさも感じる洗練されたスポットです。
欧米の方も多く、別荘とかも多いんです!
空港もあり、旅の拠点にする方も多いかと思います。
クイーンズタウンでは、ゆったり気分で「街歩き」がおすすめですよー
・ワカティプ湖
湖畔をお散歩。ボートもあります!
・クイーンタウンガーデンズ
様々な花々が見られる公園で、朝のお散歩にも最適!
・名物土産「クッキータイム」専門店
おみやげに最適なクッキータイムのクッキー!
専門店では様々な味やサイズがそろってます
・「スカイライン」展望台で絶景を一望!
街中から歩いてすぐのところにあるのがスカイライン。
ゴンドラで一気に450mほどの高さへ!ここからの景色はおすすめできる絶景です。
少しお高いですが、展望台併設のレストランも人気でおすすめです!
・④ミルフォードサウンド 氷河が作り出した世界
最後にご紹介する「ミルフォードサウンド」。
南島の西端に位置するこのエリアは「フィヨルドランド国立公園」として世界遺産にも認定されています。
一般的なホテルはここにはないので、テ・アナウの街を拠点にするか、少し距離ありますがクイーンズタウンから向かいましょう。
ド定番の観光は「ミルフォードサウンド・クルーズ」
1泊するようなものもありますが、2時間30分ほどのクルージングが人気です!
見どころは…?
・長年にわたって大自然が作り出したフィヨルド
・迫力満点!1,000mほどの高さの滝
・日向ぼっこしている野生動物
先に、正直なことを言います。
このエリア、とっても雨が多いです…!
でもがっかりしないで!
雨が多いからこその植生や、滝の迫力を味わえることこそが魅力だから。
日本で考えると、屋久島がいいと思います。
他では得られない景観です。
クルーズに乗り込んだら、基本的には自由席。
一部有料のVIPエリアなどもありますが、正直そこまでしなくても十分です。
まずは、進行方向左側を確保しましょう!
フィヨルドの作り出した景観がよく望めます。
時間帯によって、船内にてお弁当またはビュッフェも楽しめます。
チケットを買う際に決めましょう。
クルージング中は、大きな滝が何回か現れます。
そのときは、ぜひ屋上デッキへ!
このときの注意点は、雨具必須!
滝のすぐ近くまで船を進めてくれるので、びしょびしょになります。
でもこれがとっても気持ちがよい。若返りも期待できます(?)
晴れていると、オットセイが岩の上で日向ぼっこしている様子も、結構な頻度見られます。
イルカに遭遇したこともありますよー
ミルフォードサウンドで他のおすすめは…
「世界一美しい散歩道」と称される「ミルフォードトラック」でしょう。
3泊4日かけて踏破する登山ルートです。
実に美しいシダやコケの緑の世界。
世界中の登山者との出会い。
一生の思い出となる4日間になるはずです。
ミルフォードトラックについては、思いも深いので、またいつか投稿できればと思っています!
・⑤フランツジョセフ 世界随一の氷河世界
おまけにもう1ヶ所ご紹介!
それが、フランツジョセフ氷河です。
ヘリコプターに乗って、わずか5分。
絶景の氷河世界に降り立つことができます!
アラスカやアイスランドでも氷河を望めますが、ここまで美しい景色を私は知りません。
ガイドさんがその日の氷河の状態をみながら、踏跡をつけて先導してくれます。
私たちも、借りたストックなどの道具を使って、約2〜3時間のトレッキングを満喫しました。
やや訪れにくいエリアではありますが、
ここだけのためにニュージーランドを訪れても後悔はさせません!
◆南島のおすすめの巡り方 現実的編
見どころたっぷりの南島。
おすすめの巡り方をご紹介します。
・① 初めてのニュージーランドの方は!「テカポ湖」「マウントクック」
絶対に外せないスポットとしては、
「テカポ湖」「マウントクック」の2つ。
まずは北島から、南島東部のクライストチャーチ空港へ飛びましょう。
そこからドライブで「テカポ湖」→「マウントクック」と巡ります。
時間があまりない…という方は、
そこから引き返してクライストチャーチへ。
まだ時間がある!という方は、
さらに西へ向かい、クイーンズタウンを目指しましょう。
クイーンズタウンにも空港があるので、一筆書きの行程で無駄なく楽しめます。
・② テカポ湖・マウントクックは既に行った方!「ミルフォードサウンド」「テ・アナウ」へ
次に優先させたいのは、クイーンズタウンより西のエリア。
世界遺産のフィヨルドランド国立公園ですね。
特に、登山やハイキングが好きな方は必見です!
マウントクックとはちがった植生で、ニュージーランド固有の自然を満喫できます。
拠点にテ・アナウを選べば、
土ボタルのオプショナルツアーを楽しんだり、
飛べない鳥「タカへ」を見られる自然公園があったり、
楽しみ倍増です!
・③ 定番はすでにコンプリートの方!「フランツジョセフ氷河」
一筆書きで巡るのがおすすめです。
まずはクライストチャーチへ!
そこから北上し、山を越えて「アーサーズパス」を経由し、海岸の町「グレイマウス」を目指しましょう。
クライストチャーチから車でもいいですが、鉄道の旅「トランツアルパイン」もおすすめです!
フランツジョセフを満喫したら、さらに西へと進み、ワナカを経由してクイーンズタウンへと抜けましょう。
書いているだけで、私もワクワクします!笑
◆南島の旅は終わらない…!
ニュージーランドの旅は、1度行っただけでは終わりません。
帰りの機内で、「また絶対来よう!」そう思う方が多いはず。
2回目の方におすすめした「フランツジョセフ」以外にも、
南島の南に浮かぶ「スチュアート島」や
シーカヤックの聖地「ネルソン」など、
ニュージーランドの魅力は尽きません!
▼ 本で【世界一周】を味わうなら!
▼ 前半記事・火山の北島編はこちら!
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