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【まんが少年日々記】22話 どろだんごのおーや~【コラム】
梅雨時期には泥団子を作って勝負、勝負!
花壇や校庭の隅、遊具置き場辺りの土をこねて、こねて、作る。
粘土質が一番上等なんだが、いかんせん学校には皆無。
で、中心に石を入れてこねまくりだんごを作る。
大きさは自由で随意おまかせ。
が、ばかでかい団子だと、誰も相手にしない。
勝負ごとには向かないただの泥団子呼ばわり。
なに「やっぱり賭博の賭け事だな」ってか
完成品を壊す遊びさ〜。懐疑心でかまえるのはおよしなさい。
何か既製品で遊ぶ事があまりなかった時代だった。
なんせ、買わなければいけないときたもんだ。
裕福な友だちの家へ行くと、野球版や将棋、トランプ、オセロ、学研の科学&学習の付録等のそれらで、半日は遊んでいた。
羨ましい気分いっぱいでしだいに無口になるわたしがいたな〜。
なに「やるせないね」ってか。
そうなのよ、世の中お金なのさ。
で、勝負、勝負なのよ、わかって。
なに「愚かな、ちと違うぞー」ってか。
ま、創作意欲ってあのころ育んで、今の稼業に連なったのね。
雨の続く梅雨のころは、遊ぶ気分もどんよりとしていた。
晴れ間に大急ぎで遊ぶ事をさがしておおはしゃぎ。
で、水たまりや灌木の間を抜けながら、服や身体を濡らす。
そんなふうだから、帰るとしかられてお仕置きは必然。きゃ〜。
なに「しかられるような事ばっかし」ってか。
元気で夢中なのよ。お願いわかって。
梅雨どきのお話でした。
次の更新は 23話の標準語版 です。
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ブログにも掲載してます。他の漫画もあるので良かったらみてなー( ´ ▽ ` )
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