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【まんが少年日々記】30話 石中の池ぐゎ~でたっぷみのつり【コラム】

当時に思いを馳せる四方山話は尽きない。
こうして感情が勢揃いした頃合いに、さてもさてもと文章を起こす。
 
海が近場に無ければいけすで釣りを楽しむ。
そんな心意気が足を運ばせたのは、石垣中学校の二棟の校舎の狭間にある、ゆるい斜面の石組みを配した庭にある池だ。
丸と楕円が2つ組合わさった形の池がいけす代わりってことだ。
池のふちにしがみつくタニシが餌で十分にあった。
で、意気揚々とたっぷみの釣りを楽しむというわけだ。

準備万端整った頃合いを見計らっているのか定かでないが、忍び込む2〜3回にいっぺんは守衛さんのお出ましだ。
ハンパなく怒鳴りちらされ、脱兎のごとく逃げのいって。
現代じゃ当時の守衛さん罵声はSNやツイッターで大騒ぎだな。

なに「学校で飼っているものに手をだしてたのか」ってか。
後先思いやる考えのない、稚拙な心意気に惑わされていたのよ。

後年、石垣中学校へ入学するも、1〜2年のころは級友たちと昼休みには日課のように、たっぷみの釣りを楽しんでいたな〜。

なに「小さい小魚を釣ってどーするんだよ」ってか。
だから、本能がさせるのよ.判って。
餌はタニシなので、口中ケガ無しの健康体で安心リリース。

20〜30代の頃、世田谷区の三宿や上馬、若林と最寄駅が三軒茶屋近辺に住んでいた。
三宿は三宿駅で目黒川の大氾濫に2回も遭遇には閉口したな〜。
あ、いかんいかん釣りだ釣り話。
太子堂の三軒茶屋駅近場に屋内型いけすの釣り堀屋があった。
側を通るたび釣りへの懐かしさがひとしおだったのだ。
が、一回足を踏み入れその後さっぱり後ろ髪引かれずだったな〜。
 
なに「コッキリって不満だったんか」ってか。
そんなんじゃない。港や砂浜や海原への郷愁に感傷的になった。

おやおや、四方山話しも感情論への脱線だ。
そうそう釣りです。釣り話。
釣りっていろいろあっておもしろいね〜。
釣ったり釣られたりは、さかなもひとも…
餌がかんじんです。

おあとがよろしいようで。




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次の更新は 31話の標準語版 です。

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