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【まんが少年日々記】20話 フクギの葉っぱの飛行機ど~【コラム】

当時、福木(フクギ)は屋敷内の防風林としてありがたがられた。

小学校の校外写生授業では、ほとんどの生徒の画用紙に福木は描かれていた。
それほどポピュラーな石垣積みの塀とセットな住宅地の光景だった。
福木は夏に大きさがピンポン玉状の緑の実をつける。
食べれない実は熟れて黄色くなり木のまわりに落ちては腐り、ハエがたかって辟易の夏の風物詩。
そんな光景が近代建築の屋敷では見当たらなくなってひさしい昨今。
コンクリート建築のおかげで台風の強風に多大な気をくばる必要性もなくなり、屋敷の庭木には花咲く樹木が植えられる。
帰省すると、市内を父ちゃんの軽貨物車でドライブ。石垣積みの塀や福木の光景に、目頭が熱くなる。
近頃、じじーは感動や感傷にひときわ涙腺が弱くなり涙もろい。いかんなーとブツブツ自問多々。

なに「老いにありがちなことだよ」ってか。
若い頃はちょいと脇見をしたらそんな人がいたな〜と
ありがちだったが、いやはや我が身に起きるとは…なんともだな〜。

自分の来し方をみつめると、方言やスラングはとても人生に最重要なエッセンス間違いない。
今では忘却いっぽうの言葉だが、ふとした拍子にとびだしてくる。
すかさずメモっては、ニンマリと節にいっている。そのうちまんがへ投入で、してやったりの気分になる。

なに「じじーの独りよがりに付きあう読者をなめんなよ」ってか。
へいへいほ〜♪へいへいほ〜♪ 与ぎ〜は字を書く〜。ははは…。人って縁なのよ。読んで。

で、方言やスラングを多々挿入すると、しぜんとセリフは長くなる。
「見づらい、読みづらい画面が騒がしい」の苦情殺到。
なにクソーの奮起!と、しょぼくれ感傷の日々に老いの時は無常にも薄情で過ぎ去り方ハンパない。

なに「じじーは引きずりすぎじゃね」ってか。
背負ったり、引きずったり、心になすりつけたり、飲み込んだり。
見た目穏やか装ってますが、へばりつくあれやこれやで心労と身労。
気づけば身体重いし、膝や腰も痛いときた。痩せよっと…。

この少年期のまんがを、方言やスラング愛でたっぷりと満たして読者へ届けたい。
そんな一本気のハイスピードで爆走中。ブレーキが無いのよ。止まらねー。
あはははは、大袈裟だな〜。
ま、そんなとこ。声援よろしくお願いしましょうね。また来てね。




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【方言・スラング版】は こちら

次の更新は 21話の標準語版 です。

初めて読む方へ → まんが少年日々記について

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