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居心地が良い場所に居続けてよいのか

ワーキングホリデー、オーストラリア アデレードに移動してから3か月が経とうとしています。

最近オーストラリアは買い手市場で、仕事を探すのが非常に困難と聞いております。
というのも、オーストラリアの最低賃金は世界一で日本からも多くの人が「出稼ぎ」を目的に渡豪する人が多いとか。

私はちょうどテレビでワーキングホリデーの話題が多くなってきたころにワーキングホリデーでオーストラリアに来ました。
セカンドビザを取るために最初にファーム生活を終わらせようと、ワーホリでの職探しの基本Facebookを利用して職探し。
その頃は仕事探しは特に難しくなく、Facebookのあるグループに以下のように投稿しただけでファームのマネージャーから連絡が来ました。

Hello, I'm ○○ from Japan.
I'm gonna go to Cairns on 14 Feb and looking for farm job to get 2nd visa.
Please send me message if you are hiring.
Thank you.

半年以上前のことなので正確には覚えていませんが、大体こんな感じだったと思います。
投稿した3時間後くらいに職場からコメントをいただいた気がします。
就職活動約3時間。家もそのマネージャーが手配してくれて正直楽勝でした。


居心地の良さ

そんなこんなで仕事が始まり、あっという間にセカンドビザの条件である88日の労働が終わりました。
3~4ヵ月もいると、いくら田舎で単純作業のファームジョブといっても居心地がよくなってくるもので、仲の良い友達もいるし、シェアハウスのメイトも好きだったので他の都市に移動するのも少し寂しく感じました。
当時の生活は嫌いではなかったし、わざわざ仕事を辞めてリスクのあるほかの都市への移動、新たな職探しをするべきなのだろうか。そんな葛藤がありました。
ただ、私がオーストラリアに来た目的に英語力の向上というものがあったので黙々と単純作業をするファームジョブより都会の接客業をするべきと思ったため移動を決意しました。

新天地は居心地が悪い

そして現在滞在中のアデレードに来たわけですが、当時はNo House, No Job, No Friendと人生のすべてがリセットされたような感じで不安でしかありませんでした。
ただ、これまでの人生を思い返すと新天地というものは必ず居心地の悪いもの。高校入学時、大学入学時、就職時、渡豪時、全て不安から始まり徐々に慣れてきて、いつの間にかその環境が大好きになっていました。
それが分かっていたから頑張れたのかもしれません。「不安なのは今だけだ、いつかこの環境に慣れてくるはず…!」そんな思いで必死に家・仕事探しをしました。

そこから3か月が経とうとしている今、仕事にも家にも慣れ生活リズムが安定してきました。
職場の人とも関係は良好で、仕事は忙しいけれども周りの人に恵まれているおかげで楽しく頑張れています。

居心地の悪さが自分を成長させる

現在の職場では大体のことが出来るようになり、一緒に働いている人とも仲良くなってきて当初の不安はほとんどなくなりました。
ただ、この慣れ親しんだ環境にい続けていいのか という悩みも当時にあります。
というのも、これまで新しい環境への挑戦が自分を成長させてくれたと感じているからです。
中学から高校に上がると頭のいい人、スポーツで小さいころから活躍している人がたくさんいることを知り、大学で上京するとさらにすごい人が数えきれないほどいました。
これまでの自分は井の中の蛙だったと何度も実感しました。

オーストラリアに来てからも、日本では英語を話せるとすごいだったのが、この国では英語は話せなければいけない環境に。
オーストラリアの田舎から都会に行くと、英語が流暢なのはもちろんのこと、3言語、4言語話せる人がたくさんいることを知りました。
実際今の職場には3言語以上話せる人がたくさんいます。

そういった環境が私を鼓舞してくれて、今は私も3言語目のフィンランド語に挑戦しています。

居心地がよくなった頃が移動のタイミング?

少なからずアデレードには今年中は滞在し続けるつもりですが、来年のことがどうにも決められません。
私の英語力は周りと比べるとまだまだなので、今の環境でもう少し勉強していきたいという思いもあります。

ただ、今年残り3か月で英語力をさらに向上させて新天地(一度は行ってみたいパースとか?)で新しい挑戦をしてみたい気持ちもあります。
今の職場のオーナーはワーキングホリデービザが切れても会社からのサポートでビザを発行してあげることも出来ると言ってくれています。

現在も買い手市場は続いておりオーストラリア全体的に(?)職探しが困難な中こういった対応をしていただけるのは非常にありがたいことだと思います。
ただ、私の夢 ”フィンランドに行く” は必ず実現させたく、今年フィンランドのワーキングホリデーが解禁されています。
今の職場で働き続けオーストラリアでの永住権を目指すか、フィンランドや(または他の国)へのワーキングホリデーを挑戦して更なる挑戦をし続けるか、選択肢の多さに悩まされる日々です。

刻々と決断が迫られていますが、どんな決断を取ってもその決断を後悔しないように努力・行動、何より楽しんでいきたい、そんな思いです。


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