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【後編】ハヤハヤアジア(アジアカップ2023遠征記)

カタールにアジアカップを見に行った旅行記です。

2日め

今日も元気だご飯がうまい。ご覧の通りの快晴ですが暑いというほどでもなく、風が強くて春くらいの気候でした。

DECCからタクシーで30分ほどのエデュケーションシティ・スタジアム。実は入場するまでにいろいろと問題があったのですが、日本にいる93の仲間たちに協力してもらい、無事に解決。
性格上どうしても他人に頼ることが苦手なタイプなのですが、こういう時に持つべきものはやはり友ですね。財布の時もそうですが、感謝してもしきれません。

そんなこともあったので余計に力が入ったイラン戦だったのですが、試合はとても残念な結果になりました。
大会に入る状態が悪かったのも、イラク戦でいい準備ができていなかったのも、ずっとおかしな失点が続いていたのも分かっていたのですが、それでもここまで見せつけられてしまった辛さは、うまく言葉にできない。

「この敗戦をいい薬にして次は頑張ろう」というのもよく分かるのですが、そもそもアジアカップはそんな捨て石にしていい大会なのか。ここに全力をぶつけてきた多くのライバルを見たからこそ、正直「悔しい」や「怒り」よりも「虚しい」という気持ちです。結果が出たところで言っても意味ないのですけどね。

挨拶にやってきた時に見た彩艶は、そのまま崩れ落ちてしまうのではないかという状態でした。もちろん褒められるような内容の大会ではなかったかもしれませんが、イラン戦が壊れたゲームにならなかったのは彼のおかげだと思っています。この苦しさを乗り越えてほしい。

帰り道はほぼ全員イランのサポーターでしたが、こちらもよっぽどすごい顔をしていたのか、数人が「残念だったね」と慰めてくれるだけでした。

スタジアムは35000人程の入りでしたが、イランの声量で脳が揺れるんじゃないかというような感覚でした。アジア予選に足を運んでいるサポーターは慣れたものなのかもしれませんが、これまで西ヨーロッパや東アジアに行くことが多かった自分にとっては衝撃が大きかったです。

あの雰囲気をもしFC町田ゼルビアが経験できたらと想像すると、正直怖くもあり、楽しみでもあり。いずれにせよ、その経験に一歩でも近づくための2024シーズンです。

いろんな感情がないまぜになった状態で、結局カタール対ウズベキスタンを見ずに空港へ。カレーを食べようとインド料理屋に並んだのですが、前のネパール人ご一行がチキンマサラを16人分一気に頼んだために厨房がパンクしていました。諦めて別の店でカレーを食べ、3700円(!)のシャワーを浴びてスタバでダラダラすることに。

ドーハの空港はこんな緑とか噴水とかもあって、時間を潰すには苦労しないところです。シャワーの金額だけはどうにかしてもらいたいものですが・・・。何だかんだ、プライオリティパスは作っておいた方がいいんですかね。

帰りの飛行機は爆睡のため写真なし。カタール航空、耳栓とアイマスクをくれるのはかなり嬉しいですね。後ろのインド人とイタリア人のオタクが大興奮でアニメの話をしていたのですが、無事に寝られました。

そんな感じで、おしまい。
デュークや海舟など、ゼルビアと関わりのある選手たちが出た初めてのアジアカップ。どちらも不本意な終わりだったかもしれませんが、クラブにとっては大きな一歩だったと思っています。

できれば次は、仲間たちと一緒に行きたいものですね。


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