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なぜ、素人が買いた本がここまで売れるのか。

紀伊國屋書店の医学書部門、第1位です!!

楽天でも1位取れてます・・・!!

ここ最近、書籍の売れ行きに関する嬉しい報告がたくさん入ってくる。

いくらGakken出版社とはいえ、無名の理学療法士が執筆した本がここまで世に認められる(=売れる)とは、なにごとだろうか。

その理由について深ぼってみた結果、忘れてはいけないことが見えた。


なぜ、素人が『本をつくる』のか

本をつくってみるとわかる。 『本をつくること』はまさに、骨が折れる。
そして、執筆経験がそんなにない(過去に執筆に関わった書籍や雑誌が数冊ある程度)素人にとっては、かなりのハードワークである。

下書き、本書き、赤入れ、修正、見直し、見直し、修正、見直し…(無限ループ)

見直しの段階で、本文は暗記している

膨大な時間がかかる上に、骨どころか心も折れる。
「これがベスト!!」と思って書いても、数日後には全文書き直したくなる。

これが執筆の常なのである

泣きたい

執筆直後は、容易く「もっと本を作りたい」とは到底思えない。それくらい、まさに骨も心も折れるのだ。

おまけに出版不況の世の中。本が世に受け入れられるかは、本当に未知の世界。

著名人や、世に知られている専門家ならともかく、素人の理学療法士である。出版日まで不安で慄いていた。

しかし、なぜそれまでして『本をつくりたい』と思ったのか。

答えはシンプルで、伝えたい人に、伝えたいことがあったからなのである。

本の出版は、だれでもできる

書籍の出版方法は大きく2つあるのは、もうみなさんご存知であろう。

一つは出版社を通す方法。そして、もう一つは自費出版である。

今や電子書籍での出版などは、だれでもスタートできる時代である。

1人で本を作り上げるのも、独自の世界観を思う存分表現できる絶好の場である。電子書籍なら在庫も残らないし、いつか取り組んでみたいくらい憧れる。

しかし、今回は誰もが認める実力を誇るGakken出版社さんからのご依頼であった。

この編集チームのみなさんとつくったという事実に、

この本が、なぜか売れる秘密が隠されている

と思うのだ。

売れ行きからわかる、本の意味

今回の本の工程はこうだ。

1. テーマ決定・構成案作成
  ターゲットやテーマを決め、全体の構成案を作成する。
2. リサーチ・資料集め
  必要な情報やデータを収集・整理。(主に文献閲覧)
3. 執筆(下書き)
  章ごとに文章を執筆し、アイデアを具体化。
4. 推敲・編集、イラスト作成
  書いた内容を確認し、文章を練り直す。
5. 校正(誤字脱字チェック)
  誤字脱字や表現の不備をチェックし修正。
6. レイアウト・デザイン
 表紙や本文のデザイン、レイアウトを決定。
7. 印刷・製本
 データを印刷し、製本作業へ。
8. プロモーション・販売準備
  販売戦略やPR活動の準備、書店などに納品。

私が担当したのは1〜5。そして8。
1と4は共著のイラストレーターkeiさんのプロ魂とのコラボレーション。

そして、4〜8は我らが敏腕編集者さんの向井さん、藤原さん、高木さん
6はさすがのデザイナーさん・編集者さん
7は印刷・製本担当者さん
8はGakkenさんのお力と、微力ながら我々の泥くさい営業である。

みてお分かりの通り、たくさんの方が関わっているのである。
そして、なにより今回感じたのは、

本づくりに関わった誰もが、紛れも無い愛情をこの本に込めている

ということであった。

著者である私とイラストレーターのkeiさんはもちろんのことであるが、それ以上に、Gakkenさんの編集チームの愛がすごいのだ

グッズ:アクリルスタンド

愛情が故に、知らないところでグッズまで作ってくださるというサプライズに感涙

売れるものには、意味がある

インスタント食品と、家族の手料理
既製品と手作り品

果たす役割は同じで、しかもタイパやコスパを考えると断然いいものが溢れかえる世界。

しかし、これらの違いは、そういうところではない。

もちろんインスタント食品や既製品にも、作り手が関わっているという意味では同じなのであるが。
マニュアル化され属人性がなく大量生産されるものと、人の手で時間をかけて作られるものの違いは明らかであろう。

では、何がちがうのか?

と問われると、うまく言語化するのは難しい。

しかし、言葉をシンプルにいうのならば

愛がある、あたたかさがある、生きている

「見えないなにか」がある

注:スピではない

という、得体の知れないなにかがあるのである。

表紙のインパクトもさることながら・・・

そんなことを考えていた時に、先日みたとある映画を思い出した。
それが、『ラストマイル』である。

この映画でも、一つの商品をポチったところから、どれだけの人がかかわり、どんなドラマを乗り越えてポチった手元に届くのかを考えさせられる。

どんなものも、「ものつくり」の裏側や、その背景に関わる人の存在を忘れたくないし、感謝を伝えたいと思ったのでした。

改めて、本書に携わっていただいたみなさま
本書を手に取っていただいたみなさま
かかわりのすべての人に

ありがとうございます・・・!!!


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kaho|理学療法士・パラレルワーカー
最後まで読んでくださりありがとうございます^^! こんな感じでダイエット・美容からキャリアの話まで、ちょっとためになるようなお話をお伝えしていますので、また読みに来てくださいね❣️

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