毎日何かなんて書けなかった頃
世界一周の旅に出たのは、ちょうど一年前の今日。
ちょこちょこ集めてた旅グッズをピカピカのバックパックに一気に詰め込んで。
わたしとみえるこは、南浦和駅でパパとママに手を振って普通に出かけた。
基本的に頭がお花畑よりな私たちは、成田空港に着いたところで実感ももてず、ふわふわふわふわしていたなあと思う。
初めに向かったのは、タイだったな。
そんな風に一年前のことを思い出せるのはきっと、やっぱり旅をしていた89日間は濃密で尊いものだったのだからだなあと思う。
せっかく旅に出るのだから、いっぱい色んなものを伝えなきゃ!って、特に旅に出る時は意気込んでいた。
地球は美しいって信じていたし
愛に溢れていると信じていたから。
それを見つけて伝えていきたいと本気で思っていた。
初めの30日間くらいは、なんか体力が持っていて、テンションも落ちる事がなくて、楽しいばかりで。色んなものがかけた。
でもある時から毎日ものを書く事ができなくなった。
旅って不思議でさ、
毎日感じる風、聞いてる言語、食べ物のスパイス、トイレのメーカー、電車の乗り方、ベッド、鍵の開け方、お金の払い方、タクシーの乗り方、そんないろいろが毎日変わる。特に私はシャワーの使い方がめちゃくちゃ下手でお湯の出し方がほとんどわからなかったな。、笑
みえるこがいなかったら水しか浴びれなかったよ😂
正直言って、洗濯物の枚数を数えながら手洗いして干して、何を食べるかお金と気持ちとお腹の調子と相談しながら考えて、その日どこに泊まるのか、という衣食住がままならない日々だった。
だから心と向き合う時間なんて本当に少なかったと思う。
みえることする茶番が楽しすぎてひたすら笑ってた気がするしね☺️
だからかなあ。
毎日何かを書くなんて到底できない日々だったなあって、今は振り返ってる。
忙しいとは心を失うと書くけれど、旅は時に忙しい状況に陥りやすいものでもあるなあと。
今は衣食住がとても安定しているから、安心して心と向き合える日々だと思う。
慣れない仕事のことに対して、疲弊したり苦しんだりしていたけれど、あの頃の日々に比べたら、全然忙しくないなあと思う。
こうして心と向き合えることが、実は今、とても嬉しいんだなあと思う。幸せなことで感謝している。
もう少しうまく生きて行けるようになったら旅をしながらこんな日々を続けられるようになるのかなあ。
とかたまに考えたりする。
来年の今日はどんな気持ちで過ごしているのかな。
思い出とは、過去から届くメッセージで。
きっと幸せでいてねと願われているような気持ちになる。
未来の私も、きっと幸せでいてね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?