一路

日本在住。学生。

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最近の記事

「メディアリテラシー」は「マスコミを信じない」ではない

きっかけ 先日のこと。Twitterのトレンドで「小野田議員」というのがあった。開いてみてみると、自民党所属の参議院議員の小野田紀美さんが、NHKに対する持論を述べている姿が話題になっていた。12月17日における参院予算委員会で、NHKの姿勢に疑義を呈し、放送のスクランブル化を求めている様子に、多くのTwitterユーザーが賛同の声を上げていた。  私自身は、小野田さんの意見に賛成も反対もない。近年のNHKの姿勢には確かに疑問を覚える部分もあるが、質の高いコンテンツを恒常的

    • ミッシェルガンエレファント、映画、アベフトシ

      THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)は、チバユウスケ(Vo./Gt.)、アベフトシ(Gt.)、ウエノコウジ(Ba.)、クハラカズユキ(Dr.)から成る伝説的なロックバンドだ。1991年に活動を本格的に初めて96年にメジャーデビュー、2003年に解散した。 2003年10月11日、ラストツアー『LAST HEAVEN TOUR』の最終日に幕張メッセで解散ライブが行われてから17年、2009年7月22日にギターのアベフトシが休止

      • コロナ禍におけるアメリカから日本への移動の体験レポート

        こんにちは、 ちょうど先日、2年ほど住んだアメリカはポートランドから故郷の日本へ帰国しました。この時期に飛行機に乗る、というまあまあ貴重な経験をしたのでここにまとめます。自分が二重国籍ということもあって、様々他の人とは違うこともあったのでそれもついでに。 旅程としては、 ポートランド国際空港 ↓ シアトル・タコマ国際空港 ↓ 羽田空港 という感じ。 ①チェックイン空港に着いてまずすること、チェックイン。 ポートランド国際空港では、こういう機械にピピっとコードを入力

        • 優しい人の話

          友人と優しさについての話をした。 一昔前に流行ったドラマの「家政婦のミタ」についての話題がでて、その主題歌である「やさしくなりたい」につながったのが話の発端だった。斉藤和義の曲である。めっちゃ好き。 その中で上がったトピックの中でも「優しい人は損をする」というのが印象に残っている。 字面だけ見れば、「優しい人」というのは限りなく良いことで、正義で、善のイメージがある。けれどその実「優しい人は損をする」という負のイメージもあるのはなぜだろう?というのがあらましだった。 例

        「メディアリテラシー」は「マスコミを信じない」ではない

          「1917」「彼らは生きていた」を見た

          タイトル通り、「1917 命をかけた伝令」(原題: 1917)と「彼らは生きていた」(原題: They Shall Not Grow Old)を見た。 どちらも第一次世界大戦のイギリス軍をテーマにした映画で、前者はフィクション、後者は実際のフィルムや写真を基にしたドキュメンタリーだ。 個人的にちょうどミリタリー系のファッションに興味を持ち始めてみた作品だったが、思った以上に心が動かされた。 先に見た「彼らが生きていた」では実際に百年ほど前に撮影されたイギリス軍のドイツ軍

          「1917」「彼らは生きていた」を見た

          「ヘレディタリー」を見た

          日本では本日からアリアスター監督作品「ミッドサマー」が公開されるらしい。 ということで、同監督の過去作である「ヘレディタリー」を見た。 そこまで詳しくは書かないけれど、一言で言うなれば「最悪」だった。 もちろん最高に面白い映画だったが、一言感想を述べるのであれば「最悪」以外思いつかない。 まず最初に着目するべき点は「音」だ。 近年のホラー映画やホラーゲームでは常套な手段となりつつある、大きな「音」でびっくりさせる表現が、今作品にはほとんどない。突然の大きな音、は確かにホ

          「ヘレディタリー」を見た

          映画「キャビン」を見た

          (この日記はネタバレを含みます) ホラー映画が見たい。 そう言い続けて2ヶ月くらい経ってようやく見た映画が「キャビン」(The Cabin in the Woods)だ。 と言っても、「キャビン」に関してはあんまりホラー映画を見た感覚はしなかった。 ホラー映画と言ったら部屋を暗くしてソファの上で膝を抱えてちょっと遠目から見る、みたいなイメージがあるけれど、「キャビン」に関してはそんなセッティングは多分必要ない。ポップコーン片手にアメリカンな雰囲気で見ても多分問題ない。

          映画「キャビン」を見た

          日記を書く

          アメリカはオレゴン州、ポートランド という街で学生を始めて、一年以上経った。 ついこの間まで紙の日記帳を使って、毎日日記のようなものを書いていた。毎日、というのは365日という意味で、それほど習慣が続くというのは僕にとっても初めてのことだった。 先日その日記帳の最後のページをついに終えてしまって、続けようかどうか迷っていたところに、インターネットという選択肢を得た。 若者が一日で見る文章量が多いのがTwitterやらInstagramやらのSNSである現代で、デジタルとい

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