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家づくりの本質と魅力とは何か

格好が良い家
おしゃれな間取り
良い間取り
インターネットに転がっていますが
それらをパズルの様に繋ぎ合わせたところで
家の本質に辿りつくことはできません

そもそも家づくりを語る前に
家とは何かを考えなければ
目指すことすら分からないはずです

簡単なことですが
家とは
人が住む為の建物です

家は誰の為に存在しているのか
そこに住む人の為です

まずはこのことを理解することで
私が思う家づくりに対する想いが
より解像度高く理解できると思います

「センスがあるかないか」

家づくりをしていると
任せる人(担当者や設計者)へ
センスを求めることがあります
しかし家づくりで家を生み出すことにおいて
重要なことは
センスがあるかないかの領域ではなく

人の素材そのものが 
住まい手の個性として
家の形や建築地との溶け込み方を変化させていきます

つまり人が皆違うからこそ
家の形が変化するということです

家は何のアートか私の答えは
人の生き方を表現するアートです

誰かを真似して生きることはどこかで
現実と理想の差を生み出し長く続くことはないでしょう

何故なら人の生き方は基本的に
自分の経験や思い出から生まれる意識や
思考から生まれるものだからです

真似をする行為は目の前で起きていることを
インプットし即座にアウトプットしている

このインプットからアウトプットまでの速度が
速いのか遅いのかで
真似と呼べる領域から
インスピレーションを受けているだけの様な
インプットから遠い話まで通じているのだ

話を戻して
人の生き方を表現するアートは過去の経験や思い出から
生み出されることになる

私たちの脳は記憶に限界があり
印象の度合いや時間の経過によってどんどん薄れていく

さらには
その都度意識をして思考したり
振り返りをしない限り
ほとんどの事象が全く記憶に残らず
風の如くその場から通り過ぎる

自分を構成する要素を言語化し過去を今表現するのは
自身の分析や振り返りがとても大切です
そして分析や振り返りの成果が
生き方の表現へつながり
家づくりをする時のアートに変化します

私は家づくりが
自己分析と自己表現であるとお伝えしたいです

過去や思い出を振り返り
今ある感情や思考とリンクさせることで
初めて自己表現が可能となります

私が言う家づくりとはこの自己表現の繰り返しです
表現し形にする役がビルダーだど考えます

これが私が思う家づくりの在り方であり
本質だと考えます

またこの自己表現に至る流れを経て得ることは多く
家づくりの先にある豊かな暮らしだけにとどまりません

自分を振り返るターニングポイントととなり
自分を理解した先の道が見えてきます

これが家づくりの魅力だと考えます
家をつくることが目的ではなく
人の為ということに焦点を当てて
検討し時間を割き得ることで

家づくりが人生にもたらす可能性が
大きく広がると考えています

家づくりが素晴らしい理由は
人がそれぞれである個性が素晴らしいからです

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