かがやき

櫻坂46と音楽、そして人生について

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櫻坂46と音楽、そして人生について

記事一覧

『無言の宇宙』を通じて、考察。

言語化というものについて考えてみたい。 さあ、考えてみてくれ、と言われたときに かの有名なヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の 第7の命題「語りえぬものについ…

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2年前
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『未来の答え』の歌詞を読む。

********************* 一番大事なものは 何だろうって思った 愛か夢か友達か 目を閉じて考えた ******************** あなたにとって一番大事なものは? と他人に聞かれ…

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3年前
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『君に贈る花がない』の歌詞を読む。

「君に贈る花がない」の歌詞は、-タイミング-がテーマの歌詞だと思う。 人間関係ってタイミングがすべてだ。 どんなに両想い(になりかけの甘酸っぱい二人)でも、タイミン…

かがやき
3年前
1

『三角の空き地』の歌詞を読む。

例えば、毎週同じラーメン屋に通ってみたり。 それが、都会の中に埋もれるようにして自己主張している狭い狭いラーメン屋だったとしても。 行くたびに景色が変わるなんてこ…

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3年前
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『~Do my best~じゃ意味はない』の歌詞を読む。

この曲が出たとき、みんなこう思った。 「メンバーはみんな元から努力してる」 「努力してる姿を見るのが好きなのに、意味がないとはどういうことだ」 「結果=金 か?そ…

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3年前
6

『アナスターシャ』の歌詞を読む。

僕が秋元康先生の書いた歌詞を読むときに大切にしていることは、この発想、喩えが、どこからやってきたのかということである。 秋元先生は、世界中の芸術作品から影響を…

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3年前
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『きっかけ』の歌詞を読む。

乃木坂46唯一の、誰に向けられたわけでもない卒業ソング 3期生初の卒業を発表した大園桃子にも この曲はすごく似合うと思う。 決心のきっかけは「理屈ではない」 じゃあ…

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3年前
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『サヨナラの意味』の歌詞を読む。

歌詞の読み方に唯一絶対の正解なんてありませんし、読み終えた後の僕の中でもいろんな説が渦巻いていたりします。 でも、そんな想いの濁流の中、一本の木の枝に捕まってい…

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4年前
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『無言の宇宙』を通じて、考察。

『無言の宇宙』を通じて、考察。

言語化というものについて考えてみたい。

さあ、考えてみてくれ、と言われたときに
かの有名なヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の
第7の命題「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」
もしくはその著書全体が浮かぶ人は多いと思う。

だが、この言葉の意味を今追いかけるとそれだけで
本が一冊かけてしまうので、今は簡単にまとめさせてもらうと

「愛」について言語化できるのは愛そのもののうちの

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『未来の答え』の歌詞を読む。

*********************
一番大事なものは
何だろうって思った
愛か夢か友達か
目を閉じて考えた
********************

あなたにとって一番大事なものは?
と他人に聞かれると結構困ると思う。

一番を選んでしまったら、
他のものとの別れが待っている気がしてしまって
悲しいと思う人もいるかもしれない。

ま。いろいろ浮かべるのが大事なんじゃないかな
あれかな?こ

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『君に贈る花がない』の歌詞を読む。

「君に贈る花がない」の歌詞は、-タイミング-がテーマの歌詞だと思う。

人間関係ってタイミングがすべてだ。
どんなに両想い(になりかけの甘酸っぱい二人)でも、タイミングが合わなければ
付き合う感じにならないこともある。
告白の答えが、気持ちとは関係なしに、ただのタイミングだけで真逆になってしまうんだ。

歌詞を読みつつ、タイミングひとつのすれ違いで、
時間の前後が変わるだけで、全然違う運命をたどっ

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『三角の空き地』の歌詞を読む。

例えば、毎週同じラーメン屋に通ってみたり。
それが、都会の中に埋もれるようにして自己主張している狭い狭いラーメン屋だったとしても。
行くたびに景色が変わるなんてことはないと思う。

いつ行っても同じような人たちで混み合っていて、いつまでも変わることないように見える。
それが、当たり前のように見えるけど、
「さあ、久しぶりに学生時代によく行ったあのラーメン屋に行ってみよう」

と思って目指してみると

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『~Do my best~じゃ意味はない』の歌詞を読む。

この曲が出たとき、みんなこう思った。
「メンバーはみんな元から努力してる」
「努力してる姿を見るのが好きなのに、意味がないとはどういうことだ」
「結果=金 か?そうなのか?」
「薄汚い犬!資本主義の豚!」
「拝金主義者め!」
「アウトロが長すぎる」
「ポカリのみたい」
「れんたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」

別に、それはそれで間違ってないと思う。
アイドルは過程が大事

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『アナスターシャ』の歌詞を読む。

僕が秋元康先生の書いた歌詞を読むときに大切にしていることは、この発想、喩えが、どこからやってきたのかということである。

秋元先生は、世界中の芸術作品から影響を受け、歌詞を製作している。もし、その発想の源流となった作品に出会て鑑賞することが出来れば、少しでも彼の脳みそに近づけると思うからだ。

1997年のアメリカ映画『アナスタシア』は、記憶を失ったまま孤児として育てられたロシアの皇女アーニャが

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『きっかけ』の歌詞を読む。

乃木坂46唯一の、誰に向けられたわけでもない卒業ソング
3期生初の卒業を発表した大園桃子にも
この曲はすごく似合うと思う。

決心のきっかけは「理屈ではない」
じゃあ、なんなんだろう。

********************
交差点の途中で不安になるあの信号
いつまで青い色なんだろう?
********************

だいだい、人生というのはうまく行っているときほど
不安なもんだ

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『サヨナラの意味』の歌詞を読む。

歌詞の読み方に唯一絶対の正解なんてありませんし、読み終えた後の僕の中でもいろんな説が渦巻いていたりします。

でも、そんな想いの濁流の中、一本の木の枝に捕まっているような感覚で、
僕の思いをこうしてまとめられたら、素敵だなと思うのです。

「守りたかった 愛に代わるもの」

僕が考えてみたいのは、ただこれだけのワンフレーズです。
秋元先生の歌詞では一番最後に
「比喩と現実をリンクさせるワンフレーズ

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