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英語自動翻訳ツール(メモ)

Google 翻訳に誤りが多いのは周知の事実。翻訳機械ってまだまだ使えないと思っていた私が間違っていました。そしてそれを教えてくれたのはやっぱり生徒。

先日、英語会話の授業で発表準備をしている生徒のパソコン画面を除くと、大量の日本語を打ち込んで、それを自動的に翻訳しているではありませんか。しかも間違いが少ない。ん?と思って見てみると生徒が使っていたのはこれ。DeepL(ディープエル)というもの。論文をコピペして翻訳するのにDeepLが優秀という話はどこかで聞いたことがあったのですが、私自身は使ったことがなく、生徒が使っているのを見て、初めて「これは使えるかも」と思ったのでした。

これを他の同僚に話したところ、下の2つを紹介してもらいました。
Papago(パパゴ)は以前いALTにも紹介してもらったことがありました。その時は、インターネットを授業で日常的に使うことが「遠い現実」だったので生徒に紹介したのみだったのですが、こちらは音声があるのでとても便利。15カ国ごに対応しているのも楽しです。授業でまた使ってみようと思っています。

あと、びっくりしたのはこちら。VoiceTra (ボイストラ)というもので、音声認識機能があるので、直接話しかければそのまま翻訳してくれます。授業で使えるかは良くわかりませんが、海外に行った気分で体験してみるのにはいいかもしれません。海外旅行などには最適でしょう。

すべて無料というのがすごいですよね。

もちろん、まだまだ間違うこともあるのですが、それをなぜ間違ったのかなど見てみると結構深い会話もできます。例えば、「お腹が空いたね」「お腹すいたよね」「お腹すいたな」など語尾を少し変えるだけで、翻訳は変わります。日本語の意味について考えたり、それを翻訳することについても考える活動につなげらるかもしれません。

これを使っていた生徒は「先生に怒られるかと思った・・・」と戸惑っていましたが、これからはこのような翻訳機能も使いながら英語力を強化していく時代になるのだろうと思います。音声機能もあるなら昔のように発音記号なんていらなくなるのかもしれませんし、英語学習アプリやサイトを紹介することも英語教師の仕事の一つになって行くのかもしれませんね。

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