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復帰訓練の大変さを思い知った休職10か月目①


中学校でせんせいをしているわたし。
昨年、双極性障害Ⅱ型と診断され、いまはお仕事をお休み中です。



6月で、休職し始めて10か月が経ちました。

休職しはじめは薬も合わず、長引くうつに苦しみもだえていましたが、10か月かけてだんだんと元気になってきました…!

自分に合う薬が見つかったのはもちろんですが、「セルフコントロール」が少しずつ身についてきたのも大きいです😌

いわば、「自分のこころの波の上でうまくサーフィンする」という感覚かなぁ…
ぜんぜんまだまだだけど…笑



さて、この10か月間を振り返ると…

・基本的に家にずっといる。
 ⇒基本的な生活習慣はすごく整えられたと思う!
  睡眠、運動、趣味の質と量はイマイチ…😭

・病院やカウンセリングを定期的に受けた。
 ⇒少しずつ自己改良は進んでいる気がする!
  しかし落ちる時は落ちる😭しかも突然に😭

・4人以下の友達には会える。
 ⇒5人以上の集団にいるのは難しい。
  4人以下でも体力の消耗が激しい😭

・1対1で会話するほうが安心する。
 ⇒気心知れた人以外と話すのは2時間が限界
  気を張りすぎて身体バキバキになる😭


うーん…


改めて書き出してみると、元気になってきているけれど、せんせいとして復活するには、まだまだ課題がたくさんあるなぁ…という印象です。




というわけで、教員の訓練所での職場復帰訓練に応募しました。
復帰に向けての一歩を踏み出せるように、やれることはやろう〜!と思ったからです。
でもなんか、訓練の内容の事前情報を聞けば聞くほど、全然たのしくなさそうで意欲が落ちてゆきました…まあ訓練だから仕方ないかぁ…


結局、管理職同席の面接の結果、合格(訓練参加していいよ〜通知)をもらいました。
嬉しいのかイヤなのか…笑


それを報告すると、主治医からは

「いいか?がんばるな。決してがんばるな。
決められた時間に行って帰ってくることだけがんばること。
訓練の内容だとかはマジでどうでもいい。
とにかくがんばらない。むりしない。いいね?」

…と、釘を100本くらい打たれました😇
応援してくれるというよりは、ブレーキをめちゃめちゃかけられています…こわいよ〜笑


それもそのはず。
双極性障害なので、躁になったら必ずうつが来ます。

今まで以上に自分の身体と心の声を聴いてあげないと、訓練を無事に終えることはできません。


この訓練を受けることにより、
人生初イベント「がんばることをがんばらない」
を本気でやることを強いられることになりました。

今までやろうとしては挫折してきた、大いなる課題です。
はたして克服できるのでしょうか…

これで克服できたらすごいけど…ほどほどにやります…笑




わたしは「自分を大事にする」という盾を持たぬまま、「がんばる」という剣だけをもって、丸腰で生きてきました。

ここまで、社会という名の「荒波のダンジョン」をくぐりぬけてきたのは、奇跡みたいにすごいことだけれど…

でも、この先の未来、「がんばりの剣」だけでは生きていけません。


盾はもちろんのこと、毎日を生きるための水も、食料も、調子が悪くなった時の薬も、剣が折れた時のほかの武器も、地図も、コンパスも…
人生という旅には、たくさんの道具が必要です。

そして、ダンジョンを一緒に旅する、いろんな能力を持った心強い仲間も。


これから先の長い長い人生の旅に必要な道具と、
同じ境遇を経験した、心で支えあえるかけがえない仲間との出会いを求めて、
わたしは訓練所に向かいました。


どきどきどきどきどき………


つづく…



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