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お前、プロ彼女だったのか。

※タイトルは新美南吉作のごんぎつねより、
「ごん、おまえだったのか」
の雰囲気で読んでください。

プロ彼女である。
それは日本の都会の、キャバクラとかラウンジとかに住んでいるとかいないとか言われる、いい男を落とすのに心血注いだ女たち、だと私は勝手に解釈している。

さてそんなプロ彼女、否、プロ彼女もどき。
私が昔勤めていた会社に、そのプロ彼女もどきがいたので、是非ともご紹介したい。
そうそうお前の事だよ。
松たか子に似てるって自称して、遠慮ない失笑買ってたお前の事だよ。
無論爆笑で失笑した奴らにもにも引いたよ。
もうお前ら

全員まとめて大嫌いだよ笑笑

以上な。

さてそんなプロ彼女だが、彼女はプロから足を洗い、っつーかプロになりきれずに片田舎の水商売から足を洗って、なぜだかベンチャー企業にたどり着いたようだった。

たしかにベンチャーは見てくれはいい。
有名大学卒男子や、外見だけはハイスペック男、基本的にみんな若いし、多少歳食ってたとしても、その経歴だけは華々しいやつらがいっぱいいるからだ。

だがしかしその実態は、大手企業に入れなかった中身ポンコツ野郎ばかりだし、経歴華々タイプも結局はそこからこぼれ落ちているだけで、ベンチャーの中から真のハイスペくんを探すのは、それこそ大量の砂利の中から宝石の一欠片を探すようなものなので、ほぼ無理ゲーだと考えていい。玉石混交という言葉が可愛く思える稀さである。
※でもごく稀に優秀な人はいて、そんな人はベンチャーで好き勝手ハードに仕事をし、ノウハウと人脈を掴んだら、ちゃっかり独立したりします。ようはそもそも勤め人が向いてないタイプ。

とにかくベンチャーに潜り込んだ彼女は、キャバクラで磨いた見極め力で、四方八方で股を開きつつ、最終的には良き男を一本釣りゲットしたみたいなんだけど、それがねーまたねー

超学歴ロンダリング男

なんだよなー、というオチ。
しかも中身も割とポンコツなんで、中途半端なプロ彼女は中途半端な男しか捕まえられないというロジックが成立してしまい、私はなんともいえない物悲しさを覚えました。
人生なかなかうまくいかないよね。

でもねー、色々Twitterの波に揉まれると思うんですわ。
元キャバ嬢なプロ彼女のあの子も、学歴ロンダも割と裕福な家庭の子で、親はバリバリの高度成長期世代なので、そのままどちらかの地元に居座れば、比較的裕福な生活ができる人たちなんですよ。
特にプロ彼女なんか話聞く限り、親が土地持ってそうだったから、多分彼女は学歴ロンダを連れて、地元帰って親に頭金借りるなどして、一軒家建てるみたいな田舎贅沢コースに進んだ方が、都会消費金なしコースよりもいいんじゃないの、とか勘繰っちゃうわけです。まあプロ彼女の匂わせ話が全部嘘だったら話は別ですが。

とはいえ、偏屈な学歴ロンダも、地元帰ったら負け確定なプロ彼女も絶対そんなことするはずなくって、親の助けも借りられず、親に孫も滅多に見せられず、都会で窮屈な家を借り、SNSすらできなくなった姿を見ると、涙がでます。
正直わたしには真似できない。
だってハードすぎるもの。

あっ、そういえば都内住みだけどディズニーランドとか行ってます?
私らは家族4人でいって金に糸目をつけず豪遊したザマスよ。そういうこと、あなたたちにはできないでしょ?

あ、タイトルと内容が全く合わなくなってしまった。でもまあいい。
元プロ彼女と会わなくなって10年経ち、ようやく彼女がプロ彼女だったと知っただけの文書ですので、内容はなくて当たり前だよね。
(開き直った)

中途半端なハンターは中途半端な獲物しか捕まえられない。だから周りもプロ彼女だってことすら気が付かない。
でもそのおかげで、水商売から離れられ、あの安月給でも働いていられるのだなと感心する。
まっ、でも、私みたいなバカはともかく、多少なりともそういうお店に出入りしてた男性はみな気がついてたみたいだけどね。
お酒の注ぎ方、服装の乱れ方、アクセサリーの付け方。ぜーんぶ滲みでてしまうから、それを見る男性の目は、明らかな差別と侮蔑が、隠すことなく丸出しでした。
それもまた同じ女性として、側から見て不快だった。
彼女だって、幸せになりたかっただけなのにさ。

とかなんとかいいつつ気がついちゃった心理をひと言!皆さんもご一緒に!!

「お前、プロ彼女だったのか」


※途中から、単なる都会にマウントをとる田舎民になってしまったので申し訳ねぇっす。オラ、そんなつもりなかっただっす。
色んな生活があるけど、オラは田舎で幸せだしおめぇらも都会で幸せならよいんでねぇの。
たのむからこっちにはこねぇでくれよな!

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