kaemon

私の趣味は旅と写真です。国内の旅では47都道府県すべて。海外では、57ヵ国へ旅しました…

kaemon

私の趣味は旅と写真です。国内の旅では47都道府県すべて。海外では、57ヵ国へ旅しました。旅行先で撮った写真は数万点になりますが、その中から気にいった写真を編集して「カメラ紀行」として随時投稿していく予定です。

マガジン

  • カメラ紀行「世界の絶景」

    世界を巡る旅で撮った写真を厳選して"カメラ紀行「世界の絶景」"としてテーマ別にまとめました。

  • 四季のフォトスポット

    主として関西地区のフォトスポットを季節別にまとめました。 今後、撮影時期の2か月前に記事を追加する予定です。

最近の記事

ドライブ紀行「忘れられない旅」             その1.蒜山高原の秋

1.牧歌的な高原ドライブ 岡山県と鳥取県の県境に丸みを帯びて女性的な三つの山が寄り添うような形で並んでい る。  蒜山三座と呼ばれる山々で、南麓一帯は広大な蒜山高原となり、「岡山のチベット」 といわれる中国山地の麓まで東西二十キロ、南北十キロの大草原となっているe  「県道をはしっていたのでは蒜山の本当の良さはわからんじゃろ…」土地の人にすすめられ、高原観光道路に入ると急に視界が開け、およそ日本離れした牧歌的な景観が展開する。  澄みきった青い空、深い緑の森を背景に、広々

    • 「世界の絶景」  9.涼を呼ぶ風景  

      夏の暑い最中に少しでも「涼しさ」を味をっていただこうと思い、今回は「涼を呼ぶ風景」をテーマに「川・湖・氷河」の写真を選びました。 1.ザンベジ川観光(ザンビアとジンバブエ) アフリカ南部を流れ、インド洋に注ぐ河川・ザンベジ川。  全長は約2,750キロメートルで、ナイル川、コンゴ川、ニジェール川に次ぐアフリカで4番目に長い川として知られている。  この壮大な川は、ザンビア北部に源を発し、アンゴラ、ザンビア、ナミビアを流れ、ザンビアとジンバブエの国境を越えてモザンビークに入り

      • 「世界の絶景」  8.南極クルーズ

        1. 大型客船で南極クルーズ 地球にある6大陸のうち、もっとも人間の開発が及んでいない大陸。各国の研究機関の基地に駐在する研究員の他は、ごく少数の観光客以外はほとんど訪れない秘境中の秘境。地球に残る最後のフロンティアとも言える南極を大型客船で遊覧するクルーズに乗船した。 2.ウシュアイアからキングジョージ島へ■3月6日20時 南米最南端の港・ウシュアイアを出航。  南緯55度付近から62度付近の暴風圏に横たわり「地獄の海峡」とか「365日嵐の海」と呼ばれている魔のドレーク

        • 日本の四季_盛夏の候           ぐるり北海道の旅

          1.利尻島と礼文島 ① 稚内から礼文島へ  礼文島は、北海道の北部、稚内の西方60㎞の日本海上に礼文水道を挟んで利尻島の北西に位置し、人が居住する離島としては、最北端となる。   レブンという名前はアイヌ語で「沖の島」を意味する「レブンシリ」に由来する。  冷涼な気候により海抜ゼロメートル地帯から二百種類以上の高山植物が咲き乱れているため別名花の浮島と呼ばれている。   稚内港からフェリーで礼文島へ向かう。  この日は海がひどく荒れていて、デッキに立っても両手でカメラを構

        ドライブ紀行「忘れられない旅」             その1.蒜山高原の秋

        マガジン

        • カメラ紀行「世界の絶景」
          24本
        • 四季のフォトスポット
          18本

        記事

          日本の四季_盛夏の候  一泊二日編その4 長野・信濃路の旅

          1.八千穂高原■白樺林が美しい八千穂高原  八千穂高原は北八ヶ岳の東麓に広がる自然豊かな高原。  この広大な八千穂高原には、約200㏊の敷地に50万本の白樺林が堂々と植生し、その群生は日本一にふさわしい優美さ。  ヤマツツジ、ミツバツツジ、レンゲツツジ、ドウダンツツジの群生地としても有名だが、私が訪れた七月はシモツケソウと白樺とのコントラストが美しかった。 2.蓼科・車山高原■ニッコウキスゲ咲く車山高原 蓼科といえばビーナスライン!  長野県にある1,925m

          日本の四季_盛夏の候  一泊二日編その4 長野・信濃路の旅

          日本の四季_盛夏の候    一泊二日編その3 長野・志賀高原の旅

            1. 志賀高原の夏を撮る ■魅力溢れる夏の志賀高原  「志賀高原」は長野県下高井郡山ノ内町にある標高約1000mに位置する高原地帯だ。  冬は18ものスキー場が営業する日本最大級のスノースポーツエリアとして知られている、この高原の特徴は、周りを囲む2,000m級の山々とそれらの火山活動によってできた湖沼や湿原。高原植物が育つにはぴったりの環境だ。  夏の平均気温は約23度と避暑地としても好まれている。  夏を迎えると、数多の池や沼、湿地帯が姿を見せ、高山植物に彩

          日本の四季_盛夏の候    一泊二日編その3 長野・志賀高原の旅

          日本の四季_盛夏の候    一泊二日編その2 鳥取・砂丘と大山山麓の旅

          1.鳥取砂丘の夕日 ■砂の世界が広がる鳥取砂丘  鳥取砂丘は、鳥取市の日本海海岸に広がる代表的な海岸砂丘だ。  山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4 km、東西16 kmに広がる。  1955年に国の天然記念物に、2007年に日本の地質百選に選定された。大山と並んで鳥取県のシンボルの一つとされている。  8月7日午後7時、真っ赤な夕日が西の彼方に沈み始めた。  茜色に染まる空と夕日を眺めながら、ゆっくりと時間が過ぎていくのを感じられる贅沢な時間を過ごす

          日本の四季_盛夏の候    一泊二日編その2 鳥取・砂丘と大山山麓の旅

          日本の四季_盛夏の候  一泊二日編その1.和歌山・南紀を巡る旅

          1.熊野古道を行く(1)熊野本宮大社  全国の「熊野神社」の総本宮にあたる熊野三山。  三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、聖地熊野本宮大社だ。  熊野参詣道のなかでも、多くの人々がたどった「中辺路」を歩くと、難行苦行の道のりを終え最初にたどり着くのが熊野本宮大社で、最初にこの大社を望む「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野大社を伏し拝んだ、との由来からと伝えられている。 (2) 大斎原の大鳥居  熊野本宮大社本殿は大斎原にあったが、明治二十

          日本の四季_盛夏の候  一泊二日編その1.和歌山・南紀を巡る旅

          「世界の絶景」7.フィヨルド

          1.フィヨルドとは 氷河は、数万年もの時間をかけて、数千メートルも降り積もった雪が融けずに固まり、氷へと変化したものだ。  その氷河が自分自身の重みによって、速くても1年間に数百メートルというスピードで山の斜面を下り、滑りながら底にある地面を深く鋭く削り取り、U字谷と呼ばれる深い谷を形作ってゆく。   フィヨルドは氷河期の終わりごろに氷が融けて海面が上がったために、この深い谷の一部が海に沈むことで形成されていったのだ。  フィヨルドの特徴は、湾口から湾奥まで湾の幅があまり変

          「世界の絶景」7.フィヨルド

          日本の四季_盛夏  日帰り編

          滋賀_1 草津水生園水の森蘇った蓮の群生草津水生園  水生植物公園みずの森が隣接する、琵琶湖南東部の烏丸半島は約十三㏊の「ハスの群生地」として、国内でも最大級の規模として知られていた。  しかし、二〇一六年にハスが突然消滅してしまったことから、翌年、関係者や専門家等と市民が協働で『ハスいっぱいプロジェクト』を立ち上げ、ハスの見どころ創出に取り組んだ結果、二〇二二年は園内で約百種のハスの花が楽しめるようになった。  有名な大賀ハスをはじめ、多くの品種は七月上旬~下旬にかけて

          日本の四季_盛夏  日帰り編

          カメラ紀行「日本一周10日間の旅」

           MSCベリッシマで巡る日本一周10日間のクルーズに乗船した。  5月6日横浜港出港、函館、秋田、金沢、済州島(韓国)、鹿児島へ寄港し、15日に横浜に帰港する10日間の旅だ。 イタリア語で「美しい女性」を意味する「ベリッシマ」。  全長315m、デッキ数19階、客室数2,217室(乗客人数5,568人)の豪華客船だ。  横浜発着の日本一周クルーズといっても、マルタ共和国を船籍とする「ベリッシマ」の1,536人の乗組員の大半は日本語を話すことはできない。一歩船内に入ればもうそ

          カメラ紀行「日本一周10日間の旅」

          「世界の絶景」 6島 その7 セイシェル・マヘ島 

          クレオールな国・セイシェル  インド洋にぽっかりと浮かぶ島国セイシェル。  人口は約8万人、面積 460k㎡、115の島々から成るこの国は、17世紀にフランス支配下でヨーロッパからの移民が開始され、アフリカから多数の奴隷が連行された。  1815年に英領に移行。直轄植民地となったあと、1976年に「セイシェル共和国」として独立。翌年、クーデターにより社会主義政権が成立する。  しかし、93年には新憲法が制定され複数政党制となった。独立以来、一貫して非同盟主義をとる。  公

          「世界の絶景」 6島 その7 セイシェル・マヘ島 

          四季のフォトスポット 初夏・向暑の候 

          1.京都1_1 当尾の里を歩く ◆岩船寺  古来、都から少し離れたこの「当尾の里」で沢山の僧侶が修行に打ち込んでいた。その名残りか僧侶が過ごした庵はお寺となり、道中には多くの石仏が見られる仏教色の強い土地となったという。  とくに岩船寺から浄瑠璃寺へ至る道は、その昔、僧侶が修行を積んだ道として多くの石仏や石塔が残されている。  京都府木津市にある岩船寺は隠れたあじさいの名所。いかにも山寺といった趣がある三重塔と紫陽花のコラボは風情を感じさせる。 ◆石仏の道  岩船寺から

          四季のフォトスポット 初夏・向暑の候 

          「世界の絶景」 6島 その6 エーゲ海の島々(ギリシャ) 

          1.エーゲ海クルーズ 数多くの世界遺産と、異なる魅力を持つ美しい島々が魅力のギリシャのエーゲ海。  青い海に美しい街並み、まるで絵に描いたような風景が広がる。  アイギナ湾に浮かぶ、ポロス島、イドラ島、エギナ島を巡る一日クルーズに乗船した。  ペロポネソス半島からもっとも近いポロス島は、白壁と橙色の屋根が印象的な家々が並ぶ素朴な島。細い路地を抜けて丘を登ると、エーゲ海の絶景が待っていた。  別名「芸術家の島」ともいわれるイドラ島。ロバがまだ移動手段として使われる自由奔放な

          「世界の絶景」 6島 その6 エーゲ海の島々(ギリシャ) 

          「世界の絶景」    6島           その5 セブ島(フィリピン) 

          1.セブ・リゾート どこまでも続くホワイトサンドビーチ、青く透き通った美しい海。  日本からたった4時間のフライトで行けるフィリピンは、7,107もの島々から成り立っており1島に1ビーチリゾートがあると言われ、アイランドホッピング(周辺の島々をボートやセスナで訪れるツアー)を目的が盛んだ。  その中核となるセブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島にある島で、南北に225kmにわたって伸びる細長くて大きな島である。  面積は4422km2。周囲はマクタン島、バンタヤン島、マラパス

          「世界の絶景」    6島           その5 セブ島(フィリピン) 

          四季のフォトスポット        初夏・新緑の候Ⅱ

          1.木曽路を巡るカメラ旅◆島崎藤村ゆかりの馬籠宿  ―木曽路はすべて山の中である―。 言わずと知れた、島崎藤村の名作「夜明け前」の、あまりにも有名な書き出しだ。  主人公・青山半蔵のモデルは、中山道馬籠宿で代々本陣・庄屋・問屋を務めた島崎家十七代当主・正樹である。  私の「木曽路のカメラ旅」は、藤村の足跡を辿ったわけではないが、藤村ゆかりの「馬籠宿」から始まった。    馬籠宿は、石畳が敷かれた坂に沿う宿場町。  日常から離れ、水のせせらぎ、小鳥のさえずり、街道を横切る

          四季のフォトスポット        初夏・新緑の候Ⅱ