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人生フラフラロンドン日記 ~Week 68~

ロンドンに来てから68週間が経過。いろいろなことが立て続けにあり、ほぼ先々週の日記になってしまった。これを書いている今はすっかり夏であり、昨日なんて昼間は30℃にも気温が上がったところだ。しかし先週はとても寒かったような気がする。少し暖かな太陽に引き寄せられて、薄着で出かけて痛い目を見るような週だった。見事に風邪もひいたし、中々ツイてない週である。考えると体が全快なのは随分前な気もする。夏前には体を柔軟に動かせるようになりたい。

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1.

ピクニック日和続く。だんだんと日差しが強くなってきてピクニックに最高な日が増えてきた。というかイギリスの夏なんて酒かピクニックか音楽ぐらいしかやることがない。今の季節はどこの公園に行っても人だらけだ。日本との違いはジメジメしてないことや、蚊がいないことだろう。それだけでピクニックがしやすい。美味しいものを集めて、酒を飲んで、芝生に寝っ転がるだけで幸せの2割分は保証されている気がする。そんなこんなで1週間で3回もピクニックをした。たとえ18時集合だとしてもまだまだ明るいところがイギリスのさらにいいところだ。

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2.

先週の音楽まとめ。

HackneyのOsloで春ねむりを観た。直前の公演を体調不良で飛ばしてしまっていたので、少し不安だったが無事に開催。Osloの公式ポスターではHanu Nemuri(ハヌねむり)になっていて少し笑ってしまったが、会場の盛り上がりはとても凄く、海外での人気に驚いてしまった。時代の最前線を走るライオットガール、僕らが求めているヒーロー像はこんな感じなのかもしれない。

New Cross GateのNew Cross Inで明日の叙景を観た。昨年の新譜『アイランド』はブラックゲイズの名盤。それでいて独特な感性で夏を感じられる叙情系ハードコアはどこかでParannoulをも彷彿とさせる改心の出来だった。ライブのクオリティもとても高く、久々にこんなジャンルに触れてはウキウキなセットだった。

金曜と日曜はFOLDに。金曜は友人が日本に帰ってしまう前ラストのFOLDということで足を運んだが、やはりなんだか全然実感がない。日曜日に彼がいなくなったFOLDに足を運んで、なんだかとても大きな存在だったのだなと思っていた。また遊びに来てください。

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3.

自分の誕生日会が終われば次は友人たちの誕生日会。いつもお世話になっている友人たちの誕生日会があった。集まった人の数を見て、ロンドンにはまだまだ知らない日本人の人がいるんだな〜とびっくりしてしまった。久々に人に誕生日プレゼントを買うために頭をウンウンと唸らせていたのだけど、気に入ってもらえたみたいでよかった。ついでにあげた僕の大好きなライスクリスピーのバーもお気に入りになってくれた嬉しい。今のところ好きな人が自分と恋人ぐらいしかいない。

そして裏テーマは日本に本帰国してしまう友人のサヨナラ会だった。誕生日会を終えて、彼の部屋に行き、まだまだ散らかっている光景にゲラゲラ笑いながらも、朝になれば綺麗な部屋に少しの寂しさを覚えた。そのまま空港に見送りに行って、やっといなくなってしまうことを実感してしまう。こっちで出会った分、なんだか日本よりも密度の濃いイベントが多かった。ような気がする。そう見えていざフタを開けてみれば空っぽなのかもしれないけど、寂しいという気持ちだけは本当だった。見送ることが続いていく。いつか僕もこうやって見送られる日がくるのだろうか。

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〜今週のまとめ〜

先々週ということでリアルタイムな心の動きは思い出せないので、去ってしまった友人のことでも書こうと思う。僕はこのロンドン生活が終わったら出会った人でZINEを作りたくて、まずは彼にインタビューをした。「日本で出会ったらきっと仲良くなってなかったこと」、それが話を聞いていて面白いトピックだった。「ロンドンで出会ったからこそ何度も会う機会があり、幾度目かで仲良くなるタイミングがあったこと」、それは紛れもない事実で、ロンドンにいることの幸運の一つである。最後に出来上がるZINEが自分のためのものであり、今後いつかロンドンに向かう人のためのものになればいいなと思う。イギリス生活はまだまだ続く。

朝日に照らされるパンは美味しい

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