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人生フラフラロンドン日記 ~Week 50~

ロンドンに来てから50週間が経過。記念すべき第50回。僕は大の三日坊主でまともに何かが続いてきた試しがないから、このしょうもない日記(というより週記?)を50回も更新してきたことでさえ少し感慨深いものがある。もう恥ずかしくて1週目の日記は読めないが。何より今は「小さい出来事1つ」+「主な出来事3つ」+「週の感想と食べたもの」というフォーマットが出来上がっているけども、何も決まってなかった時の日記がなぜか怖くて読めない。これは何フォビアなんだろう。次に読むのは日本に帰った時にと決めている。

朝、家を出たら木に見慣れぬ鳥がいた。緑色の体に赤いクチバシ、曇り空が多いこの国にしてはやけにエキゾチックな鳥。いやエキゾチックすぎる。それに加えてオウムのように図体が大きい。「こんな鳥、イギリスの野生にはいないやつだろ!」とInstagramのストーリーに載せたところ、鳥好きの友人から野生との報告。Ring-Necked Parakeet、日本名ではワカケホンセイインコという鳥のようで、元々ペットとして持ち込まれたが、50年ほど前にイギリスで繁殖し始めたらしい。何とこの鳥、関東圏でも野生として生息しているみたいだ。本当に…?

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1.

バスで3時間、電車だと2時間、イギリス南部のBournemouthに遊びに行った。イギリスの長距離交通機関はかなり安いと思う。直前はもちろん高いが、数週間前に買えば大体10ポンド前後で今回のBournemouthのチケットも買えた。国内有数のリゾート地で、確かにその砂浜はサラサラ。夏には多くの観光客が訪れるらしい。ただ訪れたのが冬だからか、どことなく「春の海」が聞こえてきそうな正月感の溢れる海だった。だけど冬の海も趣があって良い。観光客も少ないので町の雰囲気は学生街という感じだった。Bournemouthはblurのアレックスの出身地。そんなblurはサマソニのヘッドライナーになった。めでたい。サマソニのヘッドを2組とも当てた僕のフジ予想はタイラー、キラーズ、ロード。当たったら日本に帰らせてください。

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2.

Hackney WickにあるAll My Friendsというリスニングバーに。ここはリスニングバー兼レストラン兼レコード屋も兼ねているような面白施設だった。日本出身のシェフもいるようでメニューには広島焼きの文字も。リスニングバーというと、日本にいた頃は少し入りづらい印象があったが、ここはとても居心地が良い。真横がQueen Elizabeth Olympic Parkということもあって、公園も少し歩いたけど東京の臨海地区のように綺麗な場所だった。家から遠いこともありまだまだ開拓できていないけど、東は面白い場所ばかりだな〜。もっと街を知りたい。

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3.

華金はKentish TownのCamden Beer Hallに。ここは街中のパブで見かけるCamden Townシリーズのブルワリーで、綺麗なビアホールも併設されていた。普段はHells LagerとPale Aleの2種類ぐらいしか見かけないが、見たことのないCamdenシリーズの品揃えにワクワクしながら「これは美味しい」、「これは味が麦茶」などとあれやこれや飲んでいた。ビールが好きな友人が来たら是非とも連れて行きたい場所。この日は友人が日本帰国前ラストの飲み会だった。とはいえYMSから本格的にこっちでの就労ビザに切り替え期間の帰省。イギリス生活が終わる頃に彼に髪を切ってもらうのは今年の目標の1つ。春になってまた会える時が楽しみだ。

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いつの間にかに50週間。350日、8400時間もあれば色々なことが変わった。手に入れたものも無くしたものも半々ぐらい。沢山の後悔を抱えているし、毎日自分の未熟さに嫌気がさすけども、それでも良い方向に進んでいることは間違い無いと思う。落ち込んでいる時の自分は格好が悪い。街中のガラスにたまたま映った自分を見て思った。言葉が行動を追い越すことは良くないと思うけど、発破をかける意味で追い越して、追いつけの気持ちで前を向いている。1年経っての日記でウダウダまとめを書いても仕方ないので今のうちに。イギリス生活はまだまだ続く。

火鍋、辛くて辛い

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